MBSたねまきジャーナル①小出先生/汚染ガレキは適切なフィルターをつけるべき・子ども達はセシウム付き花粉飛散時にはマスクが必要
小出先生のお話
小出「東京電力は自分の所有物をばらまいて置きながら無主物だと言って責任を取らないという行動に出ているのですね。私はまずそのことを処罰してほしいと思います。そんなことを放置したまま国が自分がなにか任命してというようなことは、筋が通らないと私は思います。」
池田「なんか、国の方もパフォーマンスみたいな感じしますよね」
小出「そうですよね。俺達がやってるんだってなんか、ずいぶん偉そうな態度だなと思います」
自分の所有物をばらまいて無主物と言っている、国がそれを放置して任命とは、筋が通らないと言うことで、国もパフォーマンスなのです。
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リスナーからの質問
①大阪府が瓦礫を受け入れるが、セシウムは焼却の基準のみで、住民の被曝に関係する焼却煙については何もふれていない。セシウムは650度で90パーセント気化すると聞いたことがありますが、本当はどうなんでしょうか。
小出
セシウムは650℃で気化、焼いたら気化して飛び出してくる。
しかし、空気を冷やせばセシウムはまた個体に戻るので、フィルターを適切に設置する限りは(強調)、とれる。
現在の焼却施設で、なんの手当もしないまま燃やしてはいけないと従来から言っています。セシウムをちゃんと、取り除けるような、フィルターを取り付けた上で、引き受けるべきだという発言をしている。今の事態を乗り切るためにはそれしかないと思っています。技術は100%ではなく、全部取れないが、適切なフィルターで取れるかもしれない。」②セシウム134や137は不安定で、アルファー・ベーター・ガンマー線を出して崩壊した後どうなるか?無害になるのか?
セシウム137,134、ストロンチウム90は1回の崩壊で安定になる。
③首都大学東京大学院の放射線安全管理学専攻の専門家が、先月東京都内の杉を調べてところ、福島第一原発の事故で張り付いた放射性セシウムが花粉に移る割合は、10分の1程度。来年の春、花粉が舞っても健康被害の心配はない。
③首都大学東京大学院の放射線安全管理学専攻の専門家が、先月東京都内の杉を調べてところ、福島第一原発の事故で張り付いた放射性セシウムが花粉に移る割合は、10分の1程度。来年の春、花粉が舞っても健康被害の心配はない。
新たな飛散がなければというお得意の条件づきですが、来年の春、子供たちにマスクは必要か?という質問
小出
「10分の1になったら影響がないなんていう、論理はなりたちません。」
小出
「10分の1になれば10分の1の危険ということで、1/10でも大丈夫ではない。
1/10になって比較的良かったとは思うが、10分の1の危険があると思わなければいけない。子どもは大人に比べれば何十倍も放射性の感受性が強いので、花粉の悲惨時には私はマスクが必要。」