国有地9割引の大バーゲン…ただし、首相にコネのある人だけ

国有地9割引の大バーゲン…ただし、首相にコネのある人だけね

ぼくが「事件」のことを知ったのは、このtweetがきっかけでした…↓
朝日新聞東京報道編成局(コブク郎)

国有地、お値段相場の9割オフ? 値段は非公表ですが、朝日新聞が調べると、そんな事実が明らかになりました。国は過去、もっと高い買い値を示した別の学校法人には「安すぎる」と売却を断りましたが、今回はなぜ? 売り先の学校法人とは?

なんやて~、国有地が相場の9割引やて~、そんな「おいしい話」があるんやったら、ぼくにも教えて欲しい…

なんてことは思わんのやけども、これは「おいしい話」やなくて「おかしな話」(あるいは「怪しい話」)なので

めっちゃ気になるやんけ…と思ってたら、その続編が…↓
朝日新聞社会部 @Asahi_Shakai

園児が教育勅語を暗唱することで知られる幼稚園を運営する森友学園
今春、この土地に「日本初で唯一の神道の小学校」を開校する。名誉校長は安倍晋三首相の妻・昭恵氏
学校法人に大阪の国有地売却 価格非公表、近隣の1割か:朝日新聞デジタルhttps://t.co/tt3ZHvK216

えっ? 「園児が教育勅語を暗唱することで知られる幼稚園」って言うたら、

(…と言いつつ、正確には「園児に教育勅語を暗唱させることで知られる幼稚園」と書くべきやけど…)

今や、海外のメディアも記事にする、あの有名な「戦前教育幼稚園」のことか?

…ってことは、園長が保護者に「ヘイト丸出し文書」を配布し、

元韓国人であった特定の保護者にも「韓国人と中国人は嫌いです」と、

これまた「ヘイト丸出しの手紙」を出した、あの幼稚園のことか?

そんでもって、でんでん首相の配偶者が「名誉校長」を務める前提で「安倍晋三記念小学校」をつくる予定の、

あの学校法人(=森友学園)のことか?

…と、連想ゲームのようにいろんなコトが浮かんでくる…


その「でんでん首相の配偶者と特別な関係にある学校法人」が小学校開設のために

2016年6月に豊中市にある国有地を買った…んだけど、

(以下の記述は、朝日新聞の一連の記事と『森友学園「国有地9割引」疑惑 
 首相夫人が名誉校長の神道小学校の土地取引に次々と浮かぶ疑問点』(BuzzFeed Japan)の記述の一部を引用、
 あるいは参考にしています)
・近畿財務局が、原則として公表しなければならないはずの「国有地の売却額」を非公表にしていた
(非公表の理由について財務局は、「土地を購入した学園側から非公表を強く申し入れられた。
 公表によって学校運営に悪影響が出るおそれがある」と説明)

・調べてみると、売却額が近隣の相場の10分の1だった
…って、なんでそないなんのん!?

(ぼくの素朴な…というか、素直な頭では、到底理解でけへん…)


で、ぼくのような素直な思考をする人たちをなんとか納得させようとしたのか、

国有地を相場の9割引きで「アベとも学園」…じゃなかった「森友学園」に売ってあげた財務局は…
・一転して売却額を公表し、その売却額について、森友学園の小学校建設工事中に
 地下に(廃材および生活)ゴミが埋設されているのがわかり、
 その撤去費用が8億円以上と見込まれたためそれを差し引いた…と説明

・売却額非公表は学園が「保護者らへの風評リスクを懸念した」ための要請と説明

・公表に至ったのは「国有地を不当に安く取得したとの誤解を受けるおそれがあると判断し、
 森友学園が公表に同意した」と説明
…したんだけど、
・当該国有地の表層にゴミがあったことは既に2010年の調査で判明していた
…にもかかわらず、財務局は
・2016年3月に森友学園による基礎工事中「さらに大量のごみ」が見つかったので
 その費用を見積もったら8億円以上になったと説明する
…んだけど、
・ごみの撤去にかかった費用について森友学園籠池泰典理事長が「1億円ぐらい」と説明し、
 併せて、撤去費用が8億円以上と見積もられていたことは「知らなかった」と言った
…のに、
・現在は、学園側がこの説明と回答を「事実誤認」とし、訂正を求めている
…という展開を辿って、説明されるほど、納得でけへんことばっかり…


さらには、なんで森友学園が当該国有地を購入(=2016.6)する前(2016.3)から

小学校建設工事をやってたのか…と言えば、財務局が、
・「通常であれば売り払いとなるのですが、いろいろな事情で貸し付けで対応して、
  10年以内に購入するという契約を結んでいました」
…と、森友学園との取り引きが「通常」でないことを半ば白状しつつ

その「いろいろな事情」に関しては
・「詳しくは存じていないのですが、先方の資金的なもので、すぐには買えないという話があったようです」
…と説明してるんです

(…なんてことを説明されても、ますます怪しくなるばっかりやんけ、これ…)


さらに、当該国有地に関しては公募(=2013年)をはじめる前の2011年に
・別の学校法人が7~8億円での購入を希望したところ、財務局から「安すぎる」と断られていた

・この学校法人は2012年4月に国交省から「大量の埋設物がある」と知らされたので、見積もりをゼネコンに依頼したところ
 ゴミ撤去費を約2億5千万円として、元々の提示額からゴミ撤去費を差し引いた約5億8千万円で
 再度財務局に購入希望を伝えたが、やはり財務局は「(提示額が)低い」として断っていた
…というんだから、

当初、購入資金のなかった森友学園への借地契約そのものが特別扱いである疑いが濃厚…であり、さらには

当初から「大量の埋設物(=ゴミ)があることを認識していた当局」が、

森友学園による小学校建設工事の途中でいきなり「さらに大量のごみ」が見つかったとして

当該国有地の売却額を9割引にした途端に、森友学園が土地購入に踏み切った…というのは、

どない考えても不自然極まりなく、こんなことは到底納得できない話です


…と、ここまで書いてきて、そのあまりの不自然な経過ぶりに、

どない話をまとめてええのか、途方に暮れてて、筆が止まってしまったので

ここでちょっと休憩し、続きはまた…(って、なんやねん、それ…)