自衛隊トップの傲岸不遜

自衛隊トップの傲岸不遜

安倍首相がアメリカ議会で戦争法案の成立を公約するよりも遥か前に

自衛隊制服組トップの地位にある統合参謀本部議長アメリカの軍高官との会談で

戦争法案成立の見通しなどを語った…というニュースは、みなさん、ご存じかと思います


あの自衛隊トップはその他にも、

「(オスプレイに対する市民の不安は)以前に比べ低減された」…なんていう作り話や

「(オスプレイの)不安全性を煽(あお)るのは一部の活動家だけである」…なんていうデマを飛ばしてるところ

かかる認識?は、「辺野古での座り込みをしてるのは(本土の)プロ市民」…と、

デマを飛ばしてるネトウヨと変わらない恥ずかしい認識?(…というかデマやけど)であります

(ぼく、こういう恥ずかしい認識を聞くと、少し前まで航空自衛隊トップをしてたタモやんを思い出します
 …って、自衛隊トップって、こんなヤツばっかりか!)


さらに、許せないのは、この人が…(以下、ひとさまのtweetから↓)

共産党の仁比議員が取り上げた内部文書、これ河野統幕長の証人喚問やらないと駄目でしょう。辺野古のキャンプシュワブを自衛隊も共同使用するなんてどこでも決まってないどころか、今は検討もしていないと答弁してたんだから。何か密約でもあるのか?

http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mzponta/20150903/20150903143954.jpg
辺野古へ新基地を建設し、隣接するキャンプシュワブや、キャンプハンセンを自衛隊が共同使用するようになれば

「沖縄の住民感情が好転」するんじゃないか…という、極めて沖縄の人をバカにした発言をしてることです

(そやかて、沖縄の人々があれだけ反対している辺野古新基地建設が実現すれば
 沖縄の住民感情が好転する…というのは、いったい、どういう奇想天外な理屈なんでしょうか…)


あの戦争において、沖縄は「本土の捨て石」とされました

その際、当時の日本軍が沖縄の市民を守ることをせず、逆に、市民を戦闘に駆り出したり、

自決を迫ったりして市民を傷つける側に回ったことは消せない事実です

そのような記憶を持つ沖縄の市民の感情をまったく顧みることなく

辺野古新基地建設や、アメリカ軍施設での自衛隊共同使用が実現すれば住民感情が好転する…

という見通しを披露することは、それ自体が沖縄の住民感情を逆撫でするものであり、

沖縄の歴史をも顧みない、極めて傲岸不遜な態度であると思います


ぼくは沖縄県民ではありませんけども、こういう発言を聞くと

あのとき、沖縄の市民の安全よりも兵隊の安全を優先さえした日本軍の姿が現在によみがえってくるようです

(そやかて、「沖縄の住民感情を顧みない」ってことは、「沖縄の住民を顧みない」ってこととおんなじですからね)






※この自衛隊トップがいかにふざけたヤツであるか…ということがはっきりわかる写真が

twitterに出てましたので、あげておきます

しかも、この幕僚長、この状況でにやにや笑っているって、どういう神経しているんだろう。あまりに不真面目。こんな無責任男が自衛隊のトップだなんて、この国の軽薄さが透けて見える。

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「訪米してのアメリカの軍高官との会談」というのは、自衛隊トップにとって「ハレの舞台」であるところ

まだ一年も経っていないなかで、その場でのやりとりを記憶していない…なんていうのは

あり得ない話であります

(もし、ホントに記憶がないなら、そんな怪しい記憶力しかない人は自衛隊トップとしては欠格者です)