戦争法案関連…自衛隊はアメリカ軍になるのよ
2015-08-02
戦争法案関連…自衛隊はアメリカ軍になるのよ
戦争法案は憲法違反の法案だからアウト…というコトだけで、本来はお終いの話ではありますが
戦争法案の怖ろしさを考える一つの材料として、それ以外のことを書いてみたいと思います
(ひとさまのtweetから↓)
戦争法案の怖ろしさを考える一つの材料として、それ以外のことを書いてみたいと思います
(ひとさまのtweetから↓)
思えば、アメリカが起こした「イラク戦争」は、当時のイラクのフセイン政権が
国連安保理決議に違反して「大量破壊兵器」を隠し持ってる…という「口実」で始められたもんです
しかし、当の国連がフセイン政権の大量破壊兵器保有の事実を確認せず、武力行使を認める決議をしないなかで
アメリカだけが「フセインは大量破壊兵器を持ってる」と言い張って
とうとう、国連決議のないままにイラクに侵攻して、フセイン政権を倒してしまったんでした
(当時、アメリカのパウエル国務長官が自ら国選安保理に乗り込んで
大量破壊兵器保有の証拠写真だ…と言いながらポンコツトラックの写真を披露したのは
国連(安保理)史上における最大の茶番と言ってもよいかと思います…
と言いつつ、茶番を根拠に攻められた国からすれば、
それは茶番なんていう軽い言葉では到底片づけられない理不尽極まりないことであったでしょう)
国連決議がないままの「先制攻撃」は明確な国際法違反の侵略行為であったし、
事後的にもフセイン政権は大量破壊兵器なんか持ってなかった…ことがわかったので
アメリカが起こしたイラク戦争はどないしたって正当化できないものでした
だから、日本がイラク戦争に支持を表明しただけでも恥ずべきこと…だったのに
日本はなんとフセイン政権崩壊後に自衛隊をイラクに送って
アメリカ軍兵士の空輸と海上無料ガソリンスタンドを開いてあげたのでした
この点、素朴に考えてみれば、日本は「アメリカに騙された」わけだから
(…と言いつつ、最初からウソだとわかってたかも知れないけど…)
アメリカに対して抗議してしかるべき…なんですが、
国連安保理決議に違反して「大量破壊兵器」を隠し持ってる…という「口実」で始められたもんです
しかし、当の国連がフセイン政権の大量破壊兵器保有の事実を確認せず、武力行使を認める決議をしないなかで
アメリカだけが「フセインは大量破壊兵器を持ってる」と言い張って
とうとう、国連決議のないままにイラクに侵攻して、フセイン政権を倒してしまったんでした
(当時、アメリカのパウエル国務長官が自ら国選安保理に乗り込んで
大量破壊兵器保有の証拠写真だ…と言いながらポンコツトラックの写真を披露したのは
国連(安保理)史上における最大の茶番と言ってもよいかと思います…
と言いつつ、茶番を根拠に攻められた国からすれば、
それは茶番なんていう軽い言葉では到底片づけられない理不尽極まりないことであったでしょう)
国連決議がないままの「先制攻撃」は明確な国際法違反の侵略行為であったし、
事後的にもフセイン政権は大量破壊兵器なんか持ってなかった…ことがわかったので
アメリカが起こしたイラク戦争はどないしたって正当化できないものでした
だから、日本がイラク戦争に支持を表明しただけでも恥ずべきこと…だったのに
日本はなんとフセイン政権崩壊後に自衛隊をイラクに送って
アメリカ軍兵士の空輸と海上無料ガソリンスタンドを開いてあげたのでした
この点、素朴に考えてみれば、日本は「アメリカに騙された」わけだから
(…と言いつつ、最初からウソだとわかってたかも知れないけど…)
アメリカに対して抗議してしかるべき…なんですが、
…ので、日本はアメリカに対して抗議もしなければねつ造の経緯の説明も求めなかったんでした
思えば、イラク戦争…というか、アメリカが過去に行ってきた国際法違反の侵略戦争のいずれにおいても
日本政府がそれを「国際法違反」だと批判したことはありません
(すなわち、アメリカがすることは「客観的には国際法違反」であっても
「日本的には国際法違反でない」ということになるのが日本政府の一貫した立場だということです)
このような政府が、「国際法違反の行為」(=侵略戦争)には自衛隊を出さない…と言ったところで
何の説得力もありません
(だって、既に「前科」がある上に、その「前科」をまったく反省してないし…)
かかる主体性のない政府に戦争法を持たせれば、
「派兵の理由」も「派兵の基準」もすべてアメリカの判断が優先し
「派兵後に要求されるコト」も「撤退の時期や可否」もこれまた、すべてアメリカが判断することになり
アメリカ軍は自衛隊を「アメリカ軍の一部」として使うことになるでしょう
このような現実のなかで、戦争法案の「基準の明確さ」を論じても、実はあまり意味がありません
なぜなら、「基準」はアメリカが決めるもの…だからです
(そのためにわざと基準をあいまいにしているのだし、たとえ基準を文言上明確にしたところで
アメリカの要望に応えて明らかな憲法違反の法まで出してくる政府に
法の厳格な運用など、期待しようがありません)
思えば、イラク戦争…というか、アメリカが過去に行ってきた国際法違反の侵略戦争のいずれにおいても
日本政府がそれを「国際法違反」だと批判したことはありません
(すなわち、アメリカがすることは「客観的には国際法違反」であっても
「日本的には国際法違反でない」ということになるのが日本政府の一貫した立場だということです)
このような政府が、「国際法違反の行為」(=侵略戦争)には自衛隊を出さない…と言ったところで
何の説得力もありません
(だって、既に「前科」がある上に、その「前科」をまったく反省してないし…)
かかる主体性のない政府に戦争法を持たせれば、
「派兵の理由」も「派兵の基準」もすべてアメリカの判断が優先し
「派兵後に要求されるコト」も「撤退の時期や可否」もこれまた、すべてアメリカが判断することになり
アメリカ軍は自衛隊を「アメリカ軍の一部」として使うことになるでしょう
このような現実のなかで、戦争法案の「基準の明確さ」を論じても、実はあまり意味がありません
なぜなら、「基準」はアメリカが決めるもの…だからです
(そのためにわざと基準をあいまいにしているのだし、たとえ基準を文言上明確にしたところで
アメリカの要望に応えて明らかな憲法違反の法まで出してくる政府に
法の厳格な運用など、期待しようがありません)