野呂美加さん講演会その4 被曝した子ども達との接し方(拡散希望)

その1.http://blogs.yahoo.co.jp/sayuri2525maria/28540361.html

その2 http://blogs.yahoo.co.jp/sayuri2525maria/28547380.html

その3:  http://blogs.yahoo.co.jp/sayuri2525maria/28558500.html

 
今まで、チェルノブイリの子ども達の里親の仕事を長くしてこられた野呂美加さん。
それだけに講演は、政府の子ども見殺し政策への怒りと、子ども達を何とか避難させてほしいという切実な思いで溢れていました。
 
質疑応答では、実際に奈良まで逃げてこられたお母さんたちの質問が多く、3月から噂になっていた子ども達の鼻血や甲状腺障害が現実のものだったことが、はっきり確認できました
講演で、何度も言われていたように、
早めの避難が子ども命を救うことにつながります!
 
子どもさんの症状が心配なお母さん達は、どうか、早めの避難を考えてください。避難も遅れると、保養では救えなくなります。(美加さんの講演その3より)
 
以下、質疑応答です
 
野呂美加さんよりお母さん達へのメッセージ
 
頑張ると言うより、本気になってほしい。
本気になると沸いてくる力をと呼ぶのかと思う。
 
まず、落ち着いて自分の子どもを守ること
    線量の低いところの人達が「これは危険!」と運動することで、身動きができない福島の人達にも,
それがきっと伝わります。
 
子どもがもう大きい人で、余力のある人は、
福島の子ども達を呼んであげて・・・。
そして、そのお母さん達の話をよく聞いてあげてほしい。
それが、自分の中に真実として入る。
 
本当の話を聞いておくと、政府が言ってることや
報道されているウソが見えてくる。
勇気もわいてきて、自分のやることも見えてくる。
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質問から・・
 
A:そうです。核爆発した3号機はプルトニウムを混ぜたMOX燃料を使っています。
 
Q:ヨウ素を大量に入れると癌になるのでは?
:今、飛んでいる物にもヨウ素が付いているかもしれない。
でも、19年子どもを受け入れてきて、甲状腺がなぜずっと悪いのかと思っていた。事故後に生まれた通訳の人に聞いてみたら「いろんな放射能甲状腺に一番行くのでダメージを受けやすい」と。汚染された食べものにも原因がある。
Q:ヨウ素だけではない?
A:そうです。
 
Q:東電は国有化すると、脱原発になる?
A:・・・原子力村は、強い。あれだけ反対や偽メールの事件があっても、再稼働している。お金やエネルギーの論理にまどわされないように。
「NO!」ときちんと言っていかないと、うまく言いくるめられてしまう
「経済が落ちる」と言われても、「生活を豊かにする経済を作れ」と、はっきり言ってほしい。日本は贅沢で、感謝がない。感謝のない物は全て取られてしまう。千葉の人は、東京より放射能の高い水を飲んでいる。
「経済が中心!」と言ってる人達とは、同じ土壌で争わない。
自然豊かで、子どもが安心できる土壌で,原子力は要らないと言おう
自分たちの主張に自信を持って!
 
Q:神奈川から奈良に避難してきた。しかし、子どもの具合が悪い。
:今まで鼻血を出さない子が鼻血を出したら,危険のシグナルと考える。
避難したら、後ろを振り返らない。後悔はしなくて良い。
・身体に良いものを食べさせる
・子どもを放射能にさらさないようにする。
 
・・・そうすることで、子どもは抵抗力を回復させる自然治癒力がある。
食べ物に気をつければ大丈夫。
そして子どもを、抱きしめてあげてほしい。「大丈夫」というお母さんの気持ちを子どもに伝えてあげるのが大事!
 
加藤登紀子さんは満州で未熟児で生まれた。お母さんが手当てしてあげると治ると言われる。未熟児の登紀子さんをお母さんはずっと抱きしめてあげながら育てた。
 
・被曝した子ども達を抱きしめると、子どもの気持ちが落ち着く。「大丈夫よ。」と言い続けてあげること。
 
・泣きそうになったらお祈りをする。(祈りには力がある)
祈りや目に見えないものの力が働くことがある。
・後ろを振り返らないで、現実をよく見る。
被曝に対して記録をきちんとつけておく
 
Q:関東から関西に避難してきた。子どもを外で遊ばせても大丈夫か?
A:今のところは大丈夫。
 
Q:卵は大丈夫か?ミネラルウォーターは必要か?日本海側の魚は?
A:福井原発次第・・。一度みんなで、しらべたらどうか?産地偽装も多い。
食品検査をしてみたら良い。
卵は良心的生産者と結びついた方がよい。
小規模で、鶏に食べさせるエサが分かるところ・・。
粉ミルクの話を聞いたときには,消費者に対して愛情がないと思った。
そんなところからは,絶対買わないこと。食べる人に愛情を持ってない人(ところ)とはやりとりしない。水については危機感を持ってほしい。いつ、空気が風に乗って入ってくるかも知れない。特に授乳期は。
 
Q:東京に一時帰宅する。五日程度。装備は?
A:その時に放射能がでているかどうかなので,何とも言えない。
 
Q:東京にいても西のものを食べていれば大丈夫??
A:状況は悪化している。特に、福島からの風が吹いてくるので、0歳から3歳までなら,移転した方が良いのではないか2,3,4号基は閉じていない。
これからは関東方面に風が吹くので注意が必要。
 
Q:男性は避難しなくてもいいか?
A:放射能に弱い体質だと厳しい。コンビニの食事では被曝してしまう。
仕事の問題もあるだろうが、若い人ほど、ダイレクトに影響が出るので、できれば呼び寄せた方が良い。
 
Q:3月15日に東京から大阪に避難した。4月にいったん戻り、11月に和歌山へ避難。
しかし、子どもの甲状腺にしこりが見つかった。エコーで4ミリの甲状腺腫瘍。
2歳、5歳の子どもの二人ともに見つかった。原発のせいかは分からないが,今後検査が必要だと言われた。長崎の原爆症の人と知り合ったが、その人の父は50歳で亡くなり、50代までに亡くなる人が多いと聞いた。子どもが心配。
 
A:子どもの甲状腺の病気は、いろんな可能性がある治ることもあるので,心配をしすぎないで・・。
保養の子も来ている間に、良くなった子もいた。648人のうち、一人も癌にはなっていない。子供は治る力も持っている。お母さんが、大丈夫と思って支えてあげて!
気付いていないお母さんも居るので心配。
早期発見をすれば大丈夫。このことをみんなに伝えてほしい。
子ども達で早い子は,お正月近くから影響が現れる。年を取るまでに、健康に過ごすための健康貯金を前倒しに使ってしまう。
早寝早起き。
・食事時間を決める。
・・・・・など規則正しい生活は、自律神経を整え、免疫力を高める。
それを続けて、健康貯金を浪費しないこと。
 
関東の方が精神的に大変だが、大都市だとわかりにくい。
アンケートをとると大変な数になった。みんな自分だけが気のせいだと思っていた
ベラルーシでも都会の人は気にしていなかった
関東の人達は切り捨てられることが多いと思う。福島は,地縁ネットワークがあり多くの症状が出ると対処しやすい。
 
Q:ガレキの問題で、11/4から、東京で燃やし始めた。
ガイガーカウンターで、0,15くらいが,ガレキを燃やし始めて0,33まで上がった。その後は、0,16~0,18から下がらない。3階の駐車場でも0,33の波が来る。
ガレキを燃やすと,ホットスポットがすぐできることを知ってほしい
A:この問題は闘わないといけない。
石原慎太郎なんておじいさんでしょ。あんな人に政治を任せられない。
国会議員を出すには600万円要るらしい。一人1万ずつ出して600人集めれば、選出できる。それくらいの覚悟で、若く信頼できる国会議員を出すくらいでないと・・国会議員、600人集めて下さい。
今の何もしない議員のおっさん達、汚染された海に漬けてやりたい。
Q:西日本のものは洗えば大丈夫?
A:汚染されたたい肥が入っているかどうか・・。有機農産物など産直の物が良い。作る人と話ができる関係が望ましい。
 
次の質疑はお父さんとの接し方について・・
お母さんが一生懸命でもお父さんとは見方が違う・・
そんなときはどうしたらいいのか??について,アドバイスをいただきました。
その5に続く・・・