「混迷日本にとどめを刺せ」(5)希望を失わず、高貴な使命を果たそう

経済で失敗したら日本は死を待つだけ  [TOP]
  かつてダイナミックな経済成長をとげ、「21世紀は日本の世紀だ」などと騒がれたことが嘘のように、最近は静まりかえっている。日本が最も得意とした世界に冠たる経済力は、今や色あせ、そのお株を中国や東南アジア諸国に奪われている。経済大国日本が根底から揺らいでいるのだ。
  日本が経済的に大成功をおさめたのは日本人の英知と努力によるものであることは明らかであるが、一方、昨今の低迷、混乱ぶりは日本人自身の病理にもとづくものであろう。
  戦後の日本人は民族心というものを失ってしまった。外国によって押しつけられた憲法を崇拝し、外国文化を至上のものとし、国家存立の基本である安全保障すら外国の軍隊に依存して過ごしてきた。日本の自衛隊は国民の生命と財産を守る役割と地位を、当の日本人自身からも与えられることなく、外国の軍隊に従属する卑しい武力集団におとしめられている。国の根幹である真の軍事力というものを持たない日本には、危機管理というものは存在しない。
  およそ先進国の中で、国の首都に外国の軍隊が基地を持って駐留する国は日本だけである。しかも、全国には150カ所にわたって外国の基地が存在する。日本は経済を除くすべてを占領されているのである。
  戦後の日本は政治的にも軍事的にも文化的にも主導権を失い、外国の操るままとなっている。外国にすべてを依存し、経済復興を行なってきた。額に汗して国家再建に努力してきた。二度にわたる石油危機や円高ショックにも耐え、科学技術力、工業力を発展させ、あらゆる産業を興隆し、貿易立国日本を作ってきたのである。
  その日本がバブル経済崩壊後意気消沈し、迷走している。日本人に唯一許された経済力を失っては、日本は成り立っていけない。
 日本人よ、高貴な民族意識を取り戻せ  [TOP]
  なぜ最近の日本人が逆境の中でも確固たる自信を持てないでいるのか。その理由は日本人のアイデンティティ、すなわち民族心の喪失にある。
  戦後50年間、アメリカの保護(占領)の下に置かれ、すべてアメリカ的価値観で生きてきた日本人は、昨今のアメリカの強硬策にとまどい、どうしていいかわからなくなっている。
  アメリカは日本をライバル視し、明らかに日本の地盤沈下を狙っている。そのための諸施策を次々と打ってきている。これは民主党政権であれ、共和党政権であれ変わらないであろう。日本の政財界人はアメリカに従属し、協力することで国の運営を計ってきた。今やそれが通用しない時代に入ったのだ。
 おわりに   21世紀に日本が生き残るために  [TOP]
  1995年は日本と「世界支配層」の開戦の年である。しかも、先制攻撃をかけたのは「世界支配層」であった。この戦争で日本が勝利できるかどうかは不明である。「世界支配層」が日本に加える攻撃は多種多様で、どれも過酷なものだ。基本戦略を持たない日本はその都度右往左往し、パニックに陥るだろう。
  先の太平洋戦争と違って、今度の戦いでは敵の姿は見えないことが多い。日本はどこに向かって反撃すればよいかわからないのだ。日本に対して加えられる物理的攻撃は、天災を装った地震や天候異変であるが、主なものは経済戦争である。かつてのバブルは、発生も崩壊も人工的に作られたもので、日本に与えた打撃は想像を絶する規模であったが、今度は際限のない円高と株安だろう。
  日本からのカネの流出も執拗に企てられる。増大するODA(政府開発援助)やPKO拠出金など、政府レベルの大義名分に基づく流出や民間からの海外投資資金である。
  バブル時代に日本から流出した民間資金は膨大であったが、それらの多くはもはや還ってこないカネである。土地やホテル、企業買収、国債、株などに向けられた資金は、最高値で買わされ、暴落したいま、円高も加わってその価値は投資金額の半分以下である。その差額はすべて「世界支配層」の懐に入ってしまった。
  日本は常にだまされ、そして「世界支配層」はだます側である。日本は徹底的に利用される。日本が生み出す膨大な富は、巧妙なやり方で吸い取られるのである。かつて大英帝国の繁栄を支えたのは植民地インドであり、イギリスはインドの富を吸い上げたが、今それと同じことが日本で起きている。
  日本の富は、米英仏蘭露などに君臨する「世界支配層」によって吸い取られているのである。日本がそのことに協力的であり、おとなしい存在であるかぎり、日本の生存は許される。だがひとたび日本が歯向かえば、徹底的に攻撃され、その存在を脅かされるのである。
  この戦いは日本が無条件降伏するまで続くのである。これは第二次太平洋戦争であるが、今度の敵はアメリカを主力とした黒幕「世界支配層」である。はたして日本がこの戦争に勝つ見込みはあるだろうか。それはある。日本が敵の正体と意図を見抜き、その攻撃に対する防備の充実と同時に有効なる反撃をすることである。その手だては次の通りである。
●日本国内のユダヤフリーメーソン勢力を一掃する。
アメリカの理不尽な要求に対しては毅然とした態度で外交交渉に臨む。
日米安保条約を廃棄し、アメリカ駐留軍(その実態は日本監視軍)をすべて引き上げさせる。
 ‥‥以下さらに5項目が続きますが、省略します。なぜなら、やろうと思ってもできるはずのないことばかりだからです。著者もそのことがわかったうえで書いているのでしょう。ですから、悲しい溜息のようにもとれます。さて、この国の希望はどこにあるのでしょうか。(憂惑生)
  日本がまともな国になるための障害は多い。なぜなら以上述べたことはすべて「世界支配層」にとっては実現してはならないことばかりであり、これを阻止するための網の目を日本国全体に張り巡らしている。政治家の多くは「世界支配層」ユダヤフリーメーソンの手先である。官僚・財界の中枢も腐っている。ジャーナリズム、知識人も敵側の代理人だ。多くの国民は無気力、催眠状態であり、日本の状況は絶望的である。
けれども希望を失ってはいけない。天が日本に与えた高貴な使命を考えるとき、日本はどのような困難をも克服しなければならないのだ。
 
以上・・・理解しがたいいくつかの箇所は、省略させていただきました。
そういう箇所があるとしても、今の状況は、たしかに、このように読める気がします。
大筋を頭に入れて、気づいている者として、政府をしっかり監視すべきだと思います。