温泉楽(4)伏尾温泉 不死王閣

久安寺から 徒歩5分。この赤い橋を渡ると・・
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紅葉に中に佇む 伏尾温泉、不死王閣が見えてきます。
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不死王閣 ・・・すごい名前ですね。

「死なないキング」です!

電車の中でも、何と大胆な名前~!・・と、みんなで大笑い!

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ところが、実は、れっきとした由来があったのです。


<屋号の由来>

(不死王閣温泉のお箸の袋に書いてありました)

時は平安末期、地元の古刹・久安寺に徳の高い和尚・賢実上人がいた。

天皇より厚い信頼を賜る賢実上人は、皇后ご懐妊の折り宮中の命により安産を祈願。

その甲斐あって元気な皇子(後の近衛天皇)が誕生する。

以来、この地は不死王村と呼ばれるようになり、後に転じて伏尾村になったという。


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お箸の袋に書いてある「屋号の由来」を熱心に読んでいる参加者

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先代の料亭「鮎茶屋」を、旅館にした二代目社長さん、

せっかく旅館にしたのに“鮎茶屋”ではイメージがあまりに小さい。

そこで、伏尾の地名の由来を思い出し、

「不死王つまり“死なない王様”とは縁起がいい。地名にまつわる縁もある。
一回見たら忘れへん名前や。これでいこう」。

こうして「不死王閣」の屋号が誕生したわけです。

たしかに、一度聞いたら、忘れません。

この温泉に入れば、死ぬことはない・・。まさか!(笑)

で、・・温泉はどうして見つけたのでしょう??

温泉の縁起や由来は、たいてい鳥や動物が登場して、たまたまそこで、傷を癒して
いた…というような話が多いですね。

昔、羽を傷めた烏が3羽水たまりに浸かっていて元気になった・・・これは有馬温泉
怪我をしたコウノトリが癒された・・これは城崎温泉
 
ところが、こちらの温泉は、ちょっと事情が違います。

この社長さん、お客さんに来てもらうには温泉が良かろう…と考えて、

二年半に渡り、採掘を続けた結果、掘り当てた温泉なのだそうです。

「東を見ると箕面に温泉がある。西は宝塚に炭酸泉が出て三ツ矢サイダーの工場がある。うちは、この2点を結んだ延長線上やから、出そうやなとね(笑)」。

二つの源泉はいずれも天然ラジウム泉・・。

不死王閣の社長さん自らのカンで掘り当てた温泉だったんですね。

名前と言い、温泉発掘と言い、すごい社長さんがいたものです!

途中、たくさん寄り道しましたが、ここは、阪急池田からバスまたはタクシーで10分から15分ほどです。


まずは、不死王閣温泉でゆっくりと…身体を休めます。

こちらのラジウム泉。パンフレットの効能には・・・、
リウマチ、痛風、高血圧外傷後遺症、動脈硬化などと書かれています。

ここの魅力は、約二万坪の広大な敷地に豊かな自然が残されていること
私たちの入った庭園露天風呂も、遠くに紅葉した山を臨み、近くは紅葉の木や南天などの植物を眺めながら、ゆったりとした時間を愉しませたいただきました。

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とてもすばらしい露天風呂でしたが、さすがに、カメラを持ってお湯に入るのはちょっと無理
パンフレットの写真です。

サウナも付いていて、設備も充実しています。
ゲルマニウム温浴岩盤浴施設などもありました。


さて、今日の参加メンバーは6名…

温泉楽は、基本的には、温泉に興味があれば、誰でも参加OK
20代から60代までの世代を越え、職業を越えての異業種交流サークルです。

そこがまた、いろんな話題が出てくるごちゃまぜグループの良さで、

聞いたり、教えたりの楽しい学びの場にもなります。

ちょうど、いろんな方とのブログ交流で、教わったり、発信したりする楽しさと

似ているかも知れません。

お世話になっている皆さんとも、温泉ツアーがあったら、きっと楽しいでしょうね。

そして、こうした異業種交流サークルをうまくまとめるのが、塾長のお人柄です。

参加したメンバーが楽しく過ごせるように、いつも気配りと笑顔を忘れません。
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塾長と小濱さんです。

この日は、小濱健介さんが、ハガキの形で出版する写真集を持参。
みんなで見せていただきました。
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彼は、唯一の20代青年ですが、若いのになかなかの行動家。
休みを利用して出かけたこの地での写真の個展を開き、出版をとおして、集まったお金でこの村への応援をしています。
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温泉学は年に4回ですから、次は3月。春と夏は、青春18切符を使って出かけます。

この場で、参加者の情報も考慮しながら、次回の温泉楽の候補地を考えます。
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ご馳走は、元々が料亭と言うこともあって、みんなおいしくいただきました。

会計は、お酒を飲む人と飲まない人とで、別会計。支払いは一人6千円程度でした。

毎回、日帰り温泉ですが、今回は、池田の街の散策、動物園、久安寺と、かなり見どころも多く、充実した一日となりました。

朝、風邪気味だった2名も、温泉に入ることで、風邪も良くなり、
確かに温泉の効果はあったようです!

大阪から30分の便利さ、今度は桜の季節に、また行ってみたい温泉です♪