戦争法案関連…数の力で強行されるということ

戦争法案関連…数の力で強行されるということ

憲法9条に、「戦争しません」「戦力は持ちません」「交戦権(=国家が戦争する権利)は認めません」と

はっきり書いてあるのに、それでも「自衛隊を海外に出して武力行使ができるんだ」と言える…というのは

考えてみれば「すごい話」です

(だって、憲法9条があるのに、海外での武力行使なんかできっこないやん…というのは、
 特に法的知識や法的思考力がなくてもわかることじゃないですか)


もちろん、世の中には周りの人たちがギョッと…というか、あ然としてしまうような、

ありえないコトを肯定する人がごくたま~にいるんですけど

そんな人は、まぁ、「そういう人なんだね、アナタは…」と呆れられて(あるいは非難されて)お終い…ですわ


それでも、今、この国では、ありえないことを肯定し、それを数の力で強引に認めさせようとする…ということが

あろうことか、立法府のなかで行われてまして、世界的にみてもこれほど「すごい話」はないと思います


ぼくは市民の一人として、このような「すごい話」は到底看過できないし

今回は「そういう人たちなんだね、アナタたち…」と呆れるだけでお終い…にもできません

それはぼくだけではなく、多くの市民が共有するものとなり、

現在、日本のあちこちで、いろんな手段方法による「戦争法案阻止活動」が行われています


思えば、数の力で、「黒いモノでも白いんだ」と認めさせられる…というのは

憲法19条が保証する「思想良心の自由」をも侵害するもので、これほど理不尽な話はありません


数の力で理不尽なことを強制される…

それは言うまでもなく人として耐え難いことで、現在、戦争法案反対に立ち上がった多くの市民も

そういう素朴な感覚で理不尽なことに対して抵抗をしているものと思いますが

思えば、今までも少数派の人たちは、数の力で理不尽なことを強制されてきたんでした


例えば沖縄はどうでしょうか

沖縄は、「本土46都道府県対沖縄一県」という動かし難い数の力で、敗戦後から現在に至るまで

ずーーーーーーっと理不尽なことを強いられてきたんでした

(日本が独立を回復した後、本土のアメリカ軍基地が次々になくなっていくなかで
 沖縄のアメリカ軍基地だけがそのまま残り、結果、アメリカ軍基地のほとんどが沖縄にある…という状況が
 沖縄にとって理不尽である…というのは、論を待たないと思います)


今、多くの市民が感じている(数の力を背景にした)理不尽さは、

(事柄は違っても)沖縄の人々が感じてきた理不尽さに通じるものだと思います

だとしたら、今ほど、本土の市民が沖縄の人々の心情を想像できる機会もない…とぼくは思うので

(事柄は違っても)数の力で沖縄に「理不尽なことを強いる」なんてことも許されないのだ…と

そない感じてもらえれば…と思います
http://www.hatena.ne.jp/images/guest_icon.gifアンさん 2015/07/29 11:02 沖縄では、知事選、市長選、衆院選と「辺野古基地反対」を筆頭公約に掲げた候補者が勝ったにもかかわらず、官房長官は4月の会見で、沖縄の選挙「基地の賛否の結果ではない」と言ってました。一方 ”アベノミクス選挙”と銘打って、誰も反対しない「消費税率アップ先送り」をテーマにした昨年の総選挙。全26ページの自民党公約集のうち安保関連は1/3ページ程度の小さなスペースにチョロっと書いただけなのに「公約に書いてあったでしょ!」「国民の賛意を得ている!」と強弁しています。典型的な詐欺商法ですね。寝言は寝て言えって話なんですが、昔”死んだふり解散”ってのがありましたが、どうやら昨年の総選挙は”寝たふり解散”だった模様。ご都合主義もここまで来ると腹立たしいのを通り越して唖然としてしまいます。
http://www.hatena.ne.jp/users/mz/mzponta/profile_s.gifmzponta 2015/07/29 15:10 結局、安倍ちんたちは都合の良いときだけ民意を持ち出して、都合の悪い民意は民意じゃない…とムチャクチャなことを言うてるんですよね。(こういう輩は、およそ民主主義を理解してないとしか思えないんですが、そんな人間が選挙という民主主義だけを利用して権力を維持してる…というのは、(政治)詐欺のような話だと思います)