米余剰トウモロコシ(遺伝子組み換え)輸入決定で “危険食品”大流入の危機

米余剰トウモロコシ輸入決定で “危険食品”大流入の危機

 中国が購入を拒否したために余った米国産の遺伝子組み換え飼料用トウモロコシ250万トンを日本が購入することに安倍首相が合意しました。トランプ大統領「安倍首相が全て買ってくれる」と大喜びして、特別の記者会見を開いたのは昨日紹介した通りです。
 国内で消費し切れない量をなぜ日本が購入するのかは誰も納得しませんが、もう一つの大問題はそれが遺伝子組み換えのトウモロコシだということです。米国産トウモロコシの約9割が遺伝子組み換え品なので、飼料用がそうでない筈はありません。
 日刊ゲンダイがその危険性を取り上げました。
 
遺伝子組み換え」は、例えばトウモロコシのDNAを人工的に変えるに当たり昆虫や魚などのDNAの一部をつなぎ込む方法で(それに対してゲノム編集は同一の個体の中でDNAのパーツの配置変更などを行うため、編集したのかどうかの判別が困難)、アメリカ・カナダ・ブラジルはこの手法で遺伝子組み換え作物大量に生産してます。
 それに対して日本やEUは安全性に疑いがあるとして、販売時に遺伝子組み換え品であることの表示を義務付けています。中国は一時期輸入することに傾いた時期があったようですが、最終的に輸入を拒否しました。
 
 その危険性に関してですが、仏大学教授の実験では遺伝子組み換えエサを2年間食べ続けたマウスの50~80%ががんを発症しました。米国環境医学会09年、「アレルギーや免疫機能、妊娠や出産に関する健康」に悪影響を及ぼすと発表しています。
 そうした飼料で養われた豚や牛などを人間が食べ続けるとどうなるかについてのデータはまだないということですが、安全であることの確認が出来ない以上、「予防の原則」(国際基準)に従って家畜にそれを与えるのは避けるべきです。
 
 以前、米国がTPPの締結に熱心であった時期には、「遺伝子組み換え品表示」は販売の公平性を害するという身勝手な理由で表示を禁止する方向で動いていました。
 いずれ日米FTAを締結しますが、どのようになるのか注目点です。
 
 日刊ゲンダイの警告の記事を紹介します。
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米余剰トウモロコシ輸入決定 日本に“危険食品”大流入危機
日刊ゲンダイ 2019/08/27
 トランプ大統領に米国産牛肉や豚肉の市場開放をのまされた安倍首相。さらに“おまけ”とばかりに、米国で余った飼料用トウモロコシ250万トンの購入まで押し付けられた。トランプは「中国がトウモロコシ購入の約束を反故にした」「安倍首相が全て買ってくれる」と大喜び。実は、このトウモロコシが厄介なのだ。
 米国のトウモロコシは、雑草を除去する「除草剤」の耐性を持たせるため、遺伝子組み換えが大半だという。鳩山由紀夫元首相は26日、〈このトウモロコシは遺伝子組み換え作物と思われる〉とツイート。農業問題に詳しいジャーナリストの天笠啓祐氏は、「米国産トウモロコシの約9割が遺伝子組み換え」と日刊ゲンダイに語った。
 
 食べると動物や人体に悪影響を及ぼす恐れがある。フランスの大学教授の実験だと、組み換えエサを2年間、食べ続けたマウスの50~80%ががんを発症米国環境医学会は09年、「アレルギーや免疫機能、妊娠や出産に関する健康」に悪影響を及ぼすと発表したほどだ。
 日本では基本的に、食品や飼料の原料に遺伝子組み換えの農作物を使用する場合、商品に明記することが義務付けられている。消費者庁は公式HPで〈健康や環境に対しての問題を引き起こすことがあってはなりません〉とうたっている。
 米国から大量に入ってくる危険なエサで育った牛や豚を、ヒトが食べて大丈夫なのか。
間接摂取については研究が進んでおらず、詳細は不明。しかし、危険性がないとは言い切れないでしょう。多くの消費者から不安の声が上がっています」(天笠啓祐氏)
 
■中国は「怪しい作物」を徹底拒絶
 実は、輸入を拒否したという中国は、遺伝子組み換えの農作物を危険視しているという。購入拒否の原因は貿易摩擦というより、危険な農産物を忌避した可能性がある。
「この数年、中国政府は国産農作物の安全性を、米国や国際社会に向け徹底アピールしている。いわくつきの作物を受け入れるつもりはないということ。今回の購入拒否は『危険な遺伝子組み換え作物は使わない』という意志の表れだろう」(在中ジャーナリスト)
 
 安倍首相は今回の貿易交渉で、牛肉の関税引き下げ、豚肉については将来的に撤廃する方針を受け入れた。国内農家からは、早速「輸入拡大につながる恐れがある」との声が上がっている。
 トランプに「シンゾー、また農作物を買ってくれよ」と言われれば安倍首相は断れない。今後は、飼料用の危ないトウモロコシだけでなく、ヒトが直接食べる危険な農産品が大量流入してくる恐れがある。
遺伝子組み換え作物についてはトウモロコシの他、大豆、菜種、ワタの種子が流通しています。中国はかたくなに受け入れを拒否していますし、欧州も敬遠しています。トランプ大統領は今後、余った組み換え農作物の受け入れを日本に迫ってくる可能性があります。今回、受け入れに応じてしまった代償は大きくなるでしょう」(天笠啓祐氏)
 
 武器も言われるがままに“爆買い”してきた安倍首相。今度は危険な食料を“爆買い”することになりかねない。
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ますます遺伝子組み換え食品やコーンスターチ入りビールにも気を付けなければなりません。

泥沼の日韓対立 この政権が続く限り解決は不可能

- 泥沼の日韓対立 この政権が続く限り解決は不可能(下)

 日刊ゲンダイの記事「泥沼の日韓対立 この政権が続く限り解決は不可能)」を文字起こしした記事(25日付)が「阿修羅」に載りましたので紹介します。
時の政権に踊らされて世論が一気に右向け右になるのが一番怖い」と記事は結ばれています。
 
 併せてしんぶん赤旗の記事:「対話の呼びかけを日本政府は徹底して無視 韓国大統領府高官が会見」を紹介します。韓国からの特使を2回にわたって拒否したことなどが語られています。
 韓国大統領府の金氏は「日本の対応は単純な拒否を超え、『国家的自尊心』を喪失させるほど無視した」もので、「外交的な礼を欠いた」と批判しています
 相手国・韓国をそこまで蔑むとはあってはならないことです。
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泥沼の日韓対立 この政権が続く限り解決は不可能
 日刊ゲンダイ 2019/08/23
阿修羅文字起こし
メンツだけの突っ張り合いに金正恩は高笑い 
 日韓関係のドロ沼化に呵々大笑なのが、北朝鮮金正恩朝鮮労働党委員長だろう。国営メディアの朝鮮中央通信先月末、GSOMIAを「戦争協定」と批判。「早急に破棄されるべきだ」と主張していたからだ。
 北は米韓合同軍事演習などに反発して先月25日以降、日本を射程に入れる短距離弾道ミサイルを計6回発射。安倍政権は北がミサイルを発射するたびに「日米韓で緊密に連携している」と繰り返してきたが、韓国とのメンツ争いが招いたGSOMIAの破棄で「緊密な連携」を失ってしまった
 加えて、拉致問題の解決がさらに遠のくことは必至。北が安倍批判のボルテージを上げているからだ。
 党機関紙「労働新聞」は18日、10月から始まる幼児教育の無償化から朝鮮学校を除外したことに反発。<安倍政権はわが国との『条件なしの対話』を掲げて騒ぎ立てているが、真に受ける者はいない>と一蹴した。翌19日には、安倍が拉致問題の解決を強調していることについて<敵対の雰囲気をあおり、政治的利得を上げるのが目的だ>と非難している。
 
 安倍は「私が金正恩委員長と向き合わなければならない」と念仏のように唱えているが、その気があるなら、韓国と揉めている暇などないはずだ。自民党中谷元・元防衛相はGSOMIAの破棄について、「北朝鮮を利することにしかならず、韓国政府の判断力が理解できない」と批判したが、「北を利する」発端をつくったのは韓国への輸出規制という“禁じ手”を使った安倍政権である
 
北朝鮮は日米韓の連携を面白く思っていません。日韓は歴史問題で隔たりがあるとはいえ、軍事分野では密に連携してきましたから。米国が日韓の仲裁に乗り出す可能性はあると思いますが、米国と良好な関係を築いている正恩氏からすれば、日韓が勝手に“自爆”したことに笑いが止まらないでしょう」(デイリーNKジャパン編集長の高英起氏)
 北にとって、日韓の揉め事は“漁夫の利”でしかないのだ。 
 
韓国の決定に日本の世論がイキリ立つのが最大の懸念 
 〈頑張れ韓国 地獄まであと一息!〉〈アメリカに気兼ねなく本来の仮想敵国扱いにできる〉〈日本と韓国は殺し合え〉〈韓国と国交断絶しろ〉
 
 韓国のGSOMIA破棄の決定を受け、イキリ立つネトウヨは「韓国憎し」の大合唱だが、少し冷静になった方がいい。韓国がヒートアップするほど、逆に日本が落ち着いて対応すれば国際的な評価も高まるというものだ。隣国同士が声高にやり合えば、どっちもどっちと見られてしまう。両国の世論が熱くなり過ぎるとロクな結果にはならない。
 政治評論家の森田実氏は
「世界中で格差社会が広がり、鬱屈した不満がガスのようにたまっているため、何かが起きると火が付きやすい。右翼的な政治家はそこに非寛容ナショナリズムや排外主義を持ち込み、火を付けて支持を得る。その典型がトランプ米大統領と安倍首相であり、今回の韓国の件もその流れにある」と言い、こう続ける。
韓国と国交断絶だ、戦争だ、なんて声がワンサカと出てくる異常な状況なのに、与野党や経済界、大マスコミからは安倍政権の政治手法を問う声がほとんど出てこない。理性が失われて狂気が支配するのが戦争ですが、今はまさにその時代に戻りつつあるかのようです」
 
 拳を振り上げるばかりでは、外交問題は何ら解決しないし、時の政権に踊らされて世論が一気に右向け右になるのが一番怖い先の大戦でも、「日本は強い」などと妄信して無謀な戦争に突入し、大量の悲惨な戦死者を生んだではないか。悲劇を繰り返さないためにも、今こそ冷静になるべきだ。 
 
 
対話の呼びかけを日本政府は徹底して無視 韓国大統領府高官が会見
しんぶん赤旗 2019年8月24日
 韓国大統領府の金絃宗(キム・ヒョンジョン)国家安保室第2次長は23日の記者会見で、日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の終了決定に至った最大の理由について、日本側が徴用工問題や輸出規制問題に関する対話の提案を徹底して無視したことだと強調しました。
 
 金氏によると、韓国政府が7月に2回にわたって特使を日本に派遣したほか、8月に駐日韓国大使が日本政府高官との接触を試みました。8月15日の光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)には、韓国高官が日本を訪問。文在寅ムン・ジェイン)大統領が光復節記念演説で日本との対話と協力を呼び掛けることについても、事前に日本政府に通知していました。
 
 金氏は「日本側は何の反応も見せなかった」と述べた上、21日に北京で開かれた日韓外相会談でも、元徴用工への賠償を命じた昨年10月の韓国大法院(最高裁)判決の「是正」を韓国政府に求める従来の立場を繰り返したと指摘。「三権分立を無視する」とともに「司法に対する政府の干渉」を求めたと批判しました。
 韓国政府は「日本側と外交的に問題を解決するための多様な方策について扉を開いている」と、繰り返し日本政府に対話を呼び掛けましたが、「日本側はいっさい応じなかった」と明らかにしました。
 
 金氏は「日本の対応は単純な拒否を超え、『国家的自尊心』を喪失させるほど無視した」もので、「外交的な礼を欠いた」と批判しました。

映画「主戦場」感想会&平井さんの本「慰安婦問題をどう教えるか」

昨日は納涼会を兼ねて、「主戦場」の感想を語り合う会だった。

慰安婦問題に迫る「主戦場」は3ヶ月以上のロングラン上映。
映画の会の友人たちに勧められて私も2回観に行った。

一回目は、全員、右派の人たちの不勉強とでたらめぶりに驚き!
曰く「慰安婦関連の本は一冊も読んでないが、慰安婦なんて馬鹿馬鹿しい問題」
曰く「政府は謝ってはいけないんですよ。謝ったらお終いです…」
曰く「慰安婦フェミニストも相手にされない醜い女性が始めたこと?????


慰安婦問題を30年間、生徒に教えている平井さんはこの映画をどうご覧になったか?
専門家の彼女にも参加していただきたかったのだが、会議と重なって無理とのこと、
そこで、平井さんの本を読んで参加。

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右翼や政治的圧力に屈せず、歴史の真実を伝え、生徒に考えさせる授業を続けられた平井さんに改めて敬意を表したい。
読売テレビから慰安婦の取材に授業を見せて欲しいという申し入れが合った時も
「学校に右翼が来たらどうするんです?止めた方がいいですよ」という声はあった。
先日のパターンと似ているが、校長が守られた。
教師の教育課程の編成権を守っていくのが管理職としての本来の責務だと。
平井先生の熱い授業で、生徒の考え方も鍛えられる
今の政権よりずっと立派な感想文が載せられていた
「本当に和解するためには、非がある日本が被害者の要求にできるだけ誠意をもって国力を尽くして解決すべきだと思います。韓国は大切な隣国で、これからも長くつきあっていく国だからです。」
慰安婦に会って、話を聴き、正式な謝罪をすべき。ドイツなどを見習って二度と繰り返さないよう国民にも伝えていく必要がある」
多くの生徒が、被害者である「慰安婦が置き去りにされている」と気がついていた。建前だけの賠償金で解決などありえない・・と。

これは今の福島の問題にも通じていると思った。

平井先生に教わった生徒達は、社会にも政治にも目を向け、常に自分の頭で考え、他人事にせず寄り添って考えることができる大人になるだろう。

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さて、「主戦場」

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慰安婦問題は実際に証拠はたくさんあるのに、真実を見ず、本も読まない右派は、
初めはから結論ありきの主張だと思った。

醜い日本軍のやった行為はなかったことにしたい。
醜いから見たくない。それで紙袋を被せる・・という心理にも通じる。

歴史の真実を見ず、学ばず・・自分の主張だけ。
デザキ監督も「右派はあまり勉強していないようだ」と字幕でコメントを入れている
それを右派が怒っているのだろうとYさん。

2回以上見ると「監督は慰安婦問題のもっとその先を見ているように思う」
という意見も出てきた。

歴史修正主義者の主張の背景には、日本会議がついている
だから慰安婦問題は、その延長が日本会議の主張につながる。

日本会議を利用して、ある人は利権を、
ある人は小さい自己満足を得、
安倍政権の手厚い守りを実感して、心地よいのではないか??

日本会議の目的は
憲法を変えて戦争できる国にしたい?
戦争は儲かるという考え方は安倍晋三を支えるJR東日本の葛西氏も言っている。
「もうそろそろ、戦争でもしてくれないと日本の経済も立ち行かなくなりますなぁ」

*また、「大東亜戦争」を賛美し、権力の中で国民も支配したいという望みもあるのだろう。

歴史修正主義者が、今の安倍政権の下で跋扈しているが、その先にあるものは何か?

最後の場面で
A級戦犯であった岸の復活、 アメリカCIAからの資金援助でできた自民党の歴史
岸が9条を改憲したがっていたことも暴露、
そして…字幕で
日本はアメリカのために命をかけて戦うつもりか?」という問いかけがあった。

これがデザキ監督が最も懸念していることではないのか??

という結論で3人一致。

映画も語り合える仲間がいるのはうれしいこと。

「太陽がほしい」これもおすすめだそうです。
eiga.com > ホーム > 作品情報 - キャッシュ
評価(評価: 4)評価:4-3件のレビュー
2019年8月3日 - 太陽がほしい 劇場版の作品情報。上映スケジュール、映画レビュー、予告動画。「王母鄭氏 チョンおばさんのクニ」「ガイサンシーとその姉妹たち」など慰安婦問題をテーマにした作品に取り組んできた班...

「憎しみは憎しみによって止まず、ただ慈悲によってのみ止む」

「憎しみは憎しみによって止まず、ただ慈悲によってのみ止む」

これは、ブッダの言葉だそうです。           
 
敗戦後の1951年9月、日本の主権回復と国際社会復帰を審議するため、「サンフランシスコ講和会議」が開催されました。
しかし、ソ連によって、米英中ソの4か国による日本の分割統治や主権の制限、高額な賠償金請求という提案がなされ、自国の利害を最優先させる各国の思惑が交錯して、議場は重たい空気に・・・。
 
そんな中、セイロン(スリランカ)の代表として演題に立ったジャヤワルダナ蔵相(のちに大統領)は、被害を受けた国の代表でありながら、その演説の中で、
このブッダの言葉を引用し日本に対する損害賠償請求権の放棄を主張しました。
 
理由は、
スリランカの人々が仏教徒として、ブッダの言葉を信じていたことで、
日本人の中にも、仏教徒としての要素が感じられた・・というものでした。
 仏の教えを信じるジャヤワルダナ氏は、同じく仏の教えにふれた人たち(日本人)を信じて、日本を守ろうとされたのです。
 
講演では・・「・・、空襲によって主要産物のゴムの残虐な搾取によるダメージもあり、私たちはその損害の回復を求める権利がある。
しかし、私たちは、アジアの人々を救済した偉大な仏陀の言葉「憎しみは憎しみによって止まず、ただ慈悲によってのみ止む」を信じています。
この言葉は南アジアを通じてセイロンに人道主義を広め、中国から日本へと広がりました。この思想は何百年もの間共通の文化・財産として私たちを結び付けてくれました。この文化は生きています。…日本は、指導者や大臣一般市民、僧侶たちが仏陀の平和思想の影響を受けているという印象を持ちました。・・」
「この条約は、敗北した敵国に寛大です。
私たちは日本に友情の手を差し伸べます。
そして信じます。
人類の歴史におけるこの戦争という1章が本日記される最終ページによって終わり、日本国民と私たちが平和と繁栄の中で人類の偉大さ味わうため共に歩む、最初の1ページが始まることを。」(日本語訳は京都佛立ミュージアムによる)
 
この演説が戦勝国の心を動かし、日本の自由と独立、国際化社会への復帰への後押しとなりました。

(「トランクの中の日本、戦争、平和、そして仏教」を参考に)
 
でも、今の日本はブッダの心どころか、憎しみの連鎖で、
政権自らが嫌韓を煽り、憎しみによる制裁を加えています。

この憎しみの果てに、どんな解決方法があるのでしょうか?
 
「憎しみは憎しみによって止まず、ただ慈悲によってのみ止む」
 
今の日本も、ジャヤワルダナ氏が語ってくれたこの言葉を、
冷静になって一度かみしめてみる時ではないかと思います。
 
ジャヤワルダナ氏がに日本に寄せてくれた信頼に応えるることこそ、
氏の望んだ平和への道を歩むことにつながります。

ジャヤワルダナ氏の思いを無にしないように、心にとめておきたい言葉です。

韓国への経済援助8億ドルを横領していた三菱、新日鉄、岸信介

韓国への経済援助8億ドルを追跡したら?

「経済援助」資金を横領した三菱、新日鉄岸信介

在尾張さんからの情報
安倍総理は徴用工問題を「1965年の日韓請求権協定で解決済み」と繰り返していますが・・
表向きは経済援助だが、やっていることの実態はあまりにも汚い!!


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恥知らずな戦犯企業三菱重工新日鉄岸信介
下記のURLをクリックして、動画をご覧ください。

室井佑月 @YuzukiMuroi 8月19日

日本の歴史修正主義が日韓対立の原因とワシントン・ポスト

日本の歴史修正主義が日韓対立の原因とワシントン・ポスト

 韓国ではいま、『日本会議の正体』(青木理・著 韓国版がベストセラーになるなど、安倍政権の極右思想の背景を検証する報道に注目が集まっているということです安倍首相をはじめとする安倍政権が日本会議のメンバーで占められていることも、勿論周知されています。
 日本会議こそはいわば「大東亜聖戦論」を理念とする歴史修正主義者たちの総本山で、「聖戦」であったとする以上、「南京大虐殺」はなかったとし、軍主導の戦時慰安婦制度も否定するしかありません。「あってはならない」ことを「なかった」とするわけで、それが歴史修正主義者とされる所以です。
 
 目下の日韓対立について、安倍首相の意向を忖度する日本のメディアはTVのワイドショウなどでもひたすら「韓国が悪い」ことを前提としていて、いきおい国内の論調も大いにそれに傾いています。
 しかしすでに報じられているように、韓国では反日不買運動などに対して当の韓国市民がNOの声をあげて撤回させていることなど、日本メディアが「反日集会」「反日デモ」と決めつけたデモや集会も、単純に日本という国や日本人を攻撃する内容ではなくて、プラカードの多くはハングルで「NO安倍」と書かれ、戦前回帰を志向し侵略戦争を肯定する安倍政権の動きを批判するものになっています。日本よりもはるかに理性的です。
 
 要するに今回の韓国いじめが安倍首相の主導で行われているという真相を見抜いているということで、この点でもそうしたことに決して触れようとしない日本のメディアの姿勢は情けない限りです。
 11日のワシントン・ポスト電子版は、「日本が過去の罪への償いを怠ったことがいかに世界経済を脅かしているか」という記事を掲げ、第二次世界大戦のあいだに、何十万人の“慰安婦”を性奴隷にしたことや、韓国の学童たちに日本語を教え込むことで朝鮮文化を根絶やしにしようとした犯罪行為がいまだに清算できていないとして安倍政権の歴史修正主義を批判する記事を出しました。
 安倍政権の歴史修正主義については、これまでも多くの海外紙がを批判して来ましたが、日韓の対立問題が明確化する中で、改めて指摘したということです。
 
 日韓対立が深刻化し日本の受ける被害もどんどん拡大する一方なのに、日本のメディアは、これからもただ政府と息を合わせて韓国を批判し続けていればいいと考えているのでしょうか。
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日韓対立で『ワシントン・ポスト』が日本の歴史修正主義が原因と指摘!
「日本が罪への償いを怠ったことが経済を脅かす」
LITERA 2019.08.18
 嫌韓煽動報道が完全に日常化してしまった日本メディア。8月14日の「日本軍慰安婦被害者をたたえる日」、8月15日の「光復節」をめぐっても「反日ムードが高まる日」「反日集会」「文大統領が『光復節』で日本に対抗」などと、対立ムードを煽りに煽っていた
 実際には、文在寅大統領は「慰安婦をたたえる日」集会には出席せず、「光復節」のスピーチでも日本に対話を呼びかける非常に冷静なものだったが、テレビのワイドショーは「文大統領のトーンが弱まった」としつつも、北朝鮮との経済協力を強調していたことに難癖をつけたり、8月2日のホワイト国除外閣議決定を受けて文大統領が発した「賊反荷杖」という言葉をもう一度引っ張り出すなどして(しかも、例の「盗人猛々しい」という“煽り訳”をつけるかたちで)、相変わらず文大統領攻撃を展開。「光復節」についても、まるで「韓国の反日がこれまで以上にエスカレートした」「日本糾弾イベント続々」などと報じた。
 
 しかし、今年の「光復節」は決して、日本のマスコミが決めつけるようなたんなる「反日の日」「日本糾弾の日」ではなかった。
 日本メディアはまったくと言っていいほど報じなかったが、「光復節」の演説で文大統領は日本に対話を呼びかけただけでなく、その「光復節」の本質について、こう語っていた。
〈光復は私達にとってのみ嬉しい日ではありませんでした。 日清戦争日露戦争満州事変と日中戦争、太平洋戦争まで60余年間の長く長い戦争が終わった日であり、 東アジア光復の日でした。
日本の国民たちもまた、軍国主義の抑圧から逃れ侵略戦争から解放されました。〉
(「コリアン・ポリティクス」編集長・徐台教氏による全文訳
 
 日本メディアでは、「日本が敗戦した日は、韓国にとっては勝利、日本の植民地から解放された日」などと二項対立的に報じているが、文大統領は、多くの日本人にとっても終戦記念日は戦争と軍国主義から解放された日だとし、ナショナリズムを乗り越えるよう、日韓両国の国民に呼びかけたのだ。
 こうした姿勢は、韓国国民も同様だ。韓国国内の反日不買運動などに対して当の韓国市民がNOの声をあげて撤回させていることなどがすでに報じられているが、日本メディアが「反日集会」「反日デモ」と決めつけたデモや集会も、単純に日本という国や日本人を攻撃する内容ではなくなっている。プラカードの多くはハングルで「NO安倍」と書かれ、抗議の内容も、多くは戦前回帰を志向し侵略戦争を肯定する安倍政権の動きを批判するものなのだ。
 
 また、韓国ではいま、『日本会議の正体』(青木理・著)の韓国版がベストセラーになるなど、安倍政権の極右思想の背景を検証する報道に注目が集まっている。
 これらの現象からわかるのは、韓国国民が日韓対立問題の本質をはっきりと認識するようになったということだ。
 いま、起きている日韓対立のエスカレートの責任のかなりの部分は、明らかに日本の歴史修正主義の台頭、そして安倍政権の侵略戦争肯定と戦前回帰政策にある
 安倍首相は第一次政権で首相に就任するや、日本軍「慰安婦」の強制性を否定。米国から非難を浴びて撤回した後も、政権周辺がことあるごとに日本の戦争犯罪を否定し、先の戦争を肯定する発言を繰り返してきた。第二次政権になると、この動きはさらにエスカレート。2015年の終戦記念日には、日本の植民地支配と侵略を謝罪した村山談話を見直し、2015年末には慰安婦問題でまともな謝罪をすることなく、金で黙らせるような慰安婦問題日韓合意を結んだ。
 こうした安倍政権の姿勢が、韓国の国民の怒りと危機感を高まらせ、逆に日本の戦争犯罪を問い直す動きを加速させていったのだ。
 
ワシントン・ポスト「日本は何十万人を性奴隷にし朝鮮文化を根絶やしにしようとした」
 ところが、安倍政権はこの韓国との対立の沈静化を図るどころか、逆に“反韓感情”を煽動し続けた。徴用工問題で韓国の裁判所で日本企業に賠償責任を求める判決が出ると、参院選直前、消費税や年金問題などの不利な争点を隠そうと、官邸主導でその報復措置として対韓国輸出規制を決定した。
 しかも、国内では御用マスコミにオフレコで“徴用工問題への対抗措置”とリークして勇ましい姿勢をPRしながら、国際社会では批判を浴びることを避けるために「対抗措置ではなく、韓国に安全保障上の不備があったから」などとゴマカシを図るという、姑息な二枚舌作戦まで展開していた。
 こうした安倍政権の体質、やり口こそが最大の元凶であり、日韓対立をエスカレートさせているということに、韓国の人たちが気づき始めたのである。
 
 いや、韓国だけではない。欧米でも安倍政権の歴史修正主義の責任を問う声がどんどん強くなっている。例えば、米紙ワシントン・ポスト11日付電子版は、「日本が過去の罪への償いを怠ったことがいかに世界経済を脅かしているか」(How Japan’s failure to atone for past sins threatens the global economy)という記事を掲載した。
 記事はまず、世界のマーケットへの悪影響を指摘しながら、安倍政権の目的が徴用工問題での「報復」にあることをこう指摘する。
〈日本の動きはすでにメモリーチップの価格を急騰させており、世界のテクノロジーマーケットに恐ろしい影響を与えている。日本政府は制裁(the sanctions)の理由として安全保障上の懸念をあげているが、ほとんどの識者は、日本企業が第二次世界大戦中に強制労働させた朝鮮人に賠償金を支払うべきとした最近の判決に対する韓国への報復と見なしている。〉(訳は編集部による)
 
 そのうえで、日本政府がいまだに戦中のアジアへの侵略行為を清算できていないことをこのように解説するのだ。
〈日韓では何十年もの間、日本がどのようにして植民地支配の過去を償うべきかについての意見がわかれてきた。過去の数々の残虐行為をきちんと考慮してこなかったことが、東アジア地域を超えた経済的影響をもたらしているのかもしれない。さらなる平和と繁栄のために、国家というものは歴史に取り組まなければならない──その歴史がどれだけ醜悪だったとしても。
 第二次世界大戦の終焉とともに日本が帝国主義を放棄したそのときから、韓国のような元植民地では日本に対する根深い恨みが残り続けた。まず帝国主義の支配のもと、そして第二次世界大戦のあいだに、日本が犯した残虐行為の数々は、歴史上最も恐ろしいもののひとつだった。そこには、何十万人の“慰安婦”を性奴隷にしたことや、韓国の学童たちに日本語を教え込むことで朝鮮文化を根絶やしにしようとしたことも含まれている。〉
 
国際社会の批判を無視し、安倍政権の歴史修正主義と同化する日本マスコミ
 さらに同紙は、1965年の日韓基本条約にも触れ、〈しかし、この条約はまた、日本を過去の残虐行為の清算から逃れさせた〉として、交渉において日本政府と韓国軍事政権が戦争被害者の視点を考慮しなかったと指摘。その後、80年代から90年代にかけての韓国民主化の流れのなかで、それまで沈黙を強いられていた元「慰安婦」が声を上げたと解説し、〈条約は彼女たちの不満を扱うのに十分でないことを証明した〉と述べる。そして、過去の戦争犯罪を忘却させようとする日本社会と政治の歴史修正主義的な性格を指摘し、日韓の貿易問題に限らず、こうした状況が世界に及ぼす悪影響を示唆して記事を締めくくっている。
 
〈日本はまた口先だけの努力で(両国の)論争を煽り続けている。90年代以降、日本の政治的リーダーらは、日本の過去の悪行のお詫びと反省を表明するいくつもの談話や声明を出してきた。しかしながら彼らの釈明、あるいはその誠実さに疑問符を付けさせる悪名高い靖国神社参拝などの行為で、談話や声明を一貫して弱めてきた。
 
 日本社会は、第二次世界大戦で日本軍がしたことを認め、反省を示すことを失敗してきた。ドイツとは違い、日本は第二次世界大戦での残虐行為を人々に教育し思い起こさせる記念碑や記念館を建ててこなかった。現在の総理大臣である安倍晋三は、歴代の首相よりも歴史問題で強固な姿勢をとっており、それまで以上の謝罪をおこなわないことを明確にしている。学校教育では20世紀初めの日本は純粋に利権を追求したにすぎないと教えられ、日本の若者もまた自分たちの国が過去におこなったことについて謝罪する必要はほとんどないと思っている。こうした傾向はすべて、ナショナリストのパブリックメモリーとしてより強化し、現在の貿易問題を悪化させる恐れがある。
 
 貿易戦争が地域経済と世界経済に波及する前に日本と韓国が何かしらの合意に達する可能性はあるが、現在の問題が解決したとしても、日本が、近隣諸国との和解を達成するために、さらに広く一貫した努力をしないかぎりは、アジアは常に、別の経済的あるいは軍事的な危機に近い状況に不安定なかたちで置かれるだろう。難しい歴史の考慮を怠ったことが未来の繁栄に限界をもたらし、そして世界の他の地域が苦しむ結果になるかもしれない。〉
 
 日本政府がアジア侵略や戦争犯罪を反省し、被害を受けた市民一人一人に対して謝罪や真摯な対応をしなかったことが、現在の日韓関係の悪化を招き、さらには世界経済を混乱させかねない。そう追及するワシントン・ポストの論調は、国際的に考えて至極当然のものだろう。
 しかし、韓国国民が反日ではなく、安倍政権の戦前回帰、大日本帝国肯定に危機感を持っていることも、そして、欧米をはじめとする国際社会がワシントン・ポストと同様に、「安倍政権が過去の罪の償いに向き合わないこと」が韓国との対立の最大の原因だと捉えていることも、いまの日本のメディアはほとんど報道しようとしない。
 それどころか、テレビのワイドショーなどはまったく逆に、安倍政権の歴史修正主義戦争犯罪否定をデフォルト化させ、植民地時代の差別的視線そのままに、洪水のような韓国ヘイト報道を展開しているのだ。
 17日、ジョージメイソン大学大学院博士課程の社会学研究者・古谷有希子氏が、「Yahoo!個人」に「日韓関係の悪化は長期的には日本の敗北で終わる」と題した論考を発表。そのなかで、日本政府に対して〈たとえ貿易戦争で一時的に国民をスカッとさせるような結果を得ても、歴史修正主義に立った「歴史戦」は日本の外から見れば明らかに日本の劣勢であり、長期的に見れば勝ち目のない戦いである〉と警鐘を鳴らした。
 ネトウヨはこの論考に早速「反日」「韓国の回し者」と攻撃を加えているが、この分析は国際社会の動きを見ると、決して間違っていない。安倍政権の煽りに乗っかって、日本がのっぴきならない状況に追い込まれたら、間違いなく、その共犯者はマスコミである。 (編集部)

植物人間状態と言われる人の回復サイト(白雪姫プロジェクト)

8月のブログ終了まで、あと2週間を切りました。

仕事を持っていることと、土日もほとんど予定が入っているため、それまでに
どの程度自分の記事が出せるかわからない状況です。
でも、お伝えしたいことはあります。

5年前に観たドキュメンタリー映画で、忘れられないものがあります。
「植物人間状態」といわれる方でも、実は「意識がある」ということ。
あるいは、重度の障害を持って生まれたために、言葉も発することができない方でも、彼らはちゃんと言葉がわかって見ているのです。

それはこの映画を見たことで、はっきり知ることができました。

意識の回復は不可能と思われていたのに、回復するかもしれないというのは希望が持てます。
また、ほとんどコミュニケーションできない障害児を持っているご両親には、
実はお子さんがちゃんとわかっていてくれた‥ということはうれしいことでしょう。

感動のドキュメンタリー映画でした。自主上映ですので、開催場所や日にちは地域によって違います。興味のある方はDVDや本も出ています。

「僕の後ろに道はできる」



脳幹出血で突然倒れた山元さんの同僚、宮田俊也さん。100人のうち助かるのは4人と言われ、助かっても植物状態と宣告されます。しかし、絶対大丈夫と思う山元さんの献身的なケアと、リハビリで…現在は、機械を使っておしゃべりしたり、車椅子に乗って外出したり…奇跡の復活を果たしました。目に見えないけれど大切なこと、愛情がいっぱい詰まったドキュメンタリー。
出演:宮田俊也/山元加津子/紙屋克子/柴田保之ほか

監督・撮影:岩崎靖子 撮影・編集:小野敬広 サポート:入江富美子
2013年3月9日初上映 90分 画像比率 16:9 制作:E・Eプロジェクト


映画会の時、お会いした山元加津子さん(通称かっこちゃん)の華奢なこと。
ところが、握手させていただくとすごく強い力でぎゅっと握り返されました
華奢でも強い意志とパワーを秘め、人一倍深い愛情を持たれた方という印象でした。
奇跡は植物状態だった宮田さんの回復だけにはとどまりませんでした。
意思伝達装置の活用によって言葉をつかえない障害者や意識障害者も自分の思いを持っていてそれを表現したいと願っていたことなどがわかりました。
話すことができない脳性まひ?の少女に文字をつづる機械を教えたとき、少女が書いた文字は「おかあさん、だいすき」だったと思います…この場面、今も思い出すと心が震えます。
祈りと愛情に支えられ、正しい知識でケアを行うと、ここまで回復できるという奇跡のドラマ。口腔ケアが大事だそうです。嫌がる宮田さんをなだめたり、叱ったりしながら、根気よくケアを続ける山元さんの姿にも感銘を受けました。
詳しい内容は、こちらを参考に。




どちらもケアする側の根気強い愛情が不可欠です。
でも、その延長上に奇跡は起きるのだと教えてくれました。ケアする側の崇高な努力に心打たれます。