「震えるほど怒り」女性弁護士140人が凄まじい迫力で政権批判

「震えるほど怒り」女性弁護士140人が凄まじい迫力で政権批判


2015年7月11日  日刊ゲンダイ
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 やっぱりオンナは強い。安保法案に反対する女性弁護士約140人が10日、東京・霞が関弁護士会館で集会を開いた。その後、有楽町駅前の街宣では約160人が集まり、50人が壇上スピーチ。安倍政権を真っ向批判した。
 それにしても、女性弁護士らの舌鋒の鋭さはすさまじかった。我先にとばかりにマイクを手に取り、「集団的自衛権行使で、殺戮の当事者になってはいけない」「私たちが潮目を変える」「安倍政権には、体が震えるほどの怒りを覚える」「女性の力は強い。男と違ってリクツじゃないのよ!」などと声を上げていた。
 前半の集会に参加した慶大名誉教授・小林節氏も「今さらここで憲法の話をするつもりはありません。皆さん一緒に戦おう」と何だか気おされた感じ。後半の街宣から参加した民主党枝野幸男幹事長や共産党山下芳生書記局長も、ステージ上で話す女性弁護士の脇ではおとなしく見ていた。
 日弁連憲法問題対策本部の水地啓子副本部長はこう言う。
「今の日本では、女性の声はまだまだ小さい。私たち同性が呼びかけることで、より多くの女性が共感してくれると思います。集会、街宣ともに手応えは上々です。これからもしっかり発信し、共感者をもっと増やしていきたい」
 ただでさえ、女性の“安倍離れ”は顕著だ。先月末の朝日新聞世論調査では、女性の内閣支持率はたったの34%。この日は国会前に、若者を中心に1万5000人以上が集まり、「安保法案反対」を唱えた。安倍政権は女性と若者に倒される。
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声を上げる女性弁護士たち(C)日刊ゲンダイ