ヴォーリズ・メモリアルin 近江八幡が開催されます♪
その記事に、hitomiさんが、「ヴォーリズと小出先生、お似合いです!」というようなコメントをくださいました。
尊敬する小出先生にお似合いのヴォ-リズ建築とは・・??
さっそく調べてみると・・・
「美が学園になった」と言われる神戸女学院
学生が憧れる関西学院大学のキャンパス
大丸のシンボルピーコック 美しいエレベーターの扉
ヴォーリズ建築に出会うと、外観の美しさもさることながら、住む人に優しく思いやりに溢れた彼の建物に、ほとんどの人が魅了されます。
建て替えの危機を住民運動で守ったことで有名になりましたが、
それほど地域住民に愛されてきた小学校だったのですね。
「六甲山荘(旧小寺家別荘)」は、築80年の今も、立てつけなどの狂いが全くないそうです。
庭に面するリビングルームは北西二面の大きなガラス張りの扉から光が溢れ、その明るさに感動!
暖炉は家族の団らんを考えて両脇に2人がけのいすを備え、
床と壁の接点は掃除しやすいようにと、巾木を丸く取り付けてあり・・
大工さん泣かせの注文だったようですが、垂直な角でなく丸くなっています↓
キッチンは、天井から床まで無駄のない美しいシステムキッチンでした。(ヴォーリズさんがシステムキッチンの先駆けでは・・?)
その取っ手は衛生に配慮し、雑菌がつきにくいクリスタルに・・。
・・・等々、山荘生活を楽しむ家族への温かい配慮がたくさんあって、その説明を聞いているだけでも心が和みました。
ヴォーリズは、「建築物の品格は、人格の如く、その外観よりもむしろ内容にある。」と言う言葉を残しています。(つまり、外見より中身が大事・・と)
そこに集う人達の絆を深め、心を育て、健康を育み・・と、幸福を願った設計こそがヴォーリズ建築の魅力なのでしょう。
では、建築家ヴォーリズさんとは・・??
彼は、建築家でありながら、詩を書き、音楽を愛し、得意のピアノで作曲もする。また、日本で初めてメンソレータムを売り出し、成功を収めた実業家でもありました。
彼に関する本を読み進めてわかったことは、建築家としての仕事もメンソレータムの事業も、伝道のための経済的手段であって、彼の生き方を支えていたのは、実は信仰と祈りでした。
人に優しい設計は、ヴォーリズのクリスチャンらしい愛の精神から・・ということになるのでしょう。
仕事面でも、ヴォーリズ建築事務所では従業員を大切にし、残業を認めませんでした。家族との時間、健康維持のための時間を大切にすべき‥と言う考え方から、社員たちは5時には「早く帰りなさい」と帰されたそうです。深夜に及ぶ残業が問題になっている今の日本から考えるとなんとも羨ましい話です。
また、身分の上下もなく、平等であり、異国人種が仲良く仕事をしていたことなども伝えられています。
2014年は、メレル・ヴォーリズ没後、50年。
...
私のお勧めは・・・・、
10月18日の姜・尚中氏の講演会
「いのち・平和・そしてヴォーリズ精神」
幅広い論客であるカン・サンジュン氏は、なんとヴォーリズファンでした。
講演の申し込みは先着1100名。
往復ハガキに住所氏名、℡等を明記し、下記へ投函
ヴォーリズ没後50年記念事業実行委委員会事務局まで
ヴォーリズに興味のある方はぜひお出かけください。
✿私は仲間内で、11月にヴォーリズの研究発表をする予定になっています。
今は、本を読んでヴォーリズさんを知ることがとても楽しみ・・
ヴォー-リズさんの生き方には感動する話がいっぱい・・。
こちらでも、時々紹介させてくださいね。