京都のおばんざい\(^o^)/

おばんです~~~!^^

「おばんざい」ってごぞんじですか?

何年か前に、「お・ばんざい」というテレビドラマがあったたそうですが・・・・、

それも知らない東京もんのmimiは、初めてこの言葉を聞いた時,

おばんざい??「 お・万歳」か?・・・と @@

\(^o^)/???

いえいえ・・おばんざいとは・・

京都のことば、日々のおそうざいのことどす。(*^_^*)

漢字で書くと「お番菜」 でも、一般的には「おばんざい」とひらがな表記で。

ご家庭の食卓に出てくるきんぴらゴボウや切り干し大根、おから・・・
そんなお総菜のこと。

でも京都でいう「おばんざい」は、いわゆるお総菜とは、少ぉしだけ違うのんどす!。

もっと・・言うたら、長年継承されてきた食生活の知恵への誇りや心意気が、
このことばに凝縮されているんどすぇ~。(*^_^*)。


一つには、旬の素材と手近な食材を手間をかけずに使い切ること。
無駄なお金や時間をかけないで、ゴミもあまり出さない合理的な伝統的家庭料理!

そして京野菜が中心で、薄味やから、身体にも優しくヘルシー^^なんどす(*^_^*)

京野菜って知ったはりますか~??
九条葱や賀茂なす聖護院かぶら・伏見唐辛子・京水菜・…色々ありますやろ。

それに、京都・・いうたら、湯葉、生麩も有名どすなぁ・・。

こんなもんを使うてのお総菜・・ヘルシーですやろ~?

ウチは、最近、こんなおばんざいが好みになりましたんどす~。
                  (あやしい京都弁、かんにんどす~~)
/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

さて、せっかく嵐山に来たからには記念に・・・と、

嵐山で湯豆腐のお店を物色していましたが・・・なかなかいいい値段ばかりです。

ご飯と味噌汁と湯豆腐それに天ぷらや生麩の田楽などが付いて3800円
京都の湯豆腐の相場はそんなものなんでしょうが・・

つましい生活を余儀なくされている未亡人二人、つい、しみったれてしまいます。

「ウチでも、湯豆腐くらいできるよねぇ・・」
「ウチで食べれば、5回は食べられる値段やわ~。」

・・・と、悩みつつ、うろつく乙女ら?の前に現れたこの看板
イメージ 1

イメージ 2


「京都のおばんざい料理バイキング 1890円 」
おばんざいバイキングの名前に惹かれて迷わずここに決めました。

お店の名前は「ぎゃあてい」

般若心経の終わりの方にあることばです。
高田好胤氏の説明を引用

羯諦羯諦(ぎゃあていぎゃあてい)は、行こう行こうということ。波羅羯諦(はらぎゃあてい)は、さあ行こう。波羅僧羯諦(はらそうぎゃあてい)はみんなで一緒に行きましょう。ですから、ひっくるめて申せば「行こう、行こう、さあ行こう。みんなで行こう、心を合わせ、力を合わせて、幸せの、あこがれの、理想の彼岸の世界に行きましょう」
 力を合わせ、心を合わせて、幸せな世づくりに励みましょう、ということです。

 「行こう、行こう。」(・・ぎゃあていに行こう!)
  なるほど 良い名前です♪^^

さて、お店に入りますと、「おばんざい」いろいろありました。
イメージ 3

「かぼちゃのたいたん」って言い方が面白いでしょ♪
「かぼちゃを炊いたもの」という意味。関西では「煮ること」を「炊く」と言います。
だし巻きはふわっとして、おだしの味も良く絶品でした。


イメージ 4

切り干し大根、薄味でだし汁が良く染みて美味しい~。
イメージ 5



鯛のあら炊きもほどよい味付けで、美味しい~。

九条葱のぬた。くせのない葱がおいしい。
イメージ 10

生麩の湯通ししたものに田楽の味噌を付けていただくのも美味しかったです。
湯葉豆乳豆腐は、湯葉とお豆腐のベストマッチ
イメージ 6


こんなのを少しずつ、お味見しました。

 み~んな、昔の食卓にあったような、素朴で懐かしい味がしました。(*^_^*)

男性向きにはとんかつや唐揚げ
イメージ 7

モチロンおでんや茶碗蒸し、湯豆腐もありました。

その他うどんやカレーも ・・・。

 デザート編。
抹茶プリンと紫芋の水ようかん
イメージ 8

グレープフルーツのゼリーとプリン
イメージ 9


白玉団子も美味しかったなぁ・・。

「よう食べるね~!」と言われそうですが、少しずつなので(←言い訳)ちゃんと入ります!^^

しかも、煮炊き物が多く、油をあまり使わない、お腹にもやさしいお総菜やデザートばかり・・。

バイキングでさんざん食べても、胃もたれもなく、 胃腸薬 消化剤不要。
おなかがいっぱいで、夕食も不要!(経済的やわ~)

で、湯豆腐は・・?
ここでも少しいただきましたが、やっぱりお家で・・。
京都の紅葉の写真を飾って、紅葉でも見ながら・・ほっこりといただくことにしました♪

最後に・・・「京都のおばんざい」のネットに、こんなことが書いてありました。

材料をとことん使い切ることでお金を節約、労力も時間も節約するおばんざいは、
お金を出せばなんでも買えるという考えの対極に位置するもの。
おばんざいから、先人の知恵「始末する心」を持った豊かな暮らしを発信したい・・と。

「京町家・暮らしの意匠会議」の吉井様のお言葉もご紹介
 
おばんざいの奥深い良さに気付いて下さって、
 せめて食物のごみだけでも減りますよう、
    食材の輸送距離が下がりますよう、
      過食・偏食による病人が出ませんよう、
        孤食によって家庭崩壊や非行児童増加等悲しいことが起こりませんよう
           地球温暖化防止のささやかな貢献となれば...と祈るばかりです。

「おばんざい」の奥深さを改めて見直したmimiでした!

「おばんざい」ばんざ~い\(^o^)/