「ヴォーリズ記念病院ホスピス希望館10周年記念講演」柏木哲夫先生


23日の日曜日、ヴォーリズ記念病院ホスピス希望館10周年記念講演は、
ホスピス緩和ケアの原点、支えること、寄り添うこと」という演題で、淀川キリスト教病院理事の柏木哲夫先生のお話でした。

ヴォーリズ病院は、その昔、ヴォーリズが当時の死病であった結核にかかった患者たちに、精神的な平安と希望がもたらされるようにと建てられた施設。場所も、ヴォーリズ達の農園があったところでしたが、この良き土地を彼は結核患者のために捧げられました。

結核の患者に必要な風通し、最大の年間日光が確保できるような位置に建物を工夫して設置されたのが五葉館です。

結核が死病ではなくなり、役目を果たした後はヴォーリズ病院となって地域医療に貢献しています。そして10年前、今度は末期のがん患者のために、柏木先生のアドバイスによってホスピス希望館が建てられました。
ホスピスとは・・・
「その人がその人らしい人生を全うできるように寄り添うプログラムがホスピス」です。
癌の病期との基本的態度は・・
癌の治療期   励ます
進行癌     支える
末期癌     寄り添う