たねまきジャーナルその2 カントリーファーム「 福島から避難を。奈良県内にすでに100戸の移住計画」

 原発のニュース、2号機の温度異常、温度計の故障と東電は保安院に報告
冷温停止「状態」を残りの温度計で確認すると言うのですが、新しい温度計の設置は困難、1~2年開発にかかると言っています。
高温・湿気で断線した模様です。

 食品のセシウムの規制値、厚労省の案がOKで、米・肉は100ベクレル/kg、乳児用10ベクレルと、暫定規制値より厳しくなり、100ベクレルでも安全と言っていますが、消費者団体は厳しくと言っています。

 小出先生のお話
「日本は恥ずかしい国…。国際機関がどういったとか言うが、日本が子供たちとどう向き合いたいか、そういう基準がないのか!
原子力を選択して事故を起こし、子供たちを守るために基準がいるのに、…国から文句がなぜ出るのかと言うのです。
・・・・・以下、前の記事をご覧下さい。

 たね蒔きジャーナル、続いて、福島からの避難で、今日は受け入れる方の方、カントリーファームの事務局長、中西光子さんのお話がありました。
 
奈良県内にすでに100戸の移住計画を立てているそうです。
 中西さん、阪神・淡路で行政の外にいた人の救済をしたのです。
 東日本、避難者、帰っている人と、新たな避難者が出ているのです。
今は圧倒的に福島が多く、山形からの避難者もいて、瓦礫を山形が引き受けたら線量が上がり、そのため子供を3人連れて着の身着のまま逃げた人もいるのです。あちこちでホットスポットがあり、そのたびに母親が子連れで逃げないといけないのです。
 
それに関する行政の対応は不十分で、3・11の緊急避難を大阪市で500戸とかやり、公営住宅で、古いものの4,5階が開いて、そこに若い親子や、お年寄りがいるものの、今後長期暮らせず、長期避難の段階になり、行政もそれに対して対応していないのです。
 岩手、宮城では時間がたてば帰れる可能性はあるものの、15年、20年で、しかし福島は30年無理、福島以外からも出て、10万人超え、「さまよえる福島人」、中西さんサミットに行き、タクシーで、自分たちはモルモットになるしかないと運転手から言われました。
 
行政が長期に受け入れる体制が必要で、出てくる人の恐怖・不安を受け入れないといけないのに、国、福島が言っている時間はない、NPOの自分たちがやるしかないと、生活の再建を図れる土地を作らないといけないと、昨年8月から準備しています。
NPOに金はないのに中西さんがやらないといけないのです。
第1弾を、奈良に土地の提供者がいて、また日本中の過疎地、高齢、耕作放棄地がたくさんあります。今、福島に帰りたくても、30年は日本各地で面倒を見てあげようと、受け入れる人もいるのです。
 しかし、ゼロで家は建たないし、田舎に100軒単位で行かないといけないし、仕事も要ります。
そこで中西さんが、移住+仕事を作っているのです
行政はやってくれませんが、援助してくれる企業もあり、若い人がいなくなったところが積極的にやってくれています。
一つしか小学校のないところで、地元の企業、行政と一緒にやり、過疎化、限界集落で歓迎ムードもあるのです。100戸作るなら借り入れもいる政策金融公庫から融資してもらい、現地法人の社長、取締役を被災者にやってもらうのです。被災者に前を向いてもらう、中西さんが後を押すのです。
 避難される方、やりたい仕事に種類もあり、一律とは行かないが、生活の糧はすぐにいり、農業をすぐにとは行かず、工場でしばらく働いてもらうとか…もやっています。
農業志向の方もあり、放射能汚染のところに残った人に、放射能のないものを作り送ってあげたいのです。
絆、福島を気にかけてやっていけるのです。
 
第1弾は進み、車で10分で名張の市外があり、スマートシティ、放射能で電気を付けたくない人のため、屋根はソーラー、残ったお年寄りもこっちに来てケアできる体制も立てています。
サービス通勤高齢住宅、企業誘致を山の中でケア付き賃貸をやっているのです
返済資金は、福島の人は仮設並みとして公から出る(2年)、お金なしでも入れる、周辺で雇用して220万円の助成が企業に出て、牧場もあり、その産物でレストランが出来ないか、夢も出てきて、これで生活の再建をするのです。
 
避難者の反応は、移住に関しての相談もあり、高齢者いっぱいになり、反応も出ているのです。
 コアになるのが100戸で、最初の100戸だけでなく、道路もいるし、お金もない。中西さん東京から帰り、福島のために、企業に支援を頼み、企業は快く賛同してくれました。心配はないのです。

 近藤さんより、移住となると負担がいるのでは?との質問。
将来は自立する覚悟がいる。仮設で、仮の住まいではなく、最先端の技術で、緊急通報、介護もある、恒久の住まいを作ろうとしているのです。
ただで入れるだけではないのです。
 
こういうことは…中西さんたちがリスクを冒すのではなく…国がやるべきで、復興庁、県外の人にもお金を配るべきだが、復興庁は今は手一杯で、民間が牽引しないといけないのです。
その後、国がやるのは当然と思うが、先に引っ張りたいのです。
 避難者の受け入れをしている人のお話をお伝えいたしました。