04- 公開質問に米山隆一氏は「原発は不要」と 森民夫氏は個別回答避ける
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公開質問に米山隆一氏は「原発は不要」と 森民夫氏は個別回答避ける
自・公推薦の森民夫候補は個別の回答を避け、再稼働への態度を示さないまま、抽象的に「県民の安全と安心の確保を最優先」などと回答しています。
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米山氏「原発は不要」公開質問状 自公候補は個別回答避ける
新潟県知事選 16日投票
しんぶん赤旗 2016年10月3日
柏崎刈羽原発の再稼働が大きな争点となっている新潟県知事選挙(16日投票)で、市民と5野党共同候補の米山隆一氏は市民団体の公開質問状に、「エネルギー政策上、原発は必要でない」などと回答(先月27日)しました。
「柏崎刈羽原発6・7号機の再稼働に同意しますか」の問いに、同氏は「同意できない」にマルをつけ、福島第1原発事故などの検証がなされない限り、再稼働の議論はできないという、泉田(現知事)路線を継承しますと補足説明しています。
自民、公明推薦の森民夫候補は個別の回答を避け、再稼働への態度を示さないまま、抽象的に「県民の安全と安心の確保を最優先」などと回答しています。
新潟日報 2016年10月3日
東京電力柏崎刈羽原発の安全性を議論する県技術委員会の取り組みが、知事の交代によってどう変わるか住民から不安の声が上がっている。知事は技術委の議論の進め方に大きな影響力を発揮する立場にあるからだ。9月29日に告示された知事選では原発再稼働問題が大きな争点とされており、候補の技術委への考え方も問われている。
「知事の交代によって技術委員会の方針が変わっていけば、私たちの安全はかなり不安定なものになる」
約1週間前、再稼働に慎重な姿勢を示す泉田裕彦知事が出馬を撤回していた。
地域の会委員で、柏崎市の会社員、高橋優一さん(65)も県技術委の会合をたびたび傍聴し、東電福島第1原発事故の検証などの取り組みを評価する一人だ。取材に対し「福島事故の検証はまだまだ時間が掛かる。知事が代わって検証が終わってしまうことを危惧している」と話した。
県技術委は、福島事故の翌2012年7月から事故の検証を始め、地震の影響の有無など政府の事故調査委員会でも十分解明されなかった問題について議論してきた。4年間で全体会合が22回、課題別会合が6テーマで計35回開かれた。
知事交代は技術委の取り組みに影響するのか。
県によると、技術委は県、柏崎市、刈羽村の3者が東電と結ぶ「安全協定」で位置付けられた組織のため、知事の一存で廃止されることはない。福島事故の検証作業も、県から技術委に対して公式に依頼したもののため、知事が交代しても継続される見通しという。
ただ、当事者の委員には知事交代の影響は避けられないとの見方が根強い。技術委の議論に、泉田知事の考えが色濃く反映されてきたと感じているからだ。
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柏崎刈羽原発の安全性を議論する県技術委員会