政府の瓦礫処理の最善の方法、

◆青山貞一:今、もう一度考える災害がれき広域処理(参院議員会館You Tube
◆青山貞一:今、もう一度考える災害がれき広域処理(参院議員会館
がれき広域処理問題では、まともな ­情報提供、議論がないまま、国会議員全員が昨年夏に瓦礫特措法の ­賛同し、その後、環境省がマスコミに巨額を投入し、科学的根拠が ­薄弱な施策を「絆」、「協力」などの心情、 ­情緒に訴える形で広め、まともな議論、反対が出来ない雰囲気をつ ­くりました
しかし、私たちが現場を歩き、多面的に調査した結果環­境省の政策はきわめて杜撰なだけでなく、背後に多く ­の利権、権益や権限の拡大など省庁の焼け太り ­の構図が見えてきました
ぜひ、多くの国民に見ていただけばと思­います。青山貞一
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瓦礫は焼却しない。
現地処理・・となると、最善の瓦礫の処理法は・・・・?
この二つです。
 
いのちを守る森づくり ~東日本大震災復興~
 
743 回再生 http://i2.ytimg.com/vi/M3xDaV0BugU/default.jpg6:36 いのちを守る森づくり 〜東日本大震災復興〜ユーザー: B2Enter 13,100 回再生
http://s.ytimg.com/yt/img/pixel-vfl3z5WfW.gif56:48 池田こみち:がれき広域処理の本質的問題(詳細版) E-wave Tokyoユーザー: eriaoyama 3,390 回再生
 
広域処理は運送費など莫大な経費と時間の浪費と放射能の拡散になる。
各地に分散するのは、してはいけない国際的合意だ。
 
津波瓦礫は輸送費をかけず分別せず、地元で全部集めて山積み処分が良い。
・焼却や広域処分よりずっと早く、安く、安全に、全ての大量の瓦礫を処分できる

三陸地域は瓦礫を集める土地がないので、津波で被災した仙台平野の海岸に集める。
・湾内海底瓦礫も含めて2000万トン全て集め古墳のように築き、津波避難所をかねた、慰霊と決意の津波記念公園として整備すべきだ。

放射能はレベルが低いので少量では問題ないが瓦礫の量が莫大なので、総量は無視できない。
・土壌への浸透防止は必要だ。
・しかしそれ以上の厳しい汚染防止、被曝防止対策は不要なので、安い費用でできる

・集めて積み上げるだけなので費用も時間もかからない。
・土壌汚染・浸透防止のための基礎部分(底)は必ずしも厳重にする必要はなく、水抜き層と水抜きパイプで水抜きを十分に行う。
・底には粘土や吸着剤を敷き、最底部にはコンクリートなどの不浸透資材による底を作る。

瓦礫は思い出と悲しみの遺品だ。人々の思い出の宝をごみとして処分するのは残念だ。
・ごみとしてだけ考えず、津波で死亡した人たちの遺品として全て集めて丘に築き、慰霊と津波記念の大古墳、記念公園として整備することが良い。
・900m × 600m、平均高 20mの丘に築くと2160万トン収容できる(比重2として計算)。現実的な数字だ。 
・ちなみに、仁徳天皇稜は堀も含めて840m×486m、最高高さ34m

・海から海岸の処分場まで堀を作れば、三陸湾内の海上と海底に残された瓦礫も、船で直接移送可能だ。
・裁断してトラック輸送することなく、広域処理や再利用・焼却を主とした処分よりも、はるか経済的に、早く、環境汚染少なく、大量処分が可能だ。

津波の教訓や歴史、防災の世界的拠点として、被災地元の誇りとなるような世界一の地震津波資料館を併設することを提案する。
・復興と発展に役立つ。
・公園費用と考えれば高額だが、瓦礫処分費用と考えれば瓦礫焼却や広域処分を含めた政府方針より安くできる。
・瓦礫処理、公園や慰霊モニュメント、文化教育施設と縦割りで考えず縦割り行政の視野の狭さを克服し総合的判断すれば実現可能だ。

関東大震災復興事業として、震災瓦礫を集めて作られた山下公園
・歴史的世界的な平和の決意の場にした広島平和公園原爆資料館の例もある。

       社会と人のあり方
・政府は「規制」と言って実際は逆に汚染容認の基準を作って、放射能放射線被曝拡大を強制してきた。
・空間線量も、食物暫定基準も、食物新基準もそうだった。
・政府と東電は今も謝罪も反省も、責任者の処分もしない。処分断罪されるべき人たちが今も原発事故対策を仕切っている。異常な社会だ。

「被災地のためにも瓦礫受け入れを」と言う政府説明は被災地の困窮と被災地への同情心を利用して、利権と放射能汚染拡大、国民分断化を狙うものではないか。
・他の地域での瓦礫処分が進まないことを差別意識と結び付ける政府や報道の基本姿勢を改めるべきだ。
瓦礫受け入れに反対する人を「被災者の痛みを共有しない、利己的な人であるかのように言うキャンペーンは、無礼だ。政府が主権者に言うべき言葉ではない。

・瓦礫や政府の言い分を受け容れない人を「利己的な人」として村八分的に侮蔑・無視・排除し、恐怖心を作って異論を言わせないようにしようという政府やマスコミの言論活動は、自由な発言と社会の健全性を脅かし危険だ。

東京都知事は、放射能瓦礫処理に対する苦情・発言に「黙れ」と恫喝的に一喝した。
・岩手の瓦礫が東京に到着したとき、取材の記者が、私物のガイガーカウンターで測定することも禁止した。
自治体が住民に納得しうる健全な方針と考えていないから、自治体が住民に納得させられない。
自治体が住民に正当だと考え、説明できないものを強引に行ってよいのか。

被災者の困窮と国民の同情心を利用して、国民と社会を欺き、被災地の瓦礫処分や復興に実質的に役立たない津波瓦礫広域処分と、異論を言う人へのネガティブキャンペーンをやめ、自由で誠実な発言や議論を安心してできる健全な社会運営をすべきだ。
・異論を排除する一方的で、人を欺く「日本人として痛みを共有しよう」という瓦礫広域処理広報に来年度15億円予算は不適切だ。 
・異論を言う人を侮蔑・排除し発言抑圧する社会は健全ではない。
 
          全国の方へ
・「瓦礫を引き受けよう」というのは被災者や被災地支援にならず、復興を阻害するかもしれない。
大切な税金を浪費し、復興を阻害する。被災者が財産・仕事・生活を破壊されたままでほとんど放置されている現実から、国民の認識をそらしている。

利権や打算に結びつかない、直接、被災者個人と被災地の回復に役立つ支援が必要です。

・瓦礫引き受けは被災地支援にはらない。東京電力に好都合の、政府視点で行っている瓦礫引き受けニュースの氾濫は、広域処分に眼が向いて、現地処分を進めない現実や、被災者の就業、生活が殆ど破壊されている現実とその原因を見えなくしている。被災者の復興を阻害していると私は考えます。

自分や子どもの被曝を危険と考えて引き受け反対を主張する際は、それよりも高い被曝を受けている福島の人や、はるかに高い被曝を受けて、今も原発事故拡大を防ぐための福島原発作業をしている人のことを考えよう。その人たちの被曝を防ぐことを同時に考え、彼らの被曝を下げさせましょう。

瓦礫引き受け反対するときは、被災地と今も被曝している人々支援・救援を明らかにした上で、受け入れ反対しましょう。
 
事実を深く自分で観察・分析し、他人のではなく、自分の判断を決め、機会あるごとに再吟味しましょう。
他人の損害や苦痛を悲しみ、つらく思うという、やさしい感性と、やさしく健全な感性を深め育む知性を育てましょう。その感性に誤りはないかも吟味する、誠実でていねいな知性も大切。

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個人的には、岡山先生の提案を支持しています。
不必要な瓦礫広域処理をストップさせて、これらの提案が早く検討されるようにと願っています。
 
お近くの議員さんや、首長さんに、瓦礫広域処理の代替案として、紹介していただけるとありがたいです。
ツイッターフェイスブックに登録されている方も、是非こちらの情報提供をよろしくお願いします。
 
参考
 
   ■「脱原発をめざす首長会議」会員リスト
会員リスト
 (○呼びかけ人)(青字2012/04/30訂正)
1 北海道  上田文雄  札幌市長
2 秋田県  門脇光浩  仙北市
3      髙橋浩人  大潟村
4 岩手県  山本正徳  宮古市
5 山形県  阿部誠  三川町
6 宮城県  鹿野文永  元・鹿島台町
7 新潟県  笹口孝明  元・巻町長  ○
8 福島県  桜井勝延  南相馬市長  ○
9      根本良一  元・矢祭町長  ○
10 栃木県  入野正明  市貝町
11      鈴木俊美  栃木市
12 群馬県  関清  川場村
13 茨城県  阿久津藤男  城里町
14      島田穣一  小美玉市
15      豊田稔  北茨城市
16      村上達也  東海村長 ○
17      宮島光昭  かすみがうら市
18 長野県  田中勝巳  木曽村長  ○
19 埼玉県  田島公子  越生町
20      大澤芳夫  長瀞町
21 東京都  上原公子  元・国立市長  ○
22      保坂展人  世田区長  ○
23      邑上守正  武蔵野市
24      矢野裕  狛江市長
25 千葉県  石井俊雄  長生村長  ○
26      小坂泰久  酒々井町
27      玉川孫一郎  一宮町
28      相川堅治  富里市
29      根本崇  野田市
30 神奈川県  青木健  真鶴町長  ○削除
31      加藤憲一  小田原市長  ○追加
32 長野県  伊藤喜平  下條村
33      曽我逸郎  中川村長
34      清水澄  原村長
35      岡庭一雄  阿智村長  ○削除
36 静岡県  石井直樹  下田市長  ○
37      鈴木望  元・磐田市長  ○
38      田村典彦  吉田町長  ○
39      三上元  湖西市長  ○追加
40 岐阜県  堀孝正  瑞穂市
41 愛知県  河村たかし  名古屋市
42      佐護彰  元・日進市
43 滋賀県  村西俊雄  愛荘町
44 京都府  中山泰  京丹後市
45 三重県  鈴木健一  伊勢市長  ○
46 奈良県  山下真  生駒市
47 兵庫県  酒井隆明  篠山市
48      嶋田正義  福崎市長
49      広瀬栄  養父市
50      中川智子  宝塚市長  ○削除
51 鳥取県  松本昭夫  北栄町長  ○追加
52 島根県  矢田辰夫  知夫村
53 愛媛県  三好幹二  西予市
54 徳島県  河野俊明  石井町長
55      笠松和市  上勝町
56 高知県  西村卓士  土佐町長
57      高瀬満伸  四万十町
58 福岡県  加治忠一  香春町
59      浦田弘二  福智町
60 佐賀県  江里口秀次  小城市
61 長崎県  田中隆一  西海市
62 大分県  首藤勝次  竹田市
63 熊本県  宮本勝彬  水俣市
64      横谷巡  山江村
65 宮崎県  椎葉晃充  椎葉村
66 鹿児島県  本田修一  志布志村長
67      大久保明  伊仙町長
68      高岡秀規  徳之島町
69      宮路高光  日置市