「ほ」の字の教育 (金曜トークサロンより)

昨日は、奈良では有名なマリンバ奏者、松本真理子さんの金曜トークサロン
多方面で活躍されている方をゲストにお招きしての対談
人生の学びの場、未来のためのヒントにも・・

昨日は,公立小中学校の教師から私学幼稚園の園長になって活躍中の竹内美千代園長74歳のお話だった。
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はじめに
「私たちの幼稚園の園児とは・・2歳半から74歳まで」と度肝を抜く発言
 「共に育ちあいをしています」と。

この幼稚園の園児と先生は、「命令、服従の縦の関係」でなく、
「共に学び合う仲間としての横の関係」のようで好ましく思えた。
お話からも、園児を一人の人間として尊重されている様子が伺えた。

子供たちが初めて出る社会が幼稚園なので、校舎や園庭だけでなく、人的、文化的にも配慮した教育環境を提供されているとのこと。

この幼稚園の教育方針は、幼児のためばかりでなく「私たち」にも活用できる内容、いわば「人間活性化装置」のように思われてメモをとった。

<『ほ』の字の教育>
①ほほえみ 自分にも他人にもほほえむ心を
②ほめて育てる (ほめるというより、良いところを見つける)
③ほんもの(本物)に出会わせ、感動を呼び込む
④ほん(本)を与える、読み聞かせ
⑤ほこり(誇り)をもたせる⇒人格を認める
⑥ほんき(本気)で取り組む

 
 こうして、(子供たちに)多方面の楽しみを教え、
(体操、絵本、茶道、絵画、語学、器楽合奏、和太鼓、野菜作り、料理など) その道の本物に出会わせることで、感動を共にし、喜んでもらう。
(茶道は、お茶碗まで自分で作らせる) 
また、練習してできるようになったら、発表の場を設けるようにする
これは幼稚園児だけでなく、誰にでもあてはまりそうだ。
様々な体験視野を広げてくれるし多方面の愉しみは人生を豊かにしてくれる。
ほほえみ返し、いつもにこにこ、本物に出会う、本を読む、誇りを持つ、
本気で取り組む・・大人だってこうありたい。

そして、
自分の好きなことや愉しみがみつかったら、今度は、それを発表する場を・・
このフォローがすばらしい。
自分の取り組みや努力を他の人に認めてもらえることで、どれだけ励みになり、自信がつくことだろう。

*(家も学校も)花と歌と本があれば良い
* 出会いは宝物
こんな言葉も心に残った。

パワフルな74歳の園長先生に圧倒された2時間。
「出会いは宝物」
そんな気がした豊かな内容のトーク
最後はみんなで「友だちはいいもんだ」と「ふるさと」を合唱。
ここは松本真理子さんの指揮とパワーで、
会場の人たちの心が一つになり、歌の力を感じさせられた。
「花と歌と本があれば良い」
これもまた名言だったと思う。

残しておきたい内容だったので、こちらに公開させていただきました。
長い文章を読んでいただきありがとうございました。