戦争法案関連…内容は十分に伝わっております。中谷君、君たちに民意が伝わってないんだよ・
戦争法案関連…内容は十分に伝わっております
中谷くんさ、法案の趣旨が十分に伝わってないんじゃなくて、君たちに民意が十分に伝わっていないんだと思うんだよ…
防衛相 安保法案 趣旨伝わっていない面ある(NHK:9月2日)
安全保障関連法案を審議している参議院の特別委員会で、~中谷防衛大臣兼安全保障法制担当大臣は、安全保障関連法案を巡って、先月30日にこれまでで最も規模の大きな反対集会が国会周辺で開かれたことについて、「国民にさまざまな意見があることは承知しているが、政府としては、新たな安全保障環境に対して、国民の命や平和な暮らしを守っていくための必要な政策として法案を提出した」と述べました。そのうえで、中谷大臣は「法案の趣旨が伝わるように努めているが、まだ十分に伝わっていない方もいるということで、さらに丁寧に分かりやすく説明を続けていきたい」と述べました。
また、岸田外務大臣は、外国軍隊への後方支援の際の弾薬の輸送に関連して、「わが国がアメリカの核兵器を運ぶことはありえないと認識している。今回、議論が行われたので、改めて、わが国として、アメリカに対して照会を行ったが、アメリカがわが国に対し核兵器の運搬を要請するようなことはありえない」と述べました。~
あのね、中谷くん、
君は全然わかってないようだから、説明してあげるとね
法案の趣旨…というか、法案の中身が市民の間に伝わってきたから、あのデモになったんだよ
つまりね、中谷くんたちが「平和安全法制」って呼んでる法案の中身が「戦争法案」だってことに気づいて
それが憲法違反だってことに気づいたからこそ、市民はあんなに反対してるんだよ
だからね、集団的自衛権が憲法9条違反だってことがこれだけ多くの人に認知された後で
君たちがどれだけ集団的自衛権も合憲だ…と、丁寧に誤魔化す説明をしたところで、
そんな詐欺トークに乗せられる人はもう出てこないと思うよ
(それは、あまりにも市民をバカにした話じゃないのかな…?)
それにさ、中谷くんたちは「憲法」ってものをまったくわかってないように思うんだよ
だって、「憲法」って「国民の命や平和な暮らしを守っていくために必要なもの」なんだよ
とすると、その憲法を守らないってことは、
イコール「国民の命や平和な暮らし」を守らないってことになるんだけど
そんな簡単な理屈もわからないのかなぁ…
(だから、君たちとは議論が噛み合わない…んじゃなくて、議論ができないんだよね、きっと…)
※岸田外務大臣は、戦争法案に基づく核兵器輸送について
「アメリカに対して照会を行った」結果、「アメリカがわが国に対し核兵器の運搬を要請するようなことはありえない」
って言うてますけど、これってめっちゃ変な展開です
そやかて、日本の法律の話をしてるときに
「アメリカがそんなことはないって言うてるからないねん」と、日本の大臣が答弁してる…というのは
日本の法律のことに関して「アメリカにお伺いを立てないとその具体的内容が定まらない」ということやないですか
(う~ん、少なくとも「戦争法案」は日本の国会に提出されたもんとちゃうかったんか?)
とすると、戦争法案の具体的運用は、すべてアメリカが決める…ということになり
その具体的内容も、発動も、これまたアメリカが決める…ということになってるわけで
これはアメリカの国内法みたいな話になってるやんか…という、アホみたいな情けない話でありました
また、政府が答弁でよく使う「政策的にあり得ない」という表現についてもひとこと言うときますと
「政策的にあり得ない」ものは「政策的にできる」わけですので…と書いてもちょっとわかりにくいけど
政策的判断としてあり得ないものは、これまた後の政策的判断としてできることになる…だけの話で
要するに「政策的に」という用語は政治的法的には
「今はそう考えてるけど…」というだけの意味でしかありません
(だから、そんなものは屁の突っ張りにもならないということです)
最後に、こういう技術的話をする時に忘れてはいけないのは
じゃ、自衛隊が「核兵器」や「劣化ウラン弾」や「白リン弾」や「クラスター爆弾」などを
法律で運べないようにすればそれでええのか…という話では決してないということです
自衛隊が海外でアメリカの戦争に参加する(→政府が言うところの「協力」とか「(後方)支援」とかいうのは
すべて戦争参加の言い換えに過ぎません)ことは憲法上許されず
たとえピストルの弾であろうが、戦争中のアメリカ軍にそんなものを渡したらあかんのです
君は全然わかってないようだから、説明してあげるとね
法案の趣旨…というか、法案の中身が市民の間に伝わってきたから、あのデモになったんだよ
つまりね、中谷くんたちが「平和安全法制」って呼んでる法案の中身が「戦争法案」だってことに気づいて
それが憲法違反だってことに気づいたからこそ、市民はあんなに反対してるんだよ
だからね、集団的自衛権が憲法9条違反だってことがこれだけ多くの人に認知された後で
君たちがどれだけ集団的自衛権も合憲だ…と、丁寧に誤魔化す説明をしたところで、
そんな詐欺トークに乗せられる人はもう出てこないと思うよ
(それは、あまりにも市民をバカにした話じゃないのかな…?)
それにさ、中谷くんたちは「憲法」ってものをまったくわかってないように思うんだよ
だって、「憲法」って「国民の命や平和な暮らしを守っていくために必要なもの」なんだよ
とすると、その憲法を守らないってことは、
イコール「国民の命や平和な暮らし」を守らないってことになるんだけど
そんな簡単な理屈もわからないのかなぁ…
(だから、君たちとは議論が噛み合わない…んじゃなくて、議論ができないんだよね、きっと…)
※岸田外務大臣は、戦争法案に基づく核兵器輸送について
「アメリカに対して照会を行った」結果、「アメリカがわが国に対し核兵器の運搬を要請するようなことはありえない」
って言うてますけど、これってめっちゃ変な展開です
そやかて、日本の法律の話をしてるときに
「アメリカがそんなことはないって言うてるからないねん」と、日本の大臣が答弁してる…というのは
日本の法律のことに関して「アメリカにお伺いを立てないとその具体的内容が定まらない」ということやないですか
(う~ん、少なくとも「戦争法案」は日本の国会に提出されたもんとちゃうかったんか?)
とすると、戦争法案の具体的運用は、すべてアメリカが決める…ということになり
その具体的内容も、発動も、これまたアメリカが決める…ということになってるわけで
これはアメリカの国内法みたいな話になってるやんか…という、アホみたいな情けない話でありました
また、政府が答弁でよく使う「政策的にあり得ない」という表現についてもひとこと言うときますと
「政策的にあり得ない」ものは「政策的にできる」わけですので…と書いてもちょっとわかりにくいけど
政策的判断としてあり得ないものは、これまた後の政策的判断としてできることになる…だけの話で
要するに「政策的に」という用語は政治的法的には
「今はそう考えてるけど…」というだけの意味でしかありません
(だから、そんなものは屁の突っ張りにもならないということです)
最後に、こういう技術的話をする時に忘れてはいけないのは
じゃ、自衛隊が「核兵器」や「劣化ウラン弾」や「白リン弾」や「クラスター爆弾」などを
法律で運べないようにすればそれでええのか…という話では決してないということです
自衛隊が海外でアメリカの戦争に参加する(→政府が言うところの「協力」とか「(後方)支援」とかいうのは
すべて戦争参加の言い換えに過ぎません)ことは憲法上許されず
たとえピストルの弾であろうが、戦争中のアメリカ軍にそんなものを渡したらあかんのです