好きなものだけ作る「手抜き&節約おせち料理」

夫が亡くなってからは、関東で仕事をしている長男が
「これからは、ぼくがおせちの味見をする役目だね」と
必ずお正月にはおせちを食べに来てくれる。

一人暮らしになって、仕事も年末ぎりぎりまであると
ちょっと面倒に思うこともあるけど
毎年味見に帰ってくる長男の気持ちが嬉しく
下手ながら自分で作っています。

3人分を、買うと2万~3万円。
でも、自分で作れば良い材料でもっと安くできるし・・・
無駄なものは買わない。作らない。

好きなものだけ手作りするので、お金も時間も節約できるし、
すぐになくなるのも嬉しい。
節約した分で、フグなどの鍋料理をリッチにもできます。

これは3年前。あれこれ作ったり買ったりして揃えても、
高い棒たらや昆布巻きは残るし、なますは私の分だけで十分でした。
 
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これに、お雑煮や、茶わん蒸し、鯛の塩焼き、エビの塩焼き、お刺身など。
晩は鍋物のワンパターンです。

今年は子どもたちの好きなものだけ作りました。
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次男が「おせちじゃなくてお菓子だね」とからかう黒豆ゼリーと
 きんとん風(味はモンブラン風)?
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黒豆は食べてくれないし、煮汁も捨てるのはもったいない・・
そこでアガー(寒天)で煮汁ごと固めたのが黒豆ゼリー
甘みを抑えて黒砂糖であっさりした味付け。
デザート代わりに食べられるので、すぐなくなります

きんとんも市販のは甘すぎて食べにくいし取りにくい。
無水鍋でじっくり焼いた焼き芋(甘みが増します)裏ごし。
サツマイモの甘みで砂糖なしでも大丈夫
ココナツクリームを加え、甘みが足りなければメープルシロップを少し足します(小鍋で練って作ります)
次男はモンブランケーキの上だけみたいな味♪と結構お気に入り。

サツマイモの裏ごしと、ココナツクリームの残りは小鍋にいれてゆるゆるにすると
サツマイモ汁粉に。冷すとアイスクリーム風。これも甘みはお好みで・・。

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エビの塩焼き
市場のおじさんから作り方を教わって、それからは我が家の味に。
大きな天然エビを選んで串を通し、エビが入る鍋で軽く塩茹で。
熱を通してあるので、あとはさっと焼くだけ。
焼き立てをレモンを絞っていただくと美味しい。
串はうっかり口に入れると危険なので外して出します。
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クルミと白ごま入りのごまめ(クルミが入ると香ばしくて美味しいです)
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伊達巻は止めて、自家製卵焼きに。
紅白蒲鉾は茶わん蒸しとお雑煮にも使うので買います。

鯛は大きな鯛は高いので、天然鯛の25センチ程のを買って尾頭付きで自宅で焼きます。一人一匹、焼きたてを食べられるので子どもたちには好評^^
焼いたのを撮り忘れたので・・冷凍の鯛で、失礼しますー(^_^;)
(生協で300円ちょっと、3人分でも1000円ほど)
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今年の煮物は里芋とたけのこはそれぞれに別に煮て、それ以外は筑前煮風に。
煮物は家族全員が好きです。
時間がある時は手綱こんにゃくとか丁寧に形も切りましたが・・(^_^;)
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もち米蒸し団子
この中にいくつか、ウズラの卵を隠して入れます。
入っていれば~当たり~♪
今年は良いことあるかな?と、中国のお正月料理、おみくじ餃子の真似です。
コインを入れるのは抵抗があるのでウズラの卵に。
中国では飴とかピーナツとかも入れるそうです。

自分で作ってみて、一番美味しかったのは・・松前漬
今年はブロ友さんから教わって・・oribeさん風に・・。
長男が好きなので毎年作ります。
松前漬け用の昆布セットがあれば簡単。
昆布を水につけておいた時間が長かったので、柔らかく仕上がりちょうど良い味つけでした。

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<入れもの>
ユーラシアバザールで買ったロシアの伝統的工芸品「ホフロマ塗り」
なぜかおせち料理の器に似合うと思うので、ちょっと紹介。

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なますは、少量なので、デコポンなど大型のかんきつ類を切って容器にしています。

お正月もあっという間で、私も息子ももう仕事。
でも1年に一度、長男も来て一緒に食卓を囲むお節は、私には貴重なひととき。
たった2日ほどだけど「好きなものお節」は、毎年作りたい。
でも、それには私が健康でいることが条件ですね。
今年も健康に気をつけなくては…と思っています。

長い記事にお付き合い、ありがとうございました。