ウヨくん思考の分析

いつもは相手にしないんだけど、相手を知ることも必要かな…と思って

ぼくね、ウヨくんのブログとか、ウヨくんのtweetは見ないんです

それはなんでかと言うと、ひとことで言って「時間の無駄」だし

何もすすんで人間の醜さを覗くこともない…と思うからです

(なので、ボクのブログにときどき書き込んでくるウヨくんのコメントを承認することもない…)


その方針は今後も続けていくつもりでいますが

ウヨくんたちがいったいどんな理由であないな考え方になってるのか…に関しては

多少気になるところがあるので、今回は例外的に、あるウヨくんのtweetを紹介して
彼らの「ウヨたる理由」を探ってみたいと思います…


では、生贄…というか、晒し者になってくれるウヨくんのtweetをご紹介…

日本に生まれたことを誇りに思い、愛国心を持つことを右翼という馬鹿がいる。
国を愛する事が出来ない者に家族や、子供、自分を愛する事が出来るはずがない。
家族や先祖は戸籍という制度があり、成り立っている。
それが、日本人のアイデンティティである。
夫婦別姓に極めて前向きな◯◯◯は売国奴

これね、なんか典型的なウヨくんの思考やと思うんですわ

(→それは、ひとことで言って、「誤解と偏見と思い込みと決めつけ」に満ちてる…)


まず、「日本に生まれたことを誇りに思ってたり、愛国心を持つ人」は

何も右翼に限らず、左翼あるいは中道はたまた無党派(≒ノンポリ)の中にもいます

そんななかで、なんで右翼の愛国心(だけ)が一般的に注目を集めるのか…といえば

それは、彼らの愛国心のありように原因があって、

右翼の愛国心が「排外」と密接不可分だから「右翼=(悪い排外的)愛国心を持ってはる人」…

という風に受け止められてるから…なんですよね


また、ウヨくんたちは「日本に生まれたことを誇りに思い」…と、

なんだか「日本に生まれたことだけ」でとっても満足してるようなんだけど

ボク(のような左翼)はそういうコトだけでは満足できない…という、決定的な違いがあるんです

(ボクは、現在の「国のありよう」が自分の理想とほど遠かったら、国を誇りに思うことなどできないし
 ましてや、「日本に生まれたことだけ」で持てる誇りなどありませんので…)


そして、このtweetは続けて

「国を愛する事が出来ない者に家族や、子供、自分を愛する事が出来るはずがない」…と

何の根拠もない決めつけ、思い込みが展開するんですけども

例えば、ボクのように「国を愛することができない者」(≒現在の日本のありようを愛するコトができない者)でも

自分の家族は愛してる…というか、家族はぼくにとって最も大切な存在であり

ぼくのすべて…とゆうてもええくらいなので、

愛国心のない者が家族や自分を愛せるわけがない」というのは、根拠のない勝手な思い込みに過ぎません

(なので、そういう根拠のない思い込みから出発する考えが妥当なものであるわけない…というのは決めつけか?)


というか、ココは逆で、家族や自分自身を愛せない者が、

それよりももっと遠くて遥かに縁がない抽象的な存在である国を愛せるのか…と、ボクなら言いたいトコでして

まず、優先すべきは、国…なのか、家族(などの身近な人)なのか…というところが

右翼とは決定的に違うところです

(彼らは、とにかく国優先…ですので)


さらに、「家族や先祖は戸籍という制度があり、成り立っている」というのは

家族というものをまったくわかってない誤解でありまして

戸籍がなくても、家族や先祖は存在します (なんてことは当たり前…)


そやかて、世界中で日本のような戸籍制度が機能してるのは、日本と中国だけ…であるところ

戸籍がないと家族や先祖が成り立たない…というならば

日本と中国以外には家族も先祖もない…というムチャな主張をしてることになるやないですか

(…というコトをわかってないよね、このウヨくん…)


このウヨくんは「それが、日本人のアイデンティティである。」と言うんだけど

家族は古今東西、世界どこでも普遍的に見られる社会的(生物学的)単位…であり

それが日本人のアイデンティティになるわけがないので、

これは「戸籍こそが日本人のアイデンティティ」と主張してると受け止めるしかないんですが

戸籍制度は日本で自然発生的に成立したものでもなく、

それは明治政府が(天皇を頂点とする)国民管理に有効だと考えて始めた制度に過ぎない上に

歴史や伝統と呼べるほどの時間的経過もないわけで(→だって、たかだか明治以降に始まった制度やがな…)

そんなモノに「日本人のアイデンティティ」を見いだしてる…というのは

ボクからすれば、ウヨくんたちが「日本人のアイデンティティ」を見つけられてない証拠…だと思うところです


※夫婦同姓だって、戸籍制度とおんなじくらいの「それほど古くない押し付け制度」に過ぎないのに

夫婦別姓を認めるといきなり「売国奴」になってしまう…というのは

いくらなんでも「歴史」を知らなさすぎ…でしょう

愛国心を強調し、「日本に生まれたコトを誇りに思う」人がこの国の歴史に詳しくない…というのは
 めっちゃ情けない話ではなかろうか…と思いますね)