たね蒔きジャーナル/脱原発の城南信用金庫の吉原毅理事長のお話
城南信金は昔から公正な金融機関として知られていたと、平野さん言われました。
城南信金、東京では知らない人はいないもので、吉原さん、電話での出演であり、3・11の大震災、翌日原発の水素爆発を見て、テレビで見て、東京も、福島もどうなるかと思い、福島の半分は立ち入り禁止、東京にも放射能が来て水が飲めなくなり、何とかしないといけないと思ったのです。
個人としてやれるものの、組織としてどうか、信金として全国2位の機関が脱原発と言うのは勇気が要り、しかし福島の信金で、採用内定取り消しなど、仲間が大変なことになり、困った人を見捨てられない、信金は銀行と違い、地域を幸せにするためのものであり、地域を守るために、金融以前の業務として行動したわけです。
原発に正面から取り組むべきと思ったのです。
福島の状態、福島の予定者を10人引き受けて、東北の津波被害者も受け入れていて、原発もこんなことは2度とあってはいけない、調べたら危険があり、採算も安くない、原発は民間事業として成り立たないと思ったのです。
国民にツケを回すから(リスクの過小評価)出来るのであり、国民がツケを負うので銀行が融資する、しかし、銀行も今は融資に躊躇しているのです。
平野さん、事故のない関電もものすごい赤字と指摘し、
水野さん、そんな高い原発になぜ依存したか?を聞き、
日本のエネルギー危機を救う期待もあったものの、建設他で巨額の金が絡み、世界的にも利害関係が出て、金が流れるほど止められない。
吉原さん、浜岡原発の訴訟にも加わり、浜岡にはみんな反対している、福島と同じ古い機械で、しかも活断層があり、風が吹けば東京直撃、遠距離まで被害が及び、そんなものを稼働することに反対し、原告団に加わったのです。
リスナーから、金融機関の脱原発に驚いたが、金融機関、お金の貸し方も変わり、企業に目的があり、社会に志を持ってやるべきで、目先の利益に目を奪われたらおしまいです。
吉原さん、「健全な未来に貢献したい、環境問題に力を入れる中、原発は最大の環境問題」。
水野さん、儲からないものにやれるのかと思い、仕事にはプラスとマイナスの面もあり、批判もあり、そこまでやる必要があるのかと言われるものの、ここで良くやってくれたとの評価もあり、子供を持つ人から、ホットスポットがあり、心配している中、不安の中で2度とこんなことをしてはいけないとの声で、吉原さん、地域で声を上げたいのです。
預金残高は増えてはいないものの、口座を開きたいとの声もあり、支援の声に涙も出るのです。
銀行は経済の血液であり、金融機関が考えを変えると日本は変わり、また金融は情報産業であり、社会をリードする中、あとにツケを残さないことが仕事と言うことなのです。
水野さん、商売とは何かを考えさせられたと言われました。
水野さん、商売とは何かを考えさせられたと言われました。
脱原発を表明された吉原さんらしいお話しでした。
2011/7/22(金) 午後 3:13
2011/7/6(水) 午後 9:21
2011/7/2(土) 午前 6:18
2011/6/30(木) 午前 7:54