MBS VOICE大飯原発地元の声 /たねまきジャーナル原発の情報

MBS VOICE 大飯原発地元の声

 永岡です、毎日放送テレビのニュース「VOICE」で、大飯原発の再稼働に揺れる模様が放映されました。
 
大飯町原発が来るまでは何の産業もない貧しい街であり、それが、79年から原発が出来て、交付金の総額は350億円を超え、様々な施設などが出来ています。そして、町の人の雇用にも影響があります。
 大飯町では、原発関係で、作業員が通常1400名、定期検査で3000名来るため、民宿も40軒あるものの、それらも苦境にあります。また、原発関係の人の食事などをまかなっている店も、仕事がありません。
 配管のメンテナンスを行う会社は、近くに美浜などの原発もあり、それらのメンテナンスで仕事がいっぱいであったのに、今年2月の停止以降、仕事がありません。
 大飯町のハローワークには、原発関係以外の仕事を世話するようになっています。
 このような状態のため、大飯町の人は早く再稼働してくれと言うのです。
 が、隣の小浜町、人口は大飯町の3倍以上で、原発の立地自治体ではなく、大飯町ほど交付金も来ていません。こちらでは、原発の再稼働反対、慎重にという声が圧倒的なのです。
政府は大飯の再稼働を急いでいますが、ここには原発のお金に支えられて、それに頼る構図と、その反対の構図が同時にあるのです。
 
つづいてたね蒔きジャーナルです。

4/10(火)

 原発のニュース、関電の副社長、大阪で記者会見し、今年の夏も節電の依頼です。節電要請しないケースはほとんどないと言っています。平野さん、節電要請も再稼働キャンペーンの一つ言われて、去年の夏の検証をせずに行うのはおかしとのことでした。

水野さん、枝野氏の記者会見を見て、リスナーより、枝野氏、「再稼働で津波が100mを超すものなら日本の原発全滅、それを想定するのか」と言う発言、開き直りだと言い、平野さんも何という発言だと言われました。
水野さん、枝野氏、再稼働を急ぐ印象を与えたら不本意と言うのを笑っておられて、平野さんも、枝野氏、近く原発事故の対応策を整理すると言い、指揮命令系統を今から決めると言うことで、事故から1年以上、そんなことを決めていない(それも急いでいない)。
再稼働で事故なら自分の政治責任と言うのですが、「責任の取りようがないのが原発事故」と水野さん言われて、
平野さん、「枝野氏、官房長官の責任も取っていない、議員辞職に相当するようなものが経産相になりこんな発言とは、不信を極める。」
リスナーより、原発への国民のIQが上がらないといけないとの指摘もありました。

野田総理再稼働の地元の同意を得るのは法律で決められていないと言い、しかし野田氏は過去に、地元の同意がないと進められないと言っており、これは官僚の入れ知恵だという平野さんの指摘もありました。

 大阪府大阪市原発の再稼働に8つの条件を付けて、政府より高いハードルを要求し、橋下氏は再稼働を急ぐ野田氏を批判し、次の総選挙で判断せよと言い、藤村氏は自分たちの条件が活かされるかは未定で支離滅裂と批判。

 橋下氏と松井氏、原発全廃の関電への株主提案を了承し、発送電分離も主張、しかし株主2/3の同意が必要で、京都市、神戸市にも働きかけます。
平野さん、本当に止めるなら、機関投資家の同意(銀行とか)が必要で、関電は大阪市の反対にもたかをくくり、それを超える判断を橋下氏は出していないと言われました。
8つの条件、使用済み核燃料の最終処分を求めて、これが出来たら日本の原発は全部解決で、政治的な意図が透けて見える、選挙に民意を誘導していると言われました

 
四国でも、伊方原発の安全確認で、中村知事が原発視察であり、県・国の求めてきた安全対策の確認をします。国は大飯に続いて伊方は妥当としているものの、中村知事は納得していません。