100分de名著「人生の意味の心理学 アドラー 」岸見一郎

お役に立つかもしれないテレビ番組
100分de名著
「人生の意味の心理学 アルフレッド・アドラー」 岸見一郎
(NHK教育 水曜日午後10時から10時25分)
★再放送は翌週水曜午前6時から6時25分
...イメージ 1
20年ほど前に出会ったお勧めの心理学です。
心理学には興味があって色々かじりましたが、実際に役立つと思えたのは私の場合は、「親業」と「アドラー心理学」でした。
この心理学をご指導してくださったのがその第一人者である野田俊作先生。先生の講義を受けたくて大阪のアドラーギルドにも結構通いましたが、いつも人気で満室でした!!!
でも、学んだというだけで、あまり身についていません・・
これを機会にもう一度本も読んでみようと思います。
イメージ 2

アドラー心理学はよりよく生きるための実践の心理学。
自分のライフスタイルは、人生への意味付けと目的で変えられるというもの。そして、自分と他者への勇気づけの心理学です。
教育、介護、親子関係、対人関係、いろんなことに応用して使えます。

この心理学がどのように有意義かといえば、たとえば・・
フロイトが、戦争を体験して「人間には攻撃欲求がある」と結論づけたのに対して、アドラーの場合は「人間は仲良くしたいという欲求がある」と意味づけます。
フロイトの場合は「それじゃあ仕方ないね・・」で終わってしまうのに対して、アドラーの場合は「では、仲良くするためにはどうしたら良いか」という、次のステップへと進むことができるのです。
こういう考え方って良いですね^^。

そして、このアドラーの心理学は、すべての人は対等な関係にあるというところから出発しています。
「一緒に仲良く暮らしたいなら、お互いを対等な人格として扱わなければならない」と主張します。この発言、なんと、1920年代。
アドラーさん、時代の最先端を行く発言をしていたのです。

また、 過去に原因を求めるのでなく、目的が未来を変えると考えます。
不幸な体験も、それをどう意味づけるかによって、その後の生き方や行動は変わります。
一歩踏み出すための心理学。
劣等感を武器に自分を変えることのできる心理学でもあります。

自分のライフスタイルで重要なものは、遺伝と環境。そして、家庭や家族の価値観。
アドラー心理学ってヴォーリズの考え方とも似ています♪^^)
今回は、第一回目の講義からの要約です。
 詳しくはテレビとテキストでどうぞ!