参院新潟区で野党統一候補に森ゆう子氏
参院新潟区で野党統一候補に森ゆう子氏
安保法制の廃止と立憲主義の回復を求めるためには、来る参院選において自公候補の当選者数を減らすことが重要で、そのためには何よりもまず1人区において野党が統一候補一人に絞ることが必要です。民進党とその支持母体である連合の態度がなかなかはっきりしなかったために遅れましたが、ようやくまとまることが出来ました。参院選では森候補の当選を目指して野党6党が共同して戦うことになります。
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にしざわ氏は比例代表に
しんぶん赤旗 2016年4月28日
冒頭、市民連合の佐々木寛共同代表(新潟国際情報大学教授)が、▽戦争法廃止▽立憲主義の回復▽個人の尊厳を守ること―の3点を公約とすることで市民連合と6党が一致し、野党統一で参院選をたたかうことになったと紹介しました。
他の共同代表も「待ち望んだ日が来た。子どもの未来のため、心一つに頑張りたい」(ママの会・磯貝潤子氏)、「明日から“野合”との批判が出ると思うが、立憲主義を取り戻すためにたたかう」(金子修弁護士)、「野党の決断に結果を出して応えたい」(水内基成弁護士)と訴えました。
森予定候補は「市民と野党の思いを受けとめ、団結して子どもの未来のために全力を尽くす」と述べました。
6党代表も決意を述べ、民進党県連の大渕健幹事長は「思いは同じ。三つの公約実現のため、何としても勝ち抜く」と強調しました。
にしざわ予定候補は「市民連合の力が野党を動かした。自分の選挙のように頑張る」と述べました。
復興予算は真に熊本の復興のために使われるべき
熊本大地震に対して、23日にやっと現地入りした安倍首相が予告した通り、25日になってようやく激甚災害に指定されました。首相が現地入りした時点で被災者たちは「衆院補選を意識したパフォーマンスでしょう」と冷ややかな見方をしていました。
さらに予算の使い方に詳しい人たちは、激甚災害指定に伴って動かされる復興資金を役人たちが如何にして自分たちのポケットに収めるか、その仕組み作りに腐心したために指定に時間がかかったという見方をしています。
復興予算という名の国民の税金は、真に熊本の復興に使われて欲しいものです。
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被災者冷ややか 安倍政権“復興予算バラまき”熊本でも画策
日刊ゲンダイ / 2016年4月28日
「どうせパフォーマンスでしょ……」
政府が熊本地震対策として3000億円規模の補正予算案を組むことに対し、現地の被災者が冷ややかに見ている。安倍首相は「総力を結集し、復旧・復興に取り組みたい」と力説しているが、東日本大震災の時のように、我田引水の事業に官僚が流用したり、ゼネコンにバラまかれるのではないかと疑っているのだ。
河野防災相は26日、早速、仮設住宅約3000戸分の建設が可能になったことを国会で説明した。全半壊した3200棟分の住宅をカバーできるそうだが、現地に歓迎ムードはない。
「確かに車内や体育館より、仮設住宅の方が安全だし衛生的でしょうね。しかし、熊本県にはすぐに入居できる公営住宅が420戸もある。九州・山口も合わせると、8県で約3100戸あると聞きました。この地方は6月中旬に梅雨を迎えます。いつ完成するか分からない仮設住宅ではなく、公営住宅に入居したいです」(熊本県益城町の被災者)
■魂胆見抜き呆れる被災者
公営住宅の入居は熊本県住宅課の担当だ。県は被災者の住まい確保を急いでいるが、医療支援、インフラ復旧など対策が山積みで圧倒的に職員の人手が足りない。早急に人的支援をしなければならないのに、政府がドヤ顔で補正編成をブチ上げたのは、カネとモノさえ用意すれば事足りると思っているからではないか。“おにぎり本部長”こと松本文明内閣府防災担当副大臣が「救援物資は足りているのだから文句は言わせない」と熊本県職員にすごんでみせたのがいい例だ。
ジャーナリストの志葉玲氏が言う。
「安倍政権は補正予算を組むことで、被災地支援に向ける姿勢を示したいのでしょう。ただ、被災地が何を求めているのか理解していないと思います。私は東日本大震災の被災地を取材しましたが、仮設住宅はあくまで一時的な避難場所。夏は非常に暑く冬はとても寒い。なのに一度入居してしまったがために、経済的問題などで出るに出られなくなり、苦労している人がたくさんいます。3000億円という補正予算についても、ある程度、使途を決めるべきです。5年前から国が計上した復興予算30兆円のうち、2兆円を霞が関の官僚が流用し、9兆円が未使用となっています。きっと同じ道をたどるのでしょう」
安倍首相は23日に熊本入りしたが、ある被災者は「どうせ補選向けのパフォーマンスでしょ」と言っていた。すべて魂胆は見抜かれている。