「頭に来て言った」とか「イヤだから国会開かない」とか…

2017-06-27

「頭に来て言った」とか「イヤだから国会開かない」とか…

構想内容では明らかに京都産大の方に分があった…というか、

自分たちが閣議決定していた「石破四条件」に素直に従うならば

加計学園の申請が通ったらおかしいやろ…としか言いようがなかったのに

でんでん首相たちがあの手この手を使って、

でんでん君の腹心の友が経営する加計学園だけを獣医学部新設の対象にした…ことが

各方面から批判を浴びているところ、

加計学園だけが対象になったと批判するなら、他も新設できるようにしたらええやんけ…と、

聞いてる人が呆気にとられて言葉が出ないほどの衝撃発言をした、わがでんでん首相…

で、その理由が「頭に来て、言った(んだ)」…というんだから

ぼくたちは再度の衝撃を受けて、卒倒寸前…(だよね?)


で、そんな「すぐにカッとなる危ない老人」(→俗に言う「キレる老人」ってやつね)のでんでん君は

すぐにカッとなる割りには、(義務なのに)嫌なことはしたくない…という、あきれた「わがまま老人」でもあります

…というのがこれ↓
自民「首相は加計追及嫌がる」 臨時国会開催を拒否(共同通信:2017/6/27)

 民進党山井和則国対委員長は27日、自民党竹下亘国対委員長と国会内で会談し、加計学園岡山市)の獣医学部新設を巡る疑惑を解明するため、臨時国会衆院予算委員会などの閉会中審査を早急に開催するよう重ねて要求した。竹下氏は「安倍晋三首相は加計問題について追及されることを嫌がっている」と述べ、拒否した。会談後、山井氏が明らかにした。

 山井氏は会談で、首相が獣医学部新設の「全国展開」を打ち出したことに関し、国会で説明するよう求めた。竹下氏は東京都議選への影響についても懸念を示した

いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、
 内閣は、その(=臨時会の)召集を決定しなければならない」

…という憲法53条後の規定は「内閣の臨時会召集義務」を定めたもの…なので

「加計問題を追及されるのがイヤだもん」という理由でその義務を回避することなんかできません

憲法53条後段には「但し、内閣総理大臣が嫌がってる場合は、召集しないことができる」なんて 但し書きはないやんけ!)


また、憲法53条後段には「但し、東京都議選に影響する場合は、この限りではない」なんていう但し書きもないので

自民党の竹下国対委員長の言ってることは支離滅裂…とゆうたらええのか、奇妙キテレツとゆうたらええのか

ボクにはもう呆れ果てて形容のしようがない…



…で終わったら、なんだか味気ないので、でんでん首相の衰えないご活躍ぶりをさらに紹介…↓
安倍首相は現場知らないと批判 「責任感ない非正規」発言に (共同:2017/6/27)

 安倍晋三首相が憲法改正や残業規制などに意欲を示した24日の神戸市の講演で、非正規労働者は責任感ややる気がないと受け取られかねない発言があり、非正規で働く人や専門家から「責任感を持って仕事をしている」「非正規の現場を知らない無神経な発言だ」といった批判が出ている。

 首相は講演で、憲法への自衛隊明記の必要性や成長戦略などを語ったほか、正社員と非正規労働者の不合理な待遇差の解消を目指す同一労働同一賃金実現の重要性に触れ「非正規の時にはなかった責任感や、やる気が正規になって生まれていく」と述べた。


アンタが「責任感」を語るのは反則やろ…

「正社員と非正規労働者の不合理な待遇差の解消を目指す同一労働同一賃金実現の重要性」についてしゃべってたんやろ

それやのになんで「非正規の時にはなかった責任感や、やる気が正規になって生まれていく」って話に繋がんのかね?

(日本型)「同一労働同一賃金」ってのは、
 正規と非正規の「賃金格差」をなくそう…という話のはずやんか

「非正規」の人たちに「責任感ややる気がない」というでんでん君の偏見は訂正でけへんで

そもそも(日本型)「同一労働同一賃金」の問題は、

「やってる仕事内容や責任の重さ」が正規とほとんどいっしょ…なのに

非正規というだけで待遇が低いのはおかしいやろ…ということが出発点であり、

それは「やる気のない人」に務まるようなお気楽な職務ではありません

(つまり、「やる気」があるから正規とおんなじ職務をこなしてる…ってことやがな)


なので、非正規雇用者には(正規雇用者に求められる)「責任感とやる気がない」というのは

「現場を知らない無知あるいは偏見」でありまして、

もはや、内閣総理大臣たるでんでん君ができることは「人を呆れさせること」だけになってるようです

いつから内閣総理大臣の職務が「人を呆れさせること」になってん!




※でんでん首相に負けず劣らずの「呆れさせ屋」と言えば、この人を忘れたらあかん…↓

稲田氏「自衛隊としてお願い」 都議選で、行政の中立性に問題も (共同:2017/6/27)

 稲田朋美防衛相は27日、東京都板橋区で開かれた都議選の自民党候補を応援する集会で「防衛省自衛隊、防衛相、自民党としてもお願いしたいと、このように思っているところだ」と訴えた。行政の中立的運営から問題になりかねず、自衛隊の政治利用と受け取られる可能性もある。

 集会後、稲田氏は記者団に「地元の皆さん方に対する感謝の気持ちを伝える一環として、そういう言葉を使ったわけだが、あくまでも自民党として応援している」と述べた。~

え~、この記事ではこのたびの稲田発言が

「行政の中立的運営から問題になりかねず、自衛隊の政治利用と受け取られる可能性もある」…

なんてボカして書いてますけど、この発言はどこからみても誰が聞いても

「行政の中立的運営に反し、自衛隊を政治利用するもの」です


ついでに言うとくと、稲田の釈明?も釈明になってなくて

防衛省自衛隊、防衛相、自民党としても(この候補の応援を)お願いしたい」と言うことが、なぜに「地元の皆さん方に対する感謝の気持ちを伝える一環」になるのか、ボクにはわからん…

(というか、きっと、この世にそれがわかる人は稲田以外にはおらんはずや…)


さらに、「あくまでも自民党として応援している」のならば

自民党としてお願いしたい」とそのまんま言えばええだけのこと…なのに

自民党の前に「防衛省自衛隊、防衛相として」という文言をわざわざくっつけてしゃべってる…というのは

あくまでも「防衛省自衛隊、防衛相として」お願いしてるから…やんけ!

(こんな発言は即アウトであるところ、もし、稲田を即刻罷免できないのであれば
 もう、日本は「法治国家」を名乗れんと思うな…ってか、日本はすでに「人治国家」になっとるがな)