安倍政権の報道弾圧は入り口にさしかかっただけ
安倍政権の報道弾圧は入り口にさしかかっただけ
「マスコミを懲らしめろ」「沖縄の2紙を潰せ」・・・自民党の親アベ議員の勉強会で飛び出した報道への圧力発言が、報道界を大きく揺さぶっている。
圧力を掛けられたメディアの労働者を代表して新聞労連の新崎盛吾委員長がマイクを握った―
「ようやくメディアが萎縮の壁を破って声をあげ始めた。朝日バッシングの時と比べて他紙が社説で今回の問題を取りあげた。これまで保守的と言われた新聞社も今回は声をあげて訴えている…(後略)」
「沖縄はゆがんでいる。この矛盾を突くために私たちは仕事をしている。日本政府、沖縄、米軍の利害対立に中立はダメ・・・(中略)県民の意思と乖離していたら(沖縄2紙は)とっくに潰れている。これからも地元紙として沖縄に偏向した報道を行っていきたい」。
報道弾圧は入り口に差し掛かっただけかもしれない。
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※椿事件
1993年7月の総選挙で細川内閣が誕生し、初めて自民党が野党に転落した。当時テレビ朝日の報道局長だった椿貞良氏は、民放連の会合で「反自民連立政権を成立させるべく印象操作を行なった」と発言した。椿氏は国会に参考人招致された。放送免許取り消しが検討された初めての事件。
※椿事件
1993年7月の総選挙で細川内閣が誕生し、初めて自民党が野党に転落した。当時テレビ朝日の報道局長だった椿貞良氏は、民放連の会合で「反自民連立政権を成立させるべく印象操作を行なった」と発言した。椿氏は国会に参考人招致された。放送免許取り消しが検討された初めての事件。
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『田中龍作ジャーナル』は読者が支えるメディアです。取材制作にはコストがかかっています。
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