放射能の問題は、さりげなく話題に出すことが大事・・・!(大阪で人気の「もじもじ先生」と話してみたより。)

大阪で人気の「もじもじ先生」と話してみた(前編)。

 http://ameblo.jp/c-dai/entry-11475298633.htmlチダイズムのブログ

皆さんは、大阪の瓦礫問題に取り組んでいる阪南大学経済学部の下地真樹准教授、通称、「もじもじ先生」を、ご存知でしょうか?
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大学の先生という身分がありながら、放射能に汚染された瓦礫を燃やす大阪市に抗議をする、
だいぶ風変わりな大学教授!

しかも、大阪府警に狙われ、不当逮捕される憂き目に遭ったことでも注目され、思いっきり
時の人になりました!

面白い話を聞けそうだ!

普段は大阪に行かないと会えないんですが、東京にいらっしゃるタイミングがあるということで、
さっそくアポなしで突撃! インタビューに成功!

今年は、いろんな人と「直接会う」というのがテーマなので、下地先生に、約4時間にわたり、
じっくりと話を聞いてきたので、紹介いたします。

そもそも気になるのは、大学の准教授という立派な肩書きがありながら、汚染された瓦礫の
焼却に抗議をするのは、破天荒すぎるのでは?
普通、自分の職や身を守るために、抗議活動に参加しないのではないか。

もじもじ先生の答えは、「院生から准教授になったけど、先生の言うことを聞いたことは
一度もないし、今までも好き勝手やってきた。これで干されることになっても、それはそれで
構わないと思ってやっています。」

僕と同じニオイがするぞ、おい!

ちなみに、下地先生が一躍有名になったのは、大阪市に瓦礫受け入れ反対の抗議をしていて、
不当逮捕されたから。

まさに、日本の「終わり」を感じさせるような不当逮捕だったために、話題になったのです。
具体的には、一体、どんな流れの逮捕だったか。

事あるごとにデモに参加し、街頭演説などで、瓦礫受け入れに反対していた、もじもじ先生。
しかし、これで一番困るのは、橋下市長です。

肩書きのある人に、このような活動をされると、かなりの脅威。なので、徹底的に排除する流れに
なったのは、新聞等で報じられているとおりです。
実際、複数の逮捕者が出ましたが、肩書きのある人だけが狙われたといいます。

とはいえ、世の中の多くの人は、「過激なことをやったから逮捕されたのではないか」と思うに
違いありません。何も悪いことをしていないのに、警察に逮捕されることなんて、あるわけがない!

下地先生いわく、「そう思っている人が不当に逮捕されることはありません」と言っていました。
そう思っている人が多いから、どんなに警察が腐っていたとしても、やっていけるのだと。

では、下地先生は、どのように逮捕されたのか。
驚くべきことに、逮捕は「現行犯」ではありません。
JRに対する「威力業務妨害という形で逮捕状が出されたのですが、これがすごくマヌケでした。

ストリートミュージシャンも頻繁に歌を歌っている駅前で、明らかに歩道と言える場所で、メガホンを
使って瓦礫の話を訴えていた、下地先生。

一通り終わり、帰るためにメガホンは大きなバッグの中にしまい、移動のために、駅構内を
約80mほど歩き、これで逮捕されました。

・・・ん?ん?ん???

なぜ、これで逮捕されたのか、わからなかった皆さんのために、今度は警察の主張に基づいて、
一連の行動を振り返ってみることにしましょう。

警察の主張によると、こういうことになります。
 
「メガホンを使用し、JRの職員が何度もやめてくださいと訴えていたのに、強行して大声を出し、
これで利用客が恐怖で慄き、やめてくださいと言っているのに、メガホンを持って、駅の構内を
250m近くにわたって大行進して、営業妨害した。」

こうなってしまうと、何でもアリです。

下地先生によると、メガホンで演説中に、話しかけてきたJRの職員は1人もいません。さらに、そもそも駅の構内が250mもありません。どんなに長く歩いても80mくらいがいいところで、ついでに、メガホンはバッグの中に入れており、大声で大行進したとは、とても言えません。

「少なくとも10台はカメラがついているので、防犯カメラの映像を見れば、一目瞭然です。
なのに、警察はこれを証拠にしないわけです。駅員からの調書だけで、逮捕状を出しました。」

下地先生は言います。
「駅の改札に向かって歩いただけで逮捕なんてあり得ないでしょう。どうせ逮捕するなら、もっと
悪いことを探したらどうなんだ!」

結局、不起訴になりましたが、身柄は拘束され、不自由な生活を強いられたことは言うまでもなく、
黙らせるためなら、あらゆる手段を使うと言います。
えぇ、安全野郎と戦っている僕は、まだマシでした。

「今、日本がこういう状況にあるということに多くの人が気づかなければ、日本は、ずっと
このままです。原発を止めたくても止まらない。子供の被曝を止めたくても止められません!」

警察や検事が、どんな組織になっていて、どんなふうに冤罪事件を作り出しているのか。


下地先生がオススメしている本があります。
実際に冤罪事件を作り出した検事が書いたという「検事失格」という本。これを読むと、わかりやすく
公安組織の腐りっぷりを理解できるそうです。

とはいえ、いくら不当逮捕であっても、誰一人、逮捕されたいと望んでいる人はいないわけです。
「主張したいけど、逮捕はされたくない」という一般的な人は、どうしたらいいのか。下地先生は、
こうおっしゃっています。

「デモに参加するだけが主張ではありません。
最も効果的なのは、隣人の奥さんとの会話に時々、話題に出す。もし相手が嫌がった時は、すぐに別の話題を出せばいい。とにかく時々、話題に出すことが大事なんです。」

そうは言われても、なかなか難しいのは、
僕にもわかります。放射能の話をすると、露骨にイヤな顔をする奥さんもいますからね。

ですから、僕は下地先生のおっしゃったことをさらに緩めて、FacebookTwitterで、何気なく
つぶやいたりするのがいいだろうと思うんです。

愛媛県産のミカンをもらったんだけど、子供に安心して食べさせられておいしい」。

「パスコの超熟が不検出だったから安心。これからも食べようっと!」。

わざわざ放射能は危ない」と言わなくても、ふわっと日常の中で、違和感なくつぶやくぐらいできると思うんですよね。
こうして、すごく地味に、できるだけ、かわいらしくつぶやいていければ、
学校給食の安全性に関心を持ってくれる人が増えるかもしれません。

子供に安全な物を食べさせたい。

この「根本的な部分」に反対をするお母さんは、本来、それほど多くはないはず。地味すぎるけど、
コツコツやっていくのが、デモに参加することより大切なんじゃないかと、僕は思っています。

『チダイズム』では、安全なもの、危険なもの、両方を扱っています。皆さんがツイートする時、
わざわざ危険なものばかりつぶやく必要はなくて、「安心した」という情報だけを流してもいいのです。

僕は社会の不安を煽るデマゴークとして扱われていますが、不安を煽るだけがすべてではありません。安心できたものは、安心できたという。
そこは受け取った皆さんが、自分なりに編集をして伝えればいいわけです。安心情報だけを流す人がいたっていいと思うのです。

そして、下地先生も言っていましたが、いよいよ街角でしゃべることや、ネットでつぶやくことさえも言論統制される時代が来たら、この国からはすぐ逃げた方がいい。
そんな国は終わっていますから。

今のところ、日本では、ある程度の言論の自由は保障されていますから、思ったことを伝えることは悪いことではありません。皆さんも、まずは自分の思ったことを、ネットに書いてみては、どうでしょう?

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赤字の部分(mimi)ですが、良い考えですね。
今年は、私も周りの友人たちを話題に引きこみたいな・・と思っています。
 
無関心な方たちは、食べ物が危ないという話題になると、
「食べ物がなくなる。何食べるの?」
「あおっているの?」などと言われますが・・・
 
テレビやマスコミを信じているために、
見えていない・・気づいていないだけかもしれません。
 
放射能は人類共通の敵。
 
無関心な人達に、いかに関心を持ってもらえるようにするか・・・
それが先に気づいた私達の務めだと思います。
何げない話のついでに、さりげなく、話題を提供したいものです。
ソフトに、かわいらしく、大人の対応で・・(*^_^*)。
 
(これがなかなか難しいのですけどね。)