戦争法案関連…アメリカ軍には自衛隊がもれなくついてくる

戦争法案関連…アメリカ軍には自衛隊がもれなくついてくる

沖縄でまた米軍ヘリが墜落しましたね

で、今回は墜落した米軍ヘリになんと自衛隊員が乗ってた…ということで

合同軍事演習でもないのに、なんでアメリカ軍のヘリに自衛隊員が乗ってんねん…と言えば、それは

「米軍の訓練を見学する『研修』」でした…と防衛省は言うてますねん


ぼく、この「研修」ってどういう意味でつこてんねん?…としばらく考えてみたんですけど

これはきっと、「自衛隊員はアメリカ軍の訓練に『参加』してたんじゃない、見てただけだ」…

ということを言いたいんだと推測します


それにしても、戦争法案における「後方支援」という言い方といい、今回の「研修」という言い方といい

こんな「言い訳」を毎回聞かされると、「そんなアホな…」と、ツッコむより先に呆れてしまいますわ


先日、共産党の議員が国会で「自衛隊内部の戦争法案成立を前提とした計画」を暴露したばっかりですけど

事態は既に「計画」の段階を超えて、実際の行動に移ってるようで、

ほな、この訓練はどんな訓練なのか…と言うたら、それは

米陸軍所属の中型多目的ヘリ、通称「ブラックホーク」というのは

米軍の特殊掃討作戦にしばしば投入されてきたヘリですので、

かかる作戦には自衛隊員も参加せえよ…ということなんでしょう

(あるいはまた、自衛隊だけでやれ…って言われる可能性かてありますけどね)


ちなみに、

「安保関連法案が成立し、今年4月に合意した新ガイドラインが実行されると、
 米軍ヘリの自衛隊艦船への着艦など、より公然とした日米共同訓練が可能になる」(日刊ゲンダイ:2015年8月13日)

…そうですので、もしそうなったら、「研修」なんていう「言い訳」もしなくなるんじゃないか…

なんてことを考えたりしますけども、そうなると、

アメリカ軍には自衛隊がもれなくついてくる」…という話になるのは確実ですわ




※今回の墜落事故を受けて、米陸軍トップが記者会見で

「1つの事象に過剰反応はしない。どのようなリスクも防ぎたいが、
 残念ながら事故は起きてしまう」(アメリカ陸軍 オディエルノ参謀総長

…と、開き直ってはりますねん

(→「事故」を「事象」と言うてるトコは、なんか日本政府と似てるよね…)


そんでも、この人は事故が起きた場所が「アメリカではなく日本の沖縄である」ということを

すっ飛ばして一般的な話としてしゃべってるとしか思えないところ

やっぱり、アメリカから見て「日本…というか、沖縄」って、その程度の認識でしかないんだな…と

ぼくは改めて感じました

(あの人たちの頭の中では、きっとまだ「沖縄占領中」なんでしょう…)




※今回の墜落の原因はまだわかってませんけど、冗談のような話が…

米軍ヘリ、うるま沖に墜落 陸自2隊員も搭乗 7人けが、定員超過疑い2015年8月13日 8:25
 
 米陸軍の特殊作戦用のMH60ヘリコプターが12日午後1時46分、うるま市伊計島南東の海上で米海軍艦船への着艦に失敗し、墜落した。在日米軍は「訓練中にハードランディング(激しい衝撃を伴う着陸)した」と説明している。この事故で乗組員7人が負傷し、米軍の海軍病院に運ばれた。うち2人は米軍の訓練を見学する「研修」で搭乗していた陸上自衛隊の中央即応集団(神奈川)所属だった。
 米軍から救助要請を受けた第11管区海上保安本部の発表によると、事故機には乗員17人が搭乗していたが、同機の定員は16人で、事故当時、機体は定員オーバーだった可能性がある
 事故機は12日夜の段階で米艦船の甲板上にある。
 事故機に自衛隊員が同乗していたことについて、専門家からは「今回の研修は、安保法案を象徴的に先取りしていると言える」などの指摘が上がっている。~

う~ん、自衛隊員を乗せたら「定員超過」になってもうた…って、もしかして

アメリカ軍から見て自衛隊員は「数にも入ってなかった」…のかな?