日本と違って、「過去を反省し、記憶し続ける」国のお話…

日本と違って、「過去を反省し、記憶し続ける」国のお話…

独首相「ナチス虐殺の記憶はドイツ人の永遠の責任」 (朝鮮日報:2015/01/28)

アウシュビッツ解放70周年
ベルリンの記念演説で「歴史問題反省」重ねて表明

アウシュビッツ強制収容所」の解放70周年を翌日に控えた26日、ドイツのメルケル首相は「ホロコーストユダヤ人大虐殺)を記憶することはドイツ人の永遠の責任」と述べたアウシュビッツ収容所はナチス・ドイツ第二次世界大戦中にユダヤ人約100万人を殺害した場所だ。ここに収容されたユダヤ人たちは1945年1月27日、ソ連軍により解放された。

メルケル首相は同日、独ベルリンで行われたアウシュビッツ開放70周年記念式典で「アウシュヴィッツは人間が人間にどれだけ残酷なことができるかを示す警告だ。これはきょうのような記念日だけでなく、常に我々が頭を痛めなければならない課題だ」と言った。

そして、「収容所の生存者たちの証言のおかげで、私たちは過去を記憶できる」と、生存者に対し感謝の言葉を述べた。記念式典に参加した若者たちにも「私たちは歴史を学ぶことで洞察力を得ることができ、社会的価値を脅かす勢力を見分けることができる」と語った。

そうした一方で、最近ドイツで目立つ反ユダヤ主義の動きに対し懸念も示した。メルケル首相は「ユダヤ人たちが理由もなく攻撃されるのはドイツの恥。反ユダヤ主義と人種主義から自由・民主主義・法治などの価値を守るには、関心と努力を続けることが必要だ」と訴えた。

ホロコーストの生存者約300人りとフランソワ・オランド仏大統領、ヨアヒム・ガウク独大統領など各国首脳は27日、アウシュビッツ収容所で行われる追悼式に出席する。

日本の首相が、メルケルさんのように

南京大虐殺を記憶することは日本人の永遠の責任」…とか

「元慰安婦の方々の証言のおかげで、私たちは過去を記憶できる」…なんてコトを言う日が

いつか来るんでしょうかね…




※韓国の新聞、朝鮮日報でも報じられた「ピースおおさか」の加害展示の縮小…
大阪の戦争博物館が「侵略展示」撤去 (朝鮮日報:2015/01/27)

4月のリニューアル時に極右の主張反映、被害強調した展示物と入れ替え

日本の戦争博物館、「大阪国際平和センター」(ピースおおさか、大阪市中央区)が4月のリニューアル・オープン時に、日本の侵略に関連する展示を撤去する代わり、日本の戦争被害を強調する展示物を大量設置する。1991年に大阪市の財政支援により建てられた大阪国際平和センターには、侵略戦争の残虐さを告発する展示物が多く、極右勢力が「自虐史観の展示」と批判してきた。

26日の大阪国際平和センターのホームページによると、改修・補修工事で展示室B「十五年戦争」が撤去されるという。満州事変から第二次世界大戦までの日本の侵略史を取り上げた「十五年戦争」の展示室には、南京大虐殺に関する写真と共に「日本軍の射殺、拷問、斬首などで数週間にわたり殺害された市民と捕虜は数万人から数十万人に登ると言われている」という説明があった。朝鮮人強制連行・強制労働については「形式的には募集だったが、事実上は強制だった」「1939年-1945年の死傷者は30万人、このうち6万人が死亡したと推定される」との説明もあった。ナチスユダヤ人虐殺を告発した「アウシュビッツ収容所」の展示も日本の戦争をナチスと比較するのは不適切だという極右派の主張が反映され、撤去される。その代わり「世界が戦争をしていた時期」という映像を上映する施設ができる。映像は、日本が戦争を行った原因として「列強によるアジア・アフリカの植民地化」「米国の経済封鎖」などを挙げている共同通信は「映像に侵略という表現自体がない」と報道した。

赤太字の部分に注目してほしいんですけど、

日本がドイツ、イタリアと軍事同盟を結んで第二次世界大戦(のアジア戦線)を引き起こした原因を

「列強によるアジア・アフリカの植民地化」…と説明するのは、

「あの侵略戦争が『アジア解放のための戦い』であった」とする歴史修正主義そのものです


また、「米国の経済封鎖」(≒石油禁輸)を原因にしているのも、「加害者の被害者面」以外の何物でもなく

米国の経済封鎖は、日本の「植民地拡大方針」が招いた結果でしかありません


つまり、既に台湾や朝鮮を植民地にしていた日本が、現状維持でも飽きたらず

英米開戦のずっと前から、対中戦争を通じて植民地を拡大しようとした結果、

アメリカとの正面衝突に至ったわけですので、

そこには「受動的原因」(≒被害者的原因)などありません