危機感が胸に迫る思い
「万感、胸に迫る思い」なんだってよ
・現在の提案主体による既存の獣医師養成ではない構想が具体化すること。
・獣医師が新たに対応すべき分野における具体的な需要が明らかになること。
・既存の大学・学部では対応が困難なこと。
・留意事項として近年の獣医師の需要の動向も考慮して全国的見地から検討がされること。
http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mzponta/20171110/20171110224720.jpg
…という、誠に率直な指摘がなされてる通り、どない見ても
「既存の大学・学部でも対応が可能」なことさえでけへんのやないのか?
…というレベルであって、おまけに、じきに定年を迎えるほどの高齢の教授陣が多いために…↓
http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mzponta/20171110/20171110225149.jpg
新入生が卒業する頃には、教授の1/4が交代する…という、
「既存の獣医師養成ではない構造」になってるから、
こんなん、どない考えても国家戦略特区の目的外使用になっとるやないか…
(こういうのを、「権力の乱用」って言うのよ)
このたびの、認可答申報道を受けて、でんでん首相のお友達である加計学園の理事長が
「万感胸に迫る思い」というコメントを出しとるんやけど
とうとう、日本は「権力者のナンデモアリ」がここまで来てもうたか…と、
僕は別の意味で「危機感が胸に迫る思い」でおります…
※NHKのニュースによると、大学設置審議会に出席していた文科省の担当者が
「4条件は特区での検討事項であり、この審議会では審査しない」と繰り返し説明した…ということで
最終的に「最低限の設置基準は満たしているという結論に至った」とのことですが
「最低限の基準を満たしただけの最低限のレベルの獣医学部」をつくったところで
もともとの出発点であった「国家戦略特区を利用した獣医学部新設の目的」は達成できないのだから
文科省の言ってることはまったく理屈が通りません
(こんな無理筋を通してくる役所が教育行政を担当してる…なんてのも
やっぱり「危機感、胸に迫る思い」やで…)