トランプ氏になって、日本はどうなるか??(1)

トランプ氏は未知数ゆえ、いろんな見方があります。これは期待できない・・今まで以上にふんだくられ、居座られるんじゃないのか?という見方

この記事は、まだアメリカ大統領選中のコトですけど…↓
トランプ氏、大幅軍拡を宣言 対IS計画は「就任後に軍が策定」(AFP:2016年09月08日)【9月8日 AFP】米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプDonald Trump)氏は7日、自身が大統領に就任した暁には、米国の軍事力を大幅に増強し、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」打倒に向けた計画を軍幹部に直ちに策定させると宣言した。 ペンシルベニア州フィラデルフィアで開いた選挙集会で演説したトランプ氏は、大統領就任後、軍幹部に対し、IS撲滅に向けた行程表を30日以内に策定するよう要請すると述べた。 また、現在の軍は「とても弱体化している」と指摘。大幅な軍拡が必要だとして、陸軍兵士の数を54万人に、空軍の戦闘機を少なくとも1200機に、海兵隊の大隊を36部隊に、海軍の水上艦や潜水艦を350隻に増強する案を打ち出した。~

アメリカは世界一好戦的な国であり、世界の歴史上でも稀な「戦争立国」でありますから

軍拡に向かう大きな流れは、民主党共和党でそれほど違わない…と言いつつ

共和党民主党と比較して、より軍拡に熱心な党なので

共和党の大統領が誕生すれば、軍拡に向かうのは必然…です


だから、それはトランプ以外の共和党候補が当選したとしてもいっしょ…ではありますが

この男は、共和党の主流派が呆れてついていけないほどの「超トンデモ野郎」なので、今後、「超トンデモ軍拡」をする可能性は高いと思います


で、軍拡の後にはもれなく戦争拡大がついてくる…のは常識の範囲の話なので

なんだか、「トランプが大統領になったらアメリカの対外武力行使が縮小するんじゃないか」…と期待したり

あるいは、「トランプが大統領になったらアメリカの在外基地が縮小されるんじゃないか」…と期待するのは誤りである…と、ぼくは思ってます。


ちなみに、アメリカの財政状況は「日本よりは遥かにマシ」ではあるもののそれほどよいとも言えないので、そんな状況下でアメリカの軍事予算を拡大するとどうなるか…と言えば

それは「同盟国のアメリカ軍事予算肩代わり(→例えば、日本の『思いやり予算』)が増やされる」だけでありましょう


この点、アメリカ軍基地をなんとしても沖縄に残しておきたい安倍自民党は「思いやり予算を増額しなければ基地縮小もありうる」…なんていうトランプ政権の脅し文句に負けて、
今まで以上にアメリカにふんだくられるんじゃないか…とぼくは悪い予想をしてますが

そないなると、アメリカにとって「日本のお金で維持運営できる沖縄の米軍基地」はますます魅力的なものとなり

結果、沖縄の米軍基地の縮小が遠のき、逆に、基地を強化されてしまうんじゃないか…と

これまた悪い予感がしてますが、そんなことはあってはならないことである…のは、言うまでもありません

※安倍ちんは世界の指導者に先駆けて、今月、まだ大統領就任前のトランプに会いにアメリカにすっ飛んでいく予定でありますが

その際に、「TPPがいかにアメリカの利益になるか」…とか

「沖縄の米軍基地がいかにアメリカの利益になるか」…を、熱心にトランプに説明することでしょう


日本の首相が「日本の(市民の)利益を説く」…のなら、まだわからんではありませんが

日本の首相が「(外国である)アメリカの利益を説く」…というのは誠に奇っ怪な話であり、

この国の首相はいったい「どこを向いて政治をしてんねん?」…と言えば、それは「日本の市民」ではなく「アメリカ」ということになるんじゃないかと思います
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こういう見方もあります・・と言うことで五郎さんのブログから紹介しました。
私自身もこれからのことはわかりません。ただ、メディアがあれほど「次はヒラリーだ」と煽っていたにもかかわらず、トランプが選ばれたことの意味は大きいと思います。
マスコミとは、権力側の御用広報機関であって、信用できないことが暴露されました。
もう一つは犯罪的ともいえるTPPがトランプが大統領になったのでオバマさんもさっそくTPPは却下。これで一安心。
トランプは未知数なれど、ヒラリーでは、マスコミ誘導の1パーセントの支配、グローバリズムの継承、TPPだって覆しかねません。危険が目に見えていました。この点で、まずはトランプで良かったと思っています。