南相馬のコメ汚染は原発のがれき撤去で付着 京大教授が証明
南相馬のコメ汚染は原発のがれき撤去で付着 京大教授が証明
南相馬市の2013年産米に放射性物質が固まって付着していた問題で、現地で調査を進めてきた京大大学院の小泉昭夫教授は17日、汚染源は13年8月の福島第1原発のがれき撤去作業中に放射性物質が飛び散ったものとの見解を発表しました。
同市原町区の土壌から高濃度のストロンチウムが検出されたことから結論付けました。
東電や国は、この種の訴えに対しては証拠が挙がらない限りは「認めない」・「否定する」、というのがこれまで一貫して取ってきた態度です。
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南相馬市の2013(平成25)年産米の一部に放射性物質が固まって付着していた問題で、現地で調査を進めてきた京大大学院医学研究科環境衛生学分野の小泉昭夫教授は17日、13年8月の東京電力福島第1原発のがれき撤去作業中に同市に放射性物質が飛び散ったとの見解を発表した。小泉氏は〈1〉シミュレーション結果 〈2〉粉じんの放射能の測定結果 〈3〉シミュレーション結果に一致する地点の土壌中からストロンチウムが高濃度で検出されている―ことを根拠にしている。
同市で開かれた汚染米の調査報告会で示した。
小泉氏は、南相馬市民らと共に、気象条件などを考慮して福島第1原発からの放射性物質の飛散を模擬再現。大気や土壌調査、セシウム137の予測値と実測値の比較を行ったほか、土壌中の放射性セシウムとプルトニウム、ストロンチウムを測定した。