やっぱりどんなもっともらしい理論やきれい事や甘えた理屈を並べ立てても原発は手放すべきだ。 今回の豪雨災害は本当に大変な状況だ。 by原発避難者の叫び

イメージ 1

食べ物や飲み水も徐々に現場に届けられ、炊き出しも始まると思う。水害で被害にあった畑の作物も使えそうなものは洗って料理に使うこともできる。
みんなが現場で支え合って生を組み立てる可能性は残っている。
でもね、原発事故が起きて放射能が降ったらそれが全てできなくなる。東日本大震災原発事故について福島県人の一部からも「今や線量も東京と変わらないし、全く問題ない」みたいな発言を聞くことがあるけれど、何を言ってるんだと思う。
3.11の原発事故では本当に本当に奇跡的に風向きが陸から海に吹き、放射能のほとんどが陸に降らなかっただけの事だ。
そんな奇跡は原発事故とその後の営みのなんの判断材料にもならない。
真実の話をしよう。
地震が起きたら鉄道も高速道も一般道もトンネルも裏道もそこらじゅうで寸断され、まともな避難はできない
多くの国民が地震が起きてもなぜか鉄道も道路も電気も機能してて、その導線を使って避難するイメージを持っているが、
まずそのイメージは妄想だったと気づかされる。
そして原発事故。
福島第一原発事故の時に海側に吹き流れた90%以上の放射能は丸々僕らの上に降り注ぐだろう。あの時僕の友人がそうだったように、1時間後くらいから鼻血を出す人が急増し、人々はものすごい緊迫感と恐怖に叩き落とされる。福島第一原発と違い、原発を中心に被曝範囲が内陸に半径200㎞近くに達するので、放射能被災地が広すぎて救急も消防も自衛隊もだれも救助にやって来ない。
もし救助隊が来ても彼等自体が急性被曝をし鼻血を出して活動できない。
飲み水も田畑に残った作物も高濃度に汚染されるので炊き出しで使えない

とてつもない数の人間と大地が汚染され、人々は慰め合って残された時間の中で死ぬだけだろう。
原発事故さえなければどんな災害も人々は協力し乗り越え、時の流れの中で喜怒哀楽の日常を取り戻すことができる
3.11後、様々な自然災害のメッセージをこれだけ受けても、原発を再稼働させることに加担する人間は国民と国土を滅亡させることを何とも思ってない、金と引き換えに自分の魂を悪魔に売リ渡した人間なんだと僕は思っている。
記事は、福島県から奈良に避難した高名な彫刻家、安藤栄作さんによる文章です。
短足おじさん様からの転載