たねまきジャーナル小出先生/東電ビデオ、偉い人の話を聴いても無駄

8/8(水)

 永岡です、毎日放送ラジオのたね蒔きジャーナル、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞専門編集委員近藤勝重さんの案内で放送されました。
  政局のニュース、午前の国会対策委員会議で、党首会談を行い、自民の要求する解散は、法案の成立後に信を問うと言うことで合意したのです。近い将来という言葉を自民、公明は拒否し納得せず。3党党首会談、8時半に終わり。

東京報道の神崎智大さんの報告で、結局野田総理の会見があり、一体改革を通す、その上で近いうちに国民に信を問うとなり、解散は「近い将来」→「近いうちに」に変わり、自民・公明もOK、谷垣氏のベタ折れで、期日の明言を求めていたのに、神崎さんも脱力で、今日一日はなんだったのかとなり、今日の午前中が期日であったのに会談となり、今朝は自民が強気であったのに、民主が強気になり、地元での反応、ゴタゴタが自民に強く当たり、自民が折れたのです。

 近いうちに、とは、どうとでも取れる!言葉で、言葉になっていないと水野さん言われて、普通は1,2ヶ月なのに、しかし1年以内にあり、半年は近いうちの範囲との反応もあり、何も言っていないのと同じ、来年の解散もあるのです。

 今日の勝負は野田氏の勝ちで、谷垣氏批判されることになり、自民は、谷垣氏何をやっている、このままでは納まらないとなり、明日執行部に反旗を翻す動きもあるのです。不信任も問責も出さず、小沢氏の不信任は反対で、小泉進次郎氏怒りで、谷垣氏、9月に総裁選で、それは谷垣氏厳しくなり、なぜ谷垣氏が妥協したか不明なのです。文書は交わさず口約束で、総理は解散には嘘をついてもいいと言われているのです。
 近藤さん、野田-谷垣会談で会った意味について自民の声が出る。しかし総理より解散の確約は出来ず、麻生氏、小泉氏は今がチャンスと言い、二人だけの時に、何の言質を取ったのか?消費税の3党合意は解散があったと思われるのに、野田氏13年度の予算もやりたいとなり、不信任も出て、この流れ、野田氏は日本のために言うが、3党合意は野合であり、それも密室の野合、国会を決めるような立派なものではない。3党合意は水戸黄門の印籠、不信任も、国会もなくなると近藤さんの批判があり、野田氏が決められる政治と言うのに自民も押された模様です。  オスプレイ反対大会は9月8日に開かれる予定です。台風での延期で、会場も宜野湾市の公園ではなくなります。   
 原発のニュース、飯舘村で、全世帯にタブレット端末を配布して双方向の情報交換が出来、全面画面の、ノートパソコンのキーボードなしのものであり、しかし使えない人もいるのです。情報を取るのが苦手な人にこそ必要なのに、なのです。避難している住民のために2500台配布です。    
 そして、小出先生のお話、事故直後の、東電のテレビ会議の模様が公開されたことについて、150時間、1.5時間のみ一般公開で、この1.5時間はネットで見られます。水野さんも見られて、小出先生もご覧になり、「当たり前のことだが、大変な混乱状態であった」、東電として、あんなことが起きると誰も思わないままで、何をどうしていいか分からないまま進行したと感じたのです。
 音のない部分もあり、逆に9割がた音がない。プライバシー保護で、誰の発言か分からない+ピー音であり、小出先生、事故の原因解明、責任所在に関して、知りたいことは何かについて、もっと3月11日当日のことが知りたいのにほとんどなし、小出先生、一番大切なところを観られなかった。
理由は、事故は一番初めが大切で、どんな機械も事故を起こすが、当初事象が進行し、それが大切、何日後は瑣末なことなのです。

 小出先生、津波だけでなく、地震でもやられたと指摘され、その時間は公開でなく、今回は福島、東電も偉いさんの集まったところばかりで、小出先生は現場を知りたい、現場の会話を知りたかったのに,えらいさんたちの会話には興味はないのです。

 近藤さん、普通の事故ではない。政権、国民が共有すべきで、隠していいことはないと言われて、真相に迫るものは必要であり、限定公開、当初の11日夕方のものがないのは、何なのだ。今の政権、肝心なことは閉ざされていると言われました。

 水野さん、1.5時間で、吉田氏と斑目氏の意見が違い、2号機、14日に格納容器の圧力が高まり、これは原子炉の冷却が出来ず、高温高圧の蒸気が噴出し、圧力抑制室で水に戻らず、水がなくなり蒸気になる過酷な状況で、東電も、斑目氏も予想していない。誰がどう進行しているか分からない。何とか圧力を下げないといけない、原子炉を冷やさないといけないと、時間が進み、しかし安全委員会は現場に行くべきであったと小出先生言われました。
スリーマイルの事故で、現場に規制委員会が行き対処しているのです。
 今回、斑目氏官邸にいて、他の安全委員も分からないのです。斑目氏の言うとおりにしろとして、上手くいかずであり、小出先生、どうしたらいいか分からない。小出先生すら時々刻々動くものに対処する体制がなかったと言われました。テレビ会議の中に捕らわれるのがリスクなのです。  
 今日の小出先生のお話をお届けしました。

 続いて、オスプレイの危険性について、沖縄国際大学の前泊(まえどまり)博盛さんが7月25日に続いての登場でした。前回は大変な反響で、前泊さん、沖縄の新聞の記者→東京の政治部で機密文書をスクープし、オスプレイの真実がいろいろ出るのです。前泊さん、お電話での出演です。
 水野さんも前泊さんのお話に唖然で、オスプレイは20年前から出ていたということに驚き、1987年に普天間配備と沖縄の新聞には載っていたのです。それを書くなと日本が言っており、これは自民党政権の撒いた種であるのです。
 野田氏、安全が確認されたら配備と言うのに、ほとんどの知事が反対し、訓練ルート、日本中を飛ぶのです。危険性は、前泊さんの懸念するのは、政府の出す事故率は10万飛行時間で何件か、海兵隊2.45件なのに、オスプレイは1.53と言うのに、この数字はワイヤードというアメリカの雑誌の指摘で、あまりに事故が多いので配備されない、被害額を200万ドルにして、大きな事故がへった。海兵隊の基準だと60件の事故、100万ドル事故4件、実際は3.98件の事故率であるのです。こういう数字を低空飛行を受け入れる知事には言うべきなのに、アメリカでは住民の反対で中止されたものを、日本では知事の反対なのにやると言うのです。

 森本氏、安定していたと言うのに、防衛大臣の行為は、日米同盟の大事なことと日本は思うが、アメリカは思っていないのです。大使館のナンバー3が、日本から聞いても本当のことが分からないと、前泊さんのところに来て、こんなに反対とアメリカに知らされていないとなり、それならアメリカも判断材料になるのに、森本氏の反応だとアメリカは強行なのです。日本国民の意見を政府はアメリカに伝えていないのです。
 森本氏、乗りに行ったが、オートローテーション(竹とんぼが降りる仕組み)、アメリカにここには追求しないとボーイングが言う(緊急時はグライダーみたいに降りる)のに、日本はオートローテーションありと言っているのです。さすがに国会議員も言わないが、森本氏に、オートローテーション機能を試してほしかったのに、アメリカも危ないので実機で試していない(泣)。シミュレーション機械があり、それで確認したのみ。オートローテーションになる瞬間に落ちる危険性があるのです。不安定なのです。森本氏、安全と言うなら、これを試すべき、しかしそうなると森本氏事故に巻き込まれる可能性があったのです。  事故率の過少申告がアメリカのメディアにも告発され、日本では伝わってこないのです。
 近藤さん、海兵隊の事故率改竄で、海兵隊ですら言っているのに、オスプレイ、沖縄に基地のない島を主張するのに、今を逃してはダメと言われて、押し付ける日本政府は、東アジアでどんな影響かと沖縄の人は知っているのです。西山太吉さん、日本国民は60,70年安保で掌握され、激しい運動の中心は学生で、それが70年に社会人になったら安保に無関心になり、既成事実になると日本国民は受け入れるとアメリカの報告書にあり、強行して日本国民は受け入れるとアメリカは見ており、岩国に入ったら反対運動はなくなるとアメリカは見ているのです。が、沖縄は命に関ることで、本来の訓練なら砂漠ですればいい。住宅密集地での訓練はアメリカでは出来ない。沖縄に人が住めなくなる。これ二重基準なのです。

 軍事基地の集中は差別と国連でも言われて、沖縄、全国で考えるもので、弱いところに押し付けるのは原発と同じ。日本全国の原発を考えないといけない、基地を抱える全国が問題。本州全体が訓練場になり、全国で考える問題なのです。
 オスプレイは要らないと日本が言うと、しかしオスプレイでないとダメと思っているのは日本政府のみ、アメリカは別の選択肢もあり、日本が願って配備している可能性すらあるのです。日本と直接関り、日本が利権などでオスプレイを配備してほしい模様。作っているほうが危ないと言うのに、森本氏が安全という意味が分からないのです。

 事故の問題、朝日がスクープしているのに、事故が58件(海兵隊+空軍)あったということ、国防総省の担当者が、朝日の記事は間違い、海兵隊の事故は40件あり、しかしそれは朝日の記事では30件、つまり、事故はもっと多いのです(泣)。   前泊さん、事実関係を押さえて調べたいというお話でした。

 日本政府、野田政権は誰のためにあるのでしょう?書き起こしていて、怒りで指が震えています。また先の3党合意に、リスナーより、「いつですか 近い将来 明日ですか」という一句もありました。攻め込めなかったのに勝利という谷垣氏の言い分に近藤さんも水野さんも唖然です。今日は、前泊さんのお話をお伝えいたしました(怒りで今夜も寝られなさそうです(泣))。