「NHKスペシャル スクープ・ドキュメント 沖縄と核(2017.09.10放映)」の完全録画版(49分54秒)と完全書き起こしの紹介
- 核ミサイル 沖縄で1959年誤発射 「爆発なら那覇は吹き飛んでいた」
10日、NHKは「NHKスペシャル スクープ・ドキュメント 沖縄と核」を放送しました。その中で1959年当時で既に1300発の核兵器が沖縄に配備されており、同年の6月19日に、核弾頭を搭載したミサイル(ナイキ・ハーキュリーズ)が誤って発射されていたことを報じました。
たまたま水平に置かれた状態で発射されたために、核弾頭は爆発せずに沖合の海に着水し、のちに米軍によって回収されました。
搭載された原爆の規模は20キロトンTNTで、広島に投下された原爆(15キロトン)を上回っていましたから元米兵の言うとおりです。
記事のURLは下記の通りです。
なお、同番組のナレーション部分の完全書き起こし版が、「晴天とら日和」の末尾に掲載されています。
これは「晴天とら日和」氏がビデオから聞き取って書き起こしたもので、文字数で約10,050字の大作です。(長文で引用できないので直接原文をお読みください)
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沖縄タイムス 2017年9月12日
米軍統治下時代に核ミサイル「ナイキ・ハーキュリーズ」が配備されていた米軍那覇サイト(現・那覇空港)で、1959年6月19日、核弾頭を搭載したミサイルが誤って発射されていたとNHKが10日、報じた。爆発はせず、那覇沖合に着水したミサイルは米軍が回収したという。沖縄タイムスは事故発生翌日の紙面に、米軍発表として「ミサイル発射寸前に発火」と誤発射を報じているが、米軍から「核弾頭搭載」との広報はなかったとみられる。
「NHKスペシャル 沖縄と核」では、当時、整備担当の元米兵の証言として「核弾頭は搭載されていた」「発射に備える訓練中に兵士が操作を誤り、ブースターが点火した」「核爆発を起こしていたら那覇が吹き飛んでいた」との内容を放送。
翌20日の沖縄タイムス紙面では軍司令部情報部の発表として「ミサイルが水平状態で一部発火、その発射火薬で操作員一人が即死、他の五人が負傷した」としているが、核搭載との情報はなく「事故原因はまだ分からない」との記述にとどまっている。
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