たね蒔きジャーナル2012/2/6小出先生のお話(2号機の温度上昇の原因、ミミズの2万ベクレル

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2/6(月)

 永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞ほっと兵庫編集長の平野幸夫さんの案内で放送されました。
 原発のニュース、東電は2号機の圧力容器の温度が上がり、注水量を増やして監視しています。2月に入り4日で20℃上昇、1トン/時間増やしています。敷地内の放射線量に変化はなく、配管の切り替え工事で、燃料が冷やされていないのではないか、キセノンはなく、再臨界の可能性なしと言うことです。
 川内村のミミズから、1kgあたり2万ベクレルのセシウムが出て、森林総合研究所の調査であり、1平方メートル130万ベクレルの汚染であり、鳥、イノシシなどミミズを食べる動物のことも懸念されます。
 京都市の門川市長、脱原発提案をすると言うことです。

 そして、小出先生のお話
 
福島2号機の圧力容器の底の温度、リスナーから質問が殺到し、何が起こっているのかについて
 
50℃→70℃になっているもの、温度は発熱量と冷却量のバランスで決まり、必ずそうなる。水を増やす前に水の量は同じで、その場所での発熱量が上がり、原因は2つ。
ウランの燃料が集まってきたことか、ウランの核分裂再臨界)で、判断は難しく、東電は核分裂生成物を見て半減期の短いものはなく、再臨界はなく、融けた炉心の一部が温度を測っているところに集まっている。炉心はなくならず、圧力容器内にはないものの、残っていたものが、あちこちに動き、それが温度を測っているところに来たと思われるのです。
 配管の切り替え工事と東電は言っているものの、微妙なバランスで事故が進行し、中も確認できない。
温度計、急に上がったところがあり、類推して中を想像するしかない。
東電の言うように、炉心が温度計の近くに集まっていると思われるのです。
 小出先生に「事故が進行している」と言われて水野さんショックです。
小出先生「政府の事故収束はインチキ。融けた燃料がどこにあるのか不明で、圧力容器を問題にしているが、炉心は格納容器に落ちて、その後は全く不明であり、それを収束と言ったのは、大変恥ずかしい国」と言うことです。
 東電は原子炉は冷えていると言うのですが、冷温停止と言う言葉はあっても、冷温停止状態と言う言葉は技術的にはないのです。炉心がどこにあるのか知らないといけないのに、事故が収束していると言うのが間違いなのです。
 再臨界でなければ心配ないかについて、100℃を越えたら水は沸騰して大変であるが、50~70℃なら水の状態で、冷やしていると東電は言いたがるものの、100℃以下ならその主張は成り立つものの、圧力容器内は不明で、困った状態なのです。
 ミミズ1kgに2万ベクレルのセシウム、小出先生放射性物質を取り扱うが、1kgあたり何万ベクレルなんて小出先生の使われる測定器は使えず、「すごい」ことなのです。食物連鎖が心配で、鳥やイノシシが食べて、ミミズも大地が汚れたから汚染され、他の生き物も汚れるのです。
 政府は食物連鎖に指針を出しておらず、この事態に何年何十年付き合わざるを得ない、指針は要るのです。ミミズも、人間に関係のあるもので、このミミズ、川内村、帰村宣言した村であり、こうした中で帰れというのは、大変痛ましい、みんな帰りたい、今まで通り自分の家に行きたいのに、村長の決断はあるものの、膨大な汚染で管理区域にしないといけない、そこに帰るには、子供を持っていたら帰れない、町が分断されて崩壊する、痛ましい事態なのです。どうしたらいいか、分からないのです。
 今日も、小出先生のお話をお知らせいたしました。