この書き換え前の文書を見ても、私や私の妻が関わっていないことは明らかであろう」(安倍首相)←えぇ~??

財務省「改ざん問題」、与党が佐川氏の国会招致を検討

 財務省の文書改ざん問題です。与党側は、野党が求める佐川前国税庁長官の国会招致の検討に入りました。一方、国会では、財務省が改ざんを認めて以降、初となる審議が野党5党欠席の中、与党側中心に進められています。
 安倍総理は、財務省の改ざん前の文書を見ても、森友学園への払い下げに関与はしていないという主張を改めて強調しました。

 「この書き換え前の文書、割と大部ではありますが、読まさせていただいたところでございますが、この書き換え前の文書を見ても、私や私の妻が関わっていないことは明らかであろう」(安倍首相)←えぇっ???

 安倍総理は、自身や昭恵夫人の関与を否定するとともに、改ざん前の文書に昭恵夫人が「いい土地ですから前に進めてください」と発言したとされる記述があったことに関して昭恵夫人に確認し、「そのようなことは申し上げていないということだった」と語りました。←本人に直接聴きたい

 一方、与党側は、野党側が求める佐川前国税庁長官の国会招致の検討に乗り出しました。14日朝の自民・公明の幹部会合では、佐川氏の扱いについて「決して国会招致を拒否するものではない」として、14日の委員会審議なども踏まえて、証人喚問の実施も含め、野党側と協議に乗り出すことを確認しました。
 年度末に期限切れを迎える、いわゆる“日切れ法案”の処理を急ぎたいことなどから、早期の国会正常化をはかるため、佐川氏の招致に前向きになったものです

「森友」めぐる文書改ざん問題、野党側“昭恵氏招致を”

森友学園を巡る公文書改ざん問題。与党側は佐川前国税庁長官の国会招致について容認する姿勢を見せ始めていますが、野党側がこだわるのは、あくまで安倍昭恵氏の招致です。
 前代未聞の改ざん問題。政府はどのように説明責任を果たすのでしょうか。14日は与党議員の質問に答えました。
 「念のために聞いておきますが、麻生大臣が文書の書き換えを指示したことは、もちろんないでしょうね」(自民党 西田昌司 参院議員)
 「私の方から文書の書き換えを指示したという、ご指摘はあたりません。ありません」(麻生太郎 財務相
 「総理にも同じ質問をしておきます。ないでしょうね」(自民党 西田昌司 参院議員)
 「当然、私から文書の書き換えを指示したことは、全くございません」(安倍首相)
 自らの指示を明確に否定した2人。では、主導したのは誰だったのでしょうか。
 「国民からすると、このような大それたルール違反を財務省理財局だけの判断でできるのかという疑問を持って当然。もっと別の力が働いたのではないか」(公明党 横山信一 参院議員)
 「(書き換えは)国会対応を担当する当時の理財局の一部の職員が行ったものだと想像され、不当な圧力等々ではないと思う」(麻生太郎 財務相

 麻生大臣が指摘したのは「理財局の一部の職員」。これに対し、理財局の太田局長は・・・

 「国会で答弁していたのは佐川前局長。佐川前局長の関与は大きかったのではないか」(財務省 太田 充 理財局長)

 前任者の佐川宣寿氏の名前を挙げました。一方、安倍総理は、報告を受けたのは今月11日、つまりわずか3日前だと強調。そのうえで、こう述べました。

 「書き換え前の文書を見ても、私や私の妻が関わっていないことは明らか。私や妻がこの国有地払い下げや、学校の認可に、もちろん事務所も含めて、一切関わっていないということは明確にさせていただきたい」(安倍首相)
 改ざんされた文書には、昭恵夫人に関する記述もありました。
 「夫人からは『いい土地ですから、前に進めてください』とのお言葉をいただいたとの発言あり」(財務省の調査報告書)
 「昭恵夫人にはお聞きになって、ここの土地良さそうだから進めてくださいと、言われたことがあったんでしょうか」(自民党 西田昌司 参院議員)
 「妻に確認をいたしました。そのようなことは申し上げていないということでございました。もちろん妻が、この学校を作るという責任者ではないわけでありますし、籠池氏との上下関係があるわけでないので、当然そんなことは言っていないということでした」(安倍首相)

 昭恵夫人の関与についても完全否定する安倍総理。ただ、野党側が納得する気配はありません。
 「“昭恵夫人と自分が関係ないことが明らかになった”と、おっしゃってますが、逆ですよ。関係してなかったら、ここに出てこないではないですか」(希望の党 山井和則 衆院議員)
 「当該部分も含めて、どういう背景なり、考え方で行われたのかということも含めて、担当部局の調査の結果を待ちたい」(財務省の担当者)
 一度決裁された文書に名前があったことは、関与の可能性を示すものだと詰め寄ります。

 「この記述があったことに対して、誰も異議をはさまなかった。つまり案件に関係がある話で、無駄な記載ではない、間違った記載ではない。各決裁者は承認したということになりますよね」希望の党 階 猛 衆院議員)
 「一つ一つ最後まで見る方もいれば、そうではない方もいると思いますので」(財務省の担当者)
 「組織の体をなしてないじゃないか。自己否定になっちゃいますよ。皆さんの組織はまともな決裁ができないという組織になる」(野党議員)

 一方、与党側は佐川前国税庁長官の国会招致を検討しています。

 「佐川氏の国会招致についてでありますが、これはあくまでも審議を通じて必要性が出てくれば、協議をしたい」(自民党 森山 裕 国対委員長

 14日朝の自民・公明の幹部会合では「決して国会招致を拒否するものではない」という認識で一致。野党との協議に乗り出しました。委員会から財務省に戻った麻生大臣は厳しい表情です。
Q.佐川氏の国会での証人喚問を求める声が高まっているが?
 「・・・」(麻生太郎 財務相

 これに対し、攻勢を強める野党側は“佐川氏の国会招致だけでは不十分”としています。ターゲットは昭恵夫人です。
 「佐川氏の国会での証人喚問はもちろんのこと、ちょっとそれだけで済むのかしらと。特に安倍昭恵氏について、やはり聞いてみたい」(立憲民主党 辻元清美 国対委員長
 昭恵夫人の国会招致がなければ国会審議に応じられないというスタンスです。ただ、与党側は、この点では譲る考えはないようです。
 「昭恵さんの招致はない。改ざんに関わったわけではないし、佐川さんとは違うよ」(自民党幹部)
 与野党の幹部は断続的に協議を続けていますが、いまのところ一致点は見えていません
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3316193.htmより転載
ここから・・mzpontaさんのご意見
財務省理財局長の佐川くんが(元の文書が表に出たらマズい…と)
「改ざん+虚偽答弁」までして「必死でがんばった」のに

それを自民党の西田は「政治が官僚に牛耳られ、官僚に情報操作されているというのが問題の根本」…と真逆のストーリーを開陳して、
晋三くんもそれに呼応するかたちで
「全容を明らかにするための調査を進める」…と、
完全に「被害者モード」に入っとるがな…

(麻生くんだって、「書き換えは、国会対応を担当する当時の理財局の一部の職員が行ったものだと想像され、不当な圧力等々ではないと思う」と加勢しとるし、さらには、
 現職の理財局長までなんだか佐川くんに冷たい態度…)

…ということで、自民党が実践する「政治主導」とは…
内閣人事局によって内閣主導で官僚を任命しながら、総理の答弁に従って文書を改竄した官僚に罪を負わせ、職員が死んでも、自らは責任を取らない内閣が、データ隠しによって、経団連、つまり経営者の意向で労働者をこき使える裁量労働制を押し通そうとしたという一貫性。
(ひとさまのtweetより)
政治は政治家が主導する(+官僚人事も主導する)けど、
何かやらかしても政治責任は取らずに「官僚が悪い」にすること…
という、かけ声とはかけ離れた中身なのでありました

※晋三くんね、アンタ、モリトモ事件で配偶者の昭恵さんが出てくるたんびに
「家で妻に聞いたらそんなこと言うてないってゆうてました」…とか
「そんなことしてないってゆうてました」…と国会で答弁してはるんだけど、そういうことはアナタが伝書鳩のように伝えることではなく

当事者たる昭恵氏に直接問いただすべき事柄…なので、
国会で「夫婦の会話」を開陳するのは止めてもらいたいんですわ
それに、改ざん前の文書に昭恵氏の名前と自分の名前が出てきてもなお、「妻と私は関わってない」と言うのだったら、
特に、改ざん前の文書に記載されている事柄を否定する必要もない…ところ、アナタが昭恵氏の言動をたびたび否定してる…ってのは、

それが「事実であればマズい」と考えてるから…ってことになるんですけど、
そのあたりのことは、どない考えてはるんでしょうかね…?