戦争法案関連…「アメリカ軍のためなら何でもやりますできます法」

戦争法案関連…「アメリカ軍のためなら何でもやりますできます法」


「2万パーセント」…とか、「120%」…なんていう「100%以上の数字」を出してくるヤツって

基本的に信用でけんねんけどなぁ…

首相、核兵器輸送「120%あり得ない」 予算委で強調(朝日新聞デジタル 8月7日)

 安倍晋三首相は7日の衆院予算委員会で、安全保障関連法案が成立した場合でも、米国が自衛隊核兵器の輸送を依頼することは「120%あり得ない。机上の空論だ」と否定した。非核三原則の存在や、自衛隊核兵器を運ぶ能力がないことなどから、政策的な判断として核兵器を輸送することはないと強調した。

 法案では、戦争中の他国軍への後方支援として自衛隊が物資や人員を輸送することが盛り込まれている。何を輸送するかについて法律上の制限がなく、民主党山井和則氏は「政策判断で核兵器は輸送しない、という答弁では安心できない。法律に核兵器は除外すると書くべきだ」と訴えた。これに対し、首相は「国是として非核三原則を表明している。国是の上に法律を運用しているのは当然だ」と述べ、法律で禁止する必要はないとした。

シンゾーくんさ、核兵器の輸送は「法律上除外されてない」んだろ?

ただ、「政策的な判断で除外してるだけ」なんだろ?

じゃ、「政策的判断」って何なのさ?

それは「そのときどきの状況を総合的に判断する」ってことなんじゃない


ってことはさ、「今は」「120%あり得ない」けど

そのときどきの状況次第では、いつ「政策的な判断で核兵器を輸送する必要がある」ってことになるか

わからないじゃないか?

(そもそも、政策的判断って、そういうもんだろ?)


だからさ、「政策的判断でしない」って言ってることは、

いつ「政策的判断でする」ってことになるかわからないんだよ

(つまり、「政策的判断」ってのは、何の歯止めにも保証にもならないってことさ)


つまり、シンゾーくんは、「核兵器の輸送についてはそのときそのときで考えます」って

言ってんのと同じなんだよ

それがどうしてわかんないのかな…

もしかして「120%あり得ない」っていうヘンテコリンな日本語を使ったら

聞いてる人が納得してくれるとでも思ってるのかな…


でもさ、ぼくたちはもう「2万パーセントおじさん」で懲りてるんだよ

だからもう「120%」なんていう恥ずかしい日本語は使わないで欲しいんだよ

(そんなコト言うから、ぼくたちはもっと信用できなくなるんじゃないか)


だってさ、シンゾーくん、戦争法案におけるアメリカ軍への提供対象となってる「弾薬」には

核兵器化学兵器も毒ガス兵器もクラスター爆弾もなんでも入ってるそうだし…↓
核兵器輸送「排除せず」 中谷防衛相、政策上は否定(朝日:2015年8月6日)

 中谷元・防衛相は5日、安全保障関連法案を審議する参院特別委員会で、「核兵器は(他国軍に)提供できるのか」との質問に、「弾薬に分類される」と述べ、法律上は提供可能との認識を示した。戦争中の他国軍への後方支援を定めた「重要影響事態法案」と「国際平和支援法案」では、自衛隊は武器の提供はできないが、弾薬の提供はできるとしている。

 また、法案では後方支援の「輸送」任務に、何を運ぶかの制限がないことも問題となった。弾薬も武器も輸送できるため、「核兵器化学兵器、毒ガス兵器は輸送可能か」と問われた中谷氏は、「法律上は排除していない」と答えた。

 後方支援の「補給」をめぐっても、中谷氏は、核兵器を搭載した戦闘機や原子力潜水艦への補給は「法律上除外する規定はない。現に戦闘行為が行われていない現場であれば給油はできる」と認めた。
核武装してる戦闘機や原潜にだって「給油」できるって言ってんだから

もう、「できないことを探すのが難しい」くらいなんだよね


で、こういう「アメリカ軍のためなら何でもやりますできます法」をつくったのはさ

やっぱりアメリカが「なんでもできる法律にしろよ」って言ってきたからなんだよね?

(だって、中谷くんは「兵器」の提供が除外されたのは「アメリカ側のニーズ(=リクエスト)」が
 なかったから…って、あ然とするようなコト、涼しい顔して言ってたもんね)


地球上、どこにも行けないコトはありません

できないことだって、探すのが難しいくらいにありません

どこにでも出向いて何だってやります

それが(アメリカのための)「戦争法案」なんだよね…?

(何が「日本の平和と安全のため」やねん!)