奈良市民放射能測定所に行ってきました。

奈良にも，3月に市民放射能測定所ができることになりました。

その開設に向けた「無料測定まつり」が15日、16日に開催されたので、

さっそく行って参りました。

京都・市民放射能測定所の方々のご協力です。

皆様、ありがとうございました。

関西は事故現場から遠く、関心が薄いとされています。

でも、瓦礫の焼却で、空気が汚染され、土地が汚染され、

海が汚染されて・食べ物にも汚染が広がっています。

内部被曝には気をつけなければいけません。

参加者は、やはり、家族の健康を預かるお母さん方が多かったようです。

こうして計測します。

1リットルとあるように、測定するには、1キログラムでなく、

この容器をいっぱいにするための容量が必要です。

容量が少ないと、数値が正確に測定できません。

また、ぎっしり詰めるというのも大事で、隙間があっては正しく測れないそうです。

必要な情報を入力して、測定スタート！

こちらが測定器です。

モニター画面

そして、待つこと30分、データが出てきます。

このデータの読み方もなかなか難しいものでした。

専門家の方が説明して下さいました。

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測ってもらったのは、宮城県栗原市産のお米。

測定の結果は、検出限界値以下なので不検出でした。

でも、Cs-137が3.53Bq/が出ているので、もう少し長く測定した方がより、正確な結果が出るとも・・・。

お米は主食なので、毎日食べる物として慎重に計測しましょう・・と。

さすが，市民測定所。

市民の目線に立って、より安全を期したなかなかの対応でした。

　宮城県産白米2012年
・Cs-137　3.53Bq/kg±2.38Bq/kg　統計誤差67.6％　検出限界3.83Bq/ｋｇ
・Cs-134　不検出
・K-40　45.2Bq/kg±27.8Bq/kg　統計誤差61.5％　検出限界44.4Bq/kg

http://pds.exblog.jp/pds/1/201212/15/09/c0233009_1484065.jpg

実は、宮城県栗原市はホットスポットと言われています。

でも、一部、被害の大きい場所があるだけ、全体が汚染されているわけではないこともわかりました。
栗原市のお米と言われると、測定済みで大丈夫、と言われても、

自分の目で見るまでは、ちょっと不安でしたが、きちんと測ってもらえば、

安心して食べられるというものです^^。

このように測って、証明書付きで流通させてくれたら、安心して買えるのに…。

風評被害と決めつける前に、正確な数値を公表するべきですね。

京都の市民測定所のブログには、「測って食べる会」というのがあります。

たとえば、青森産の鯖

・・・皆さまなら、敬遠されますか？？

スタッフが、鯖を測ってみると・・・

おぉ～！ｾｼｳﾑはゼロ！

美味しく味噌煮でいただきましょう～。というような感じです^^。

後半では、セシウムの含まれた食品(関東方面の栗）の測定結果も見せてくれました。栗はかなり汚染されやすいようです。

グラフに、2，3本のセシウムのピークという線が表示されます。栗はイガがあるので大丈夫そうに見えますが、セシウムを吸収しやすい食材のようです。

高い値を検出しました。

そういえば、こんなニュースも見かけました。

・栗がヤバい。続々とセシウム（放射能,クリ,くり,福島,茨城,千葉,宮城）

検体は食品に限ります。

測定精度を上げるためには、検体を入れるマリネり容器にしっかりと詰めるために、

野菜などの固形物はみじん切りにして１㍑以上用意します。　

南瓜も細かく切って持って行ったのですが、このような南瓜は固くて隙間が出来るので、測定が難しく、結局家に持ち帰り、「蒸して潰して」持って行くことになりました。

測定する食べ物や野菜は・・・

「細かく刻み、隙間なくびっしり詰める、1リットルの容量」がポイントです。

測定時間は、正確を期すためには２時間以上の時間をかけることが大切だそうです。

こちらのブログに当日の測定結果が記録されています。

奈良無料測定会　結果速報2日..
at 2012-12-16 20:34
奈良無料測定会　測結果速報2..
at 2012-12-16 12:29
奈良無料測定会　結果速報その４
at 2012-12-16 11:55
奈良無料測定会　結果速報その３
at 2012-12-15 15:26
奈良無料測定会　結果速報その２
at 2012-12-15 14:11
奈良無料測定会・結果速報（1..