戦争だって日常化してますけど…?

2015-10-03

戦争だって日常化してますけど…?

そら、アメリカで銃の乱射が定期行事のように起きてる…ってのは、事実ではありますけど…

「銃乱射が日常化」=米大統領、怒りあらわ(時事:2015/10/02-09:26)

 オバマ米大統領は1日、ホワイトハウスで記者会見し、西部オレゴン州で起きた銃撃事件について「われわれは数カ月ごとに銃の乱射事件を繰り返している唯一の先進国だ」と怒りをあらわにした。また、事件や報道、自身の対応を含め、全てが「日常化している」と非難した。
 大統領は、銃規制強化の反対派が今回の事件を受けて「(身を守るために)銃がもっと必要」と主張するだろうと指摘。その上で「誰がそれを本気で信じるのか。多くの責任ある銃の所持者はそれが真実でないと分かっている」と強調した。
 さらに、記者団に対し「過去10年にテロで亡くなった米国人の数と銃で死亡した数を集計してもらいたい」と呼び掛けた。テロ攻撃から米国を守るため、これまでに1兆ドル(約120兆円)以上を費やしているのに対し、議会は銃の死者を減らす努力を阻んでいると批判した。

銃社会アメリカという国が克服すべき大きな課題であると、

ぼくは…というか、多分、世界のほとんどの人が考えてると思います

(そない考えてない人の割合が多いのは、アメリカぐらいやと思う…)


けど、アメリカで日常化してるのは、なにも「銃の乱射」だけ…ではないのでありまして

例えばアメリカという国は「いっつもどこかで戦争してる」という点で

「戦争が日常化してる」世界史的に見ても希有の国…であります


オバマさんはこのたび、銃乱射という「アメリカ国内でのこと」(=おもにアメリカ人が犠牲になること)について

それが日常化してると憤慨してはるんですが、ぼくはそんなオバマさんを端から見ていて

「戦争の日常化」はええんかい!…と、強くツッコみたくなります


アメリカは絶えず戦争してるにもかかわらず、その戦場が海外であるために

多くのアメリカ人にとって、戦争は見えにくく、

彼らは自分たち(の国)がいつもどこかで戦争してる…ということを、ほとんど意識することはないんじゃないかと、

ぼくは想像してます

だから戦争が客観的には日常化してても、主観的には日常化せず

アメリカにとって戦争するということがほとんど政治問題にもならない…というのは

なんとも呆れた話、けしからん話、ふざけた話、許せん話…であると思います




オバマさんは、

「テロ攻撃から米国を守るため、これまでに1兆ドル(約120兆円)以上を費やしている」と言うてますが

それは「お金の話」に還元すべきもんではなく、アメリカが「対テロ戦争」なるもので

今までいったい何人の人を殺したのか…ということを考えてもらいたいです

オバマさんは、「過去10年にテロで亡くなった米国人の数と銃で死亡した数を集計してもらいたい」と言いますが

ぼくはそんなコトいうオバマさんに

「過去の対テロ戦争アメリカが殺した数と銃で死亡した数を集計してもらいたい」と強く思い、

「戦争の日常化」という「異常」に気づいてほしいもんだと、これまた強く思います。
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そんなアメリカと一緒に、戦争をしに行くことになった日本の危険と異常さにも・・