こんな日本嫌いを、なぜ日本国民は総理にしたのか、とトランプは呆れただろう (兵頭正俊)

こんな日本嫌いを、なぜ日本国民は総理にしたのか、
とトランプは呆れただろう

兵頭正俊氏晴耕雨読」より転載
小泉進次郎が、TPPで「日本は約束を果たした。アメリカがどうなるか分からないが、日本はやるべきことをやる」と。
国を売った後に、このような強気の言葉が出てくるというのは、バカでなければよほど後ろめたかったのであろう。
日本を植民地として最終的に完成する。
奴隷国家日本で極楽の生活を描いていたジャパンハンドラーが、トランプ勝利にあわてている。
トランプの翻意を、安倍晋三を通じてやらせるということだから、小泉進次郎あたりにも檄が飛んでいるのだろう。
 
自公の政治家も、TPPが売国だとわからぬほどバカではあるまい。
あの稲田朋美でさえ昔はTPPの交渉入りについて「日本はつぶれる」「農業だけの問題じゃない。日本の文明、国柄の問題」「TPPは日本をアメリカの価値観で染めるということ」「TPPバスの終着駅は日本文明の墓場」と考えていた。
野田佳彦財務省勝栄二郎のポチになり、安倍晋三は、今井尚哉のポチになる。
対米隷属を戦略にする官僚が、国のトップを操る時代を、わたしたちは生きているのである。
 
安倍晋三は、トランプの「君子豹変」に期待している。
安倍における「君子豹変」とは何か。それは自分の保身のために国民に対して嘘をつくことである。
それが国や国民のためにならないことがわかっていてもメンツを捨てて判断する。
それが売国奴に求められる姿勢ということだ。
 
安倍晋三は、トランプとの会談で、自由貿易の大切さについて自分の考えを述べる、という。
最近の状況を見ていると、安倍晋三は完全にグローバル大企業のしもべになっている
グローバリズムについての問題意識は皆無のようだ。
 
選挙中に会ってまでヒラリーを支援していた安倍晋三が、手のひら返しでトランプに会う。それも就任前に。
トップとしての誇りも外交のセオリーもない。
この非常識な会談に、オバマ側から、小規模で、短時間で、絵もとらせるな、の申し入れ。当然だ。
トランプは、一番軽くて何でも聞く男に会うのである。
日本の御用メディアが、早速、ヨイショ報道。トランプは安倍だけに会うと。
「日本スゲー系」が起動している。
安倍の非常識な申し入れに、オバマが激怒。米国にふたりの大統領はいないと。
 
安倍は、TPPで再交渉に応じ、さらなる売国の約束をしたのだろう。政治家に大切な国民を守る気がないのである。
外務省に情報がなく、総理に見識がない。だから右往左往が続く。
昨日はヒラリー。今日はトランプ。トランプのご機嫌取りに、得意の売国
おそらくTPPで、さらなる売国の約束をして、TPP離脱撤回を頼んだのである。
こんな日本嫌いを、なぜ日本国民は総理にしたのか、とトランプは呆れただろう。
 
安倍晋三とメディアの手のひら返しが続く。ついこの前までのヒラリーヨイショが嘘のようだ。
トランプは、世界の指導者のなかで、もっとも軽い、何でもいうことを聞く男と会っただけ。相手にはしていない。安倍は、早速、機嫌取りに様々な売国を繰り返した筈だ。
新たなヘル日本が始まる。
 
麻生太郎が、安倍晋三とトランプは「波長合う」と。
この種の意見をバカテレビがしきりに流している。
相手の個性が強くなるほど、安倍が青菜に塩になる関係を物語っている。
特に相手が米国大統領になると、売国の貢ぎ物を繰り返してご機嫌取りに徹する。
今がそうだ。これを「相性が合う」というか。