大学生「安倍総理、国民を守るためとウソをつくのは止めて下さい」
大学生「安倍総理、国民を守るためとウソをつくのは止めて下さい」
安倍政権が目論む「経済的徴兵制」は確実に若者の足元に忍び寄っている。
「借金のカタに戦地に行かされるのはゴメンだ」。将来、銃を手に取る可能性のある学生たちがきょう、若者の街・渋谷で戦争法制に反対する声をあげた。(主催:SEALDs)
都内の大学4年生(男子)は奨学金560万円の返済を背負う。就職はまだ決まっていない。返済は「悩みだ」と重い口調で話す。
彼がマイクを握った―
「いったいなぜ、学校に行きたい若者が昼夜バイトを掛け持ちしなければいけないこの国で、私たちは国のために戦わなければいけないのでしょうか?
安倍総理、もしくは政府の皆様にお願いです。もう国民を守るためとウソをつくのは止めて下さい」。
『田中龍作ジャーナル』は片っ端から参加者に聞いたが、半分は奨学金を受給していた。
主催者は全政党に声を掛けたが、与党議員は来なかった。野党は民主、共産、維新、社民、生活が参加した。
山本太郎議員が声を振り絞るようにして呼びかけた―
「経団連が今より安い労働力を爆発的に増やせと言っている。組織票、資金提供を受ける政治家は皆さんのことは全く考えていない。大企業に対する御恩返しだけ。
戦争法案とんでもない。70年続いた日本の平和ブランドを一気にクリアランスセールすること。
安倍政権になって真っ先に武器輸出三原則を廃止した。武器を外国に売れと政治にプレッシャーを掛けて来た。武器を作って儲けようとして売る企業がいっぱいいる。企業が儲けてもあなたの財布は潤わない。政治を変えなければダメなんです」。
戦争と貧困はコインの裏と表だと言われる。それを地で行くのが奨学生だ。安倍首相の自己満足と資本家の利益追及のために大事な人生を奪われては、たまったものではない。
◇ ◇
『田中龍作ジャーナル』は読者が支えるメディアです。取材制作にはコストがかかっています。
◇
『田中龍作ジャーナル』では取材助手を募集しています。時給、交通費当日払。ジャーナリスト志望の若者を歓迎します。学生可。詳しくは…tanakaryusaku@gmail.com
◇
『田中龍作ジャーナル』では取材助手を募集しています。時給、交通費当日払。ジャーナリスト志望の若者を歓迎します。学生可。詳しくは…tanakaryusaku@gmail.com