「環境省、放射性物質はバグフィルターで除去できる」はデータも根拠もなかった。(東京新聞)

脱原発の日のブログ  様より

本日の東京新聞と本の出版の件
                <環境ジャーナリスト 青木泰さん>

皆様へ

お世話様です。
情報2件とお願いです。

1)「見切り発車の災害がれきー焼却ありき、密室で決定」
本日の東京新聞環境省が、データなく放射性物質がバグフィルターで除去できると言っていたことが報道されました。
5大新聞の一角でようやく事実が報道されました。
 災害廃棄物安全評価検討会という名の有識者会議で検討されたのは、放射性物質の除去実験ではなかったことは、たびたび報告してきましたが
今回環境省東京新聞の取材で、データなく焼却の方針を決定していたことを認めました。
「99.99%除去できる」は、環境省だけでなく、がれきの受け入れを検討している地方自治体も口移し的に説明していますが、今回の報道によって自治体は説明の根拠をなくしたことになります
 受け入れの中止を求めてゆきましょう。
 
またがれきだけでなく放射能汚染廃棄物(汚泥、草木)の焼却もチェックしてゆきましょう。
↑こちらに、記事と東京新聞の写真があります。
 
2)「空気と食べ物の放射能汚染ーナウシカの世界がやってくるー」(青木泰著・リサイクル文化社発行)が23日に全国の書店とインターネットで発売されます。(添付参照)
昨年の311東北大震災以降、自然災害の大きさとそれにも増して原発事故の大きな傷跡を前に、私自身が何をやっていくかを探っていた時、バグフィルターで放射性物質が除去できるというとんでもないことが、言われていることが分かりました。
大量に振りまかれた放射性物質の「除染」の一方で、生活廃棄物に濃縮された放射性物質は焼却して煙突から放出し、「空気」を汚してゆく。
 
国や環境省の方針は支離滅裂で、これをストップすることなくしては、内部被爆がさらに広がり、放射能汚染による影響が私たちを襲うことになる。
そこで大急ぎで書き上げました。
ぜひご覧いただき、がれき問題などのためにご活用いただければと考えます。

よろしくお願いいたします。

定価1200円。
リサイクル文化社の連絡先
T&F 03-3931-2571
メール:LEL02340@nifty.com

※書店・アマゾン取扱いは来週以降。すぐに欲しい方は版元に電話を!