「死ぬのはやつらだ」という安心感を持てる謎…

2017-04-26

「死ぬのはやつらだ」という安心感を持てる謎…

煽る、煽る、メディアは煽る…

忖度する、忖度する、メディアは忖度する…

朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)ネタが出てきたら、最大限忖度して視聴者を煽る…


アメリカがシリアを空爆したとき、官邸関係者は

「シリアで神風が吹いた。世論の関心をようやく昭恵夫人から離すことができる」(dot.

…と言ったんだけど、朝鮮とアメリカの緊張が高まっていることについて官邸スタッフも…
北朝鮮情勢が緊迫してきてから、安倍さんはすっかり元気になって、『ツキがまわってきた』と側近たちに話しています。『安保法も集団的自衛権もやっておいてよかっただろ。シナリオ通りだよ』とも」(週刊現代:5月6・13日号)
…と言っておりまして、でんでん安倍くんは朝鮮とアメリカの緊張の高まり」を「ツキ」と表現してはります


これは要するに、でんでん安倍くんが「日本周辺での緊張」を慶事に受け止めてる…ということであると同時に

実はでんでん安倍くん自身は「緊張」をでんでん深刻な問題だと受け止めてない証拠でもある…

夫婦そろって盛大な花見しとったがな…)


それなのに、市民に対してはこんなギャグみたいなマニュアルを公開して煽ってる…(つもりなのか、これ…↓)

http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mzponta/20170425/20170425225119.jpg

でもやっぱり、でんでんくんは本気で心配してないから(=安心してるから)呑気にロシアに行く…

(素朴に考えて、今、このタイミング(=国会開会中)でロシアに行く用事なんかないやろ…)

だからぼくたちは、そんなでんでん(夫妻)の振る舞いを見て安心していればいいんだよ

とぼくは思ってます


ところで、「(北)朝鮮とアメリカの緊張」の話がメディアで煽られる際には

きまって「北朝鮮からミサイルが飛んでくる」という局面から話がスタートするんだけど

朝鮮は「アメリカが先制攻撃しない限りは」日本にミサイルを飛ばしてくる理由なんかなく

「(北)朝鮮からミサイルが飛んでくる」のは「アメリカが先制攻撃をしたら」という不可欠の前提がある…

のでありまして、そこをすっ飛ばして「(北)朝鮮からミサイルが…」という話からスタートするのは

反則である…と言うておきましょう


ちなみに、「アメリカが朝鮮に先制攻撃」という日本にとっては恐るべき事態に至ることを、なぜか深刻に受け止めない…どころか、どこかでそれを歓迎する心理を抱く人がチラホラといるようですけども↓

茶店とかで外食してると、普通に北朝鮮との戦争の話題が聞こえるようになった。ミサイル落ちてこねーかな一発くらいなんてのも、アメリカさんがさっさと始めねーかなとかなんてのも耳にする。つまりもう最終コーナーはとっくの昔にまわりおわって、もうゴール(スタート)ライン直前なのよね。寸前。
(↑ひとさまのtweetより)

アメリカが朝鮮を先制攻撃した結果」、朝鮮から日本にミサイルが飛んできたならば

それを全部迎撃する…なんてことはできるわけもなく

そんなことになれば、どこかの誰かが死傷することになるのは確実
…で

それはアナタかも知れないし、アナタの愛する人であるかも知れない…(し、もちろん、ぼくかも知れない…)

そういう(避けがたい)現実があるのに「アメリカが先制攻撃してくれないかな…」と考えるのは

余りにも「現実離れ」してると思います

(なぜなら、「現実」とは「(自分にとって)不都合なことは起こらないだろう」という、 根拠のない楽観を抱くことではないからです)


また、仮に「アメリカが朝鮮を先制攻撃しても」朝鮮から日本にミサイルが飛んでこなかった…としても

朝鮮と接する韓国は間違いなく甚大な被害を被るだろうし、

その甚大な被害を「在韓日本人だけ」が避けられるはずもありません

(そして、言うまでもなく、「アメリカの朝鮮先制攻撃」で確実に甚大な被害を被るのは朝鮮(の人々)です…)


そういう想像力が働かず、「死ぬのは(自分たちではなく)やつらだ」と勝手に決めつけて

呑気に「アメリカの先制攻撃」を期待する…なんてのは、あまりにも非現実的かつ好戦的態度でありまして

そのような非現実的好戦的態度こそが、国を破滅に導くことになる…

なんてことは、この国の近現代史を振り返ればすぐにわかるだろう…と思うところです