福島県県民健康管理調査の結果についての井戸謙一弁護士のメール

 
奈良市放射能測定所の辻本さんからいただいたメールを転送します。
 
福島県県民健康管理調査の結果が公表されましたが、
詳しい数値についての井戸謙一弁護士のメールです。

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弁護士の井戸です。

 昨日公表された福島県県民健康管理調査の結果

ほとんど報道されていませんので,正確な数字をお知らせします。
平成23年度 検査実施者4万0764人のうちB判定205人(0.50%),
そのうち二次検査実施者166人,そのうち悪性(疑いを含む)は11人(二次検査実
施者の6.6%)

平成24年度 検査実施者13万4735人のうちB判定935人(0.69%),
そのうち二次検査実施者255人,そのうち悪性(疑いを含む)は16人(二次検査
実施者の6.3%)

すなわち,平成23年度も平成24年度も2次検査実施者のほぼ同じ割合で甲状腺
ガン(疑いを含む)が出ています。

そうすると,平成23年度と平成24年度のB判定者全員の2次検査が終了すれ
ば,合計1140人(205人+935人)の少なくとも6.3%,71人程度が既に甲
状腺ガンにかかっているという結果になる可能性があります


しかも,この数字には,最もヨウ素131の被曝がひどいとされるいわき市方面の
数字は入っていないのです。

ふくしま集団疎開裁判の仙台高裁がいった「由々しき事態」は,既に進行中だと言わざるを得ません。
 しかるに,この世の中の静けさは何なのでしょう。


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井戸謙一法律事務所
弁護士 井戸謙一

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