星月夜☆さんのサイトより
http://ameblo.jp/hoshitukiyoru7/entry-11509197878.html
<転載開始>
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で衝撃と警鐘を鳴らした著者の新作!

『ファブリーズはいらない』 インタビュー記事から。

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商品の安全性を検証した『買ってはいけない』が
ベストセラーになり消費者の意識に一石を投じてから早十年。

その後も週刊金曜日」誌上をはじめ、危険な商品を
告発し続けている
科学ジャーナリストの渡辺雄二さんの最新刊が発売された。

不必要な化学物質に囲まれている現代人に、
警告しつづける渡辺氏のお話。
渡辺雄二氏(以下渡辺) 。

今回はファブリーズだけでなく、殺虫剤やくん煙剤
入浴剤などを取り上げています。

どれも、TVで大量にCMを流していますが、
これらは本当に必要なものなのだろうかという疑問がありました。

必要ないどころか、むしろ害のあるものなんじゃないかと。

だって化学物質を大量に含んでいるわけですから。

表題にもなっているファブリーズは、その象徴たる存在です。

――確かに、今まではファブリーズの安全性を
考えずに、購入していたように思います。

渡辺 ファブリーズが対象としている「におい」は、
汚れがついたり菌が発生したりすることによって発生
するもの。だから、衣類や布製品なら洗えば落ちるし、
布団類は干せばいいんです。

ですが、ファブリーズでは汚れは落ちないので、
根本的な解決にはなっていないのです。

除菌効果を謳っていますが、そもそも自然界には
あらゆる菌が存在し、人間の体内だって菌だらけなわけ
ですから、菌を完全に排除するのは不可能。
また除菌作用があるのに、人体に害がない
なんてことはあり得ないでしょう

――具体的にファブリーズはどんな危険性があるのでしょうか。

渡辺 ファブリーズを使っていると、目が痛くなることがある
という声を耳にしました

。除菌成分として入っている第四級アンモニウム塩と
いう化学物質が目に入ってしみているのです。

第四級アンモニウム塩を含む床用洗浄液を使った後で、

アレルギー性ぜんそくが発症するに至った例も。

――宣伝ではいいところしかアピールされず、
消費者は害の部分をなかなか知ることができません
渡辺 もちろんそれもありますが、さらに危惧すべきは
成分表示がちゃんとされていないことです

ファブリーズはCMで
『トウモロコシ由来消臭成分』配合と
謳っていますが、実際に除菌作用を
しているのは、天然成分ではなく、
化学物質です。

また除菌・消臭スプレーは家庭用品品質表示法
対象外なので、洗濯用洗剤や台所洗剤の
ように詳細に成分を表示する必要はありません。

だから「除菌成分(有機系)」などという曖昧な
表示で、第四級アンモニウム塩などの危険な
成分が入っていることが多いのです。

 でも、それを国の機関も把握していないのが
問題でしょう。

成分に関してはメーカーの報告を鵜呑みにしている
のが現状です。

これまでは業者を統括する立場にある厚生労働省
管轄省庁だったのでさもありなんでしたが、
昨年、消費者を守る消費者庁に管轄が移行したので
、基準などの改正で消費者のための、
正確な表示がされることが期待されます。

――成分表示がされていないということと同様に、
自分を含めた消費者がそれを無意識に
購入していることにも怖さを感じます。

渡辺 現在の消費者は、あまりにも多くの
化学物質に囲まれて生活しているので、
感覚が麻痺しているのでしょう。

お風呂用、台所用、床用と成分はほどんど
変わらないのに、次から次へと商品が発売され、
CMにより無意識のうちに手にしている人が
多いのではないでしょうか。

しかし、化学物質は確実に現代人を蝕んでいるのです。

 例えば、現代病の一つである花粉症は、
花粉と化学物質が相乗的に作用して、
アレルギーを引き起こしていると言われています。

なので、アレルギーを防ごうとして除菌剤で
消毒しているつもりでも、その化学物質で
アレルギーを悪化させている、というケースも
起こりうるんです。

――消費者意識が高まっていくのはもちろん
ですが、作っているメーカーは今後どうなっていく
べきなんでしょう?

渡辺 企業は物を売って利益を上げることを
目的とするのは当然でしょうが、だからといって、
不必要なものを買わせたり、害になるものを
平気で売ったりするのはどうでしょうか? 

お金をとって売るからには最低限、顧客に
利益をもたらすものを売るべきだと思うんです。

生活用品メーカーの中には『あったらいいな』
という発想から、隙間的なニーズの商品を
開発するのを得意なところもあります。

でも、よく考えてみたら、
『あったらいいもの=なくてもかまわないもの』
なわけです。

不必要な物を買わせるために、大量のCMを
流して、これは必要だ、便利だと消費者を
洗脳しているのだから恐ろしいことです。

 もちろん、今回『ファブリーズはいらない』
の中で取り上げたメーカーの中にも、
最近、表向きには環境に配慮を始めている
企業もあります。

車だってハイブリッド仕様や電気自動車が
注目をされてきているように、生活用品も環境
に配慮したものが選ばれるようになる時代は
遠くないかもしれません。

誰も買わないものは淘汰されます。


だからこそ、安全性を確認した上で、
それが本当に必要なものかを見極め、
不要なものは買わないことで、これらの有害な
商品たちに対抗していくしかないでしょう。


渡辺雄二(わたなべ・ゆうじ)
科学ジャーナリスト。1954年生まれ、栃木県出身。
千葉大学工学部合成化学科卒。消費生活問題専門紙の
記者を経て、82年よりフリーの科学ジャーナリストに。

以後、食品、環境、医療、バイオテクノロジーなどの
世界」などに寄稿。

化学物質の毒性の問題に詳しく、講演なども多数。

著書に『買ってはいけない』(共著、金曜日)、
『食卓の化学毒物事典』(三一書房)、
食品添加物の毒性判定事典』(メタモル出版)、
『あぶない抗菌・防虫グッズ』(青木書店)、
ヤマザキパンはなぜカビないか』『花王「アタック」は
シャツを白く染める』(緑風書房)などがある

<転載終了>