学会婦人部よ、決起せよ!<本澤二郎の「日本の風景」(2050)

学会婦人部よ、決起せよ!<本澤二郎の「日本の風景」(2050)

<戦争法推進公明議員を排除するしかない>
 安倍支援の日本テレビ世論調査でも、不支持が支持を上回った。安倍・自公の戦争法は、憲法9条に違反することが明々白々、という理解が国民に浸透した証拠である。創価学会婦人部に最後のお願いである。戦争法推進の公明議員を支持しない、という声明文を即座に出してもらいたい。まだ間に合う。国粋主義の危険な野望を打ち砕くことが出来る。それが出来るのは学会婦人部だけである。

<戦争遺児の遺言>
 筆者は野党の岡田・松野・志位の3者に対して、命がけの抵抗を要望した。野党が内外で結束して体当たりすれば、安倍・自公の暴走を止めることができると信じたからだが、残念ながら3者から命がけの抵抗権行使の様子は届いてこない。
 残る手段は、公明党を覚醒させて、強行採決に走る安倍にストップを掛けるしか、もはや道は残されていない。筆者は今ここに掛けている。「日本の平和主義」を断固として守るためには、学会婦人部の決起しかない。
 これは2014年4月28日、やくざハマナとヘルパー吉田の歯牙にかかって脅迫殺人の被害者となった戦争遺児の遺言でもあるからだ。「池田先生は太田らを決して許さない」という彼女の悲壮な言葉を覚えている。

<平和主義・友好が池田路線>
 平和主義・友好路線を信じてきた婦人部である。その学会が創立した公明党が、国粋主義化した安倍・自民党と共に、あろうことか戦争法を強行採決する。こんなことが許されていいのだろうか。
 公明党創価学会が立ち上げ、支援して存続する政党である。それが学会の理念に反して、戦争法を強行するなどあってはならない。いわんや戦争法は、中国との戦争を想定したものだと、安倍自身が打ち明けている。歴史を繰り返そうというのだ。

 国粋主義者・安倍は悪魔のような人間である。その安倍に心酔・傾倒する公明党執行部である。既に一連の改憲軍拡路線を補完してきている。学会の創立者が犠牲になった治安維持法の平成版を強行した公明党である。

公明党の反安倍勢力と連携して執行部排除>
 学会の反対を押し切っての、集団的自衛権行使の閣議決定をも強行した。許しがたい数々の暴挙に対して、国民の怒りも増幅している。
 筆者に連絡してきた学会幹部によると、公明党の中堅以下の議員は、山口執行部の対応に強く反発している。むろん、婦人部の怒りは頂点に達しているという。
 学会婦人部と公明党中堅以下の議員が、連携して山口執行部に不信任を突きつけて即退場させるのである。彼らは、もう困ることなど何もない。血税で懐は膨らんでいる。特定秘密や集団的自衛権、そして戦争法を処理しているのだから、天文学的な謝礼が官邸と自民党本部から届いている、と専門家は認識している

創価学会史に消せない汚点>
 万一、安倍と公明党が一体となって戦争法を強行処理、60日ルールで決着を図るようなことになると、それは全て創価学会に消えることのない一大汚点となろう。
 「戦争法の先に安倍の日中戦争がある」という想定は、机上の空論ではない。仮にそうなると、日中戦争創価学会が始めた、と後世に語り継がれることにもなろう。
 木更津レイプ殺人事件の被害者の戦争遺児は、今も地獄から「学会の伝統は平和主義」と叫んでいるのが聞こえてくる。彼女の叫びを婦人部も共有できるはずである。
 この憲法違反の恐ろしい戦争法を阻止できるのは、もはや野党でもない。新聞テレビでもない。みなさん、学会婦人部なのである。決起しか道は残されていない!

2015年7月13日記(政治評論家・日本記者クラブ会員・武漢大学客員教授


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