風邪ひき後の地元散策(2)赤膚焼き窯元を見学

続きです。目的は、赤膚焼窯元
hitomiさんの記事でJR郡山近くに窯元があったことを知り、赤膚焼窯元を見学させてただきました
(JR郡山下車、近鉄郡山方面に歩いていくとすぐ右手にありました)

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陶芸には素人の私でもわかる素晴らしい作品ばかりでした。
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この花器の色が素敵でした。↑でもさすがにお値段は・・
この花瓶と下の三つも同じ釉薬を使っているのに、焼き上がりの色が違ったそうです。
不思議ですね!
まさに・・尾西さまのおじい様の作られた歌のとおり・・・。↓

やきものは 我が意のままに ならずして 天地風水 火の恵みなり。

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徳利にも 花器にもなります
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面白い徳利・・
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こうして徳利を削って、・・・横にして使う徳利
これは注ぎ口が横にあるのでお酒がもれにくいそう・・
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正倉院展で見た酒杯と同じ形の杯
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その他の作品
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この模様は、柔らかいうちに削って模様にするそうで、
繊細さに加えて大変な労力が要るそうです。
もう一点
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こちらは図案に沿って削り、下の色を出したもの
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鶴の食器
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正倉院展で見かけた?と思ったら、やはり正倉院文様でした。
美しくて国宝にみえます。
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絵付けも全て手作業。奈良の方なので、正倉院文様などもよく勉強されています。

カワセミ君の止まっている香炉がかわいい^^
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惚れ惚れするような作品をたくさん見せていただき
とても豊かな気分になれました。芸術の力を感じました。
文化の力、芸術の力は素晴らしい。
戦争などの殺伐とした空気とは対極にあるものでしょう。

ちょっと立ち寄っただけなのに、快く作品を見せていただき、
丁寧に説明してくださった尾西
ありがとうございました。

尾西様ですが、帰宅してネット検索してみると・・
何と!代々続く有名な陶芸家さんでした。

やきものは 我が意のままに ならずして 天地風水 火の恵みなり
これは祖父たる 五代楽斎が、やきものを語るとき、好んで口にした和歌です。
やきものは、天地自然の土がおりなすもので、土を見て窯を知り、ひいては作者を知ると言われます。
土が慈しんだ草根木皮、岩石、土をもって釉となし、先人が考え伝えた独特の窯で、その地の薪で焼成され今日に至っています。
しかしその一方、流通の簡素化、陶芸機材の改良、開発がめざましく、作者と作風を前向きにした作品が先行する風潮の今日ですが、
私は、あくまでも赤膚焼に執着しつづけ精進するのが、私の道と信じています。
香柏窯七代 尾西 楽斎
 

こちらのブログも尾西様の仕事に就いて詳しく書かれていました。
赤膚焼の由来は?
釉薬のかかっていないところは赤く染まります。赤膚焼の名前の由来は諸説ありますが、これが由来であるとの説も有力です

さて、お知らせですが
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