中村敦夫さん尊敬!彼の朗読劇『線量計が鳴る 元・原発技師のモノローグ』図書館でリクエストしてください。

俳優以外の中村敦夫さんの活動をご存知ですか。
有名な「木枯し紋次郎」だけでなく、政治家、ニュースキャスター、作家、日本ペンクラブ理事・環境委員・・と驚くばかりの活躍です。

彼は福島県で育ちました。いわき中学、いわき高校の出身です。
事故以前から、原発の危険性について訴えていましたが、それが本当に起きてしまった衝撃。
「一から学び直す必要がある」と感じ、本で読むだけでなく、福島はもちろん、チェルノブイリ原発のあるウクライナを訪問、キエフ放射線研究所や被ばくした村を回り・・と、実際に現地に飛んで取材。 
2011年の原発事故以来、どうしたら、原発の危険性を知ってもらえるか?
試行錯誤するうちに考えついたのが朗読劇でそうです。
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原発のある土地で生まれ育ち、原発技師として働き、原発事故ですべてを失った老人の独白を表現。その語り言葉を福島の方言に置き換えたとき、このドラマは予想を超えた迫力を生むことになる。
普通なら一カ月もあれば書ける脚本を、3年かけて練り上げた。そうして、2016年(平成28年)11月、福島県喜多方市において、朗読劇「線量計が鳴る」の初公演が行われたのである。」
一人で道具を背負い、日本各地で上演。

「東北弁で語られる原発の真実の話に「学びと興味」があいまって、公演は各地で満員御礼。
公演情報は後に記しますが、ご覧になれない方は、彼の本をぜひお読みください。できれば図書館にリクエストしていただけると他の方にも読んでいただけます。
原発事故について実によく学ばれ、わかりやすく解説、原発推進の愚を鋭く批判。後半では、原発の利権にしがみつく政治家や官僚、御用学者らを批判しています。多くの方に読んでいただきたい本です。


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以下、東京新聞の記事と彼の公演日程、本の紹介を・・。

福島第一原発事故をテーマにした朗読劇「線量計が鳴る」を全国で演じている俳優で元参院議員の中村敦夫さん(78)が二十四日、立川市内での上演に先立って本紙の取材に応じた。自ら制作した劇を、ライフワークとして続けている理由を「表現者たった一人でも事実を言わなきゃならないでしょう」と語った。 
 中村さんが朗読劇を始めたのは二〇一六年。戦時中に福島県いわき市疎開した経験から「小中学校を過ごしたあの福島で、あの景色の中で起きたということに衝撃を受けた」と振り返る。

 中村さんは、全国で朗読劇を上演するたびに、原発に対する市民のいら立ちや怒りを感じるという。「未来の福島」を見ようと、一二年にチェルノブイリ原発事故のあったウクライナ旧ソ連)を訪問した際、がんなどに苦しむ現地の人たちを見たことからも「国が今、言っていることがうそだと分かる」と指摘する。

 北海道地震では道内全域に停電が広がったが、「停電になるから原発が必要」との意見が出ていることを危惧(きぐ)し、「泊原発の真下が震源地だったらどうなるのか、というのが本当に心配する(べき)ことのはず」と話した。

 上演は二十四日で四十二回目。市民団体「日の出の森・支える会」主催で、立川市の女性総合センター・アイムで約二時間演じた。

 劇の主人公は、年老いた元原発配管技師の男性。線量計の鳴る音とともに、男性役を演じる中村さんが「原発の町で生まれ育ち、原発で働き、そして原発ですべてを失った」と語り、後半では、原発の利権にしがみつく政治家や官僚、御用学者らを批判する内容だ。

<なかむら・あつお> 東京都出身。戦時中、福島県いわき市疎開し、高校一年の途中まで過ごす。俳優としてテレビドラマ「木枯し紋次郎」などに出演。一九九八年に参院議員に初当選し、〇四年まで務めた。朗読劇「線量計が鳴る」は、茨城、神奈川両県や大阪府などでも上演を予定。

中村敦夫のライフワーク
朗読劇「線量計が鳴る」の全国上演
原発の町で生れ育ち、原発で働き、原発事故ですべてを奪われた。
これは天命か、それとも陰謀か?老人は、謎解きの旅に出る。
ー内容についてー
形式
一幕四場の出演者一人による朗読劇。
元・原発技師だった老人の独白が展開されます。
二場と三場の間に十五分間の休憩。
それを入れて、計二時間弱の公演です。
背景にスクリーンがあり、劇中の重要なワードなどが、
映写されます。
物語
一場
原発の町で生れ育ち、原発で働き、そして原発事故で
すべてを失った主人公のパーソナル・ヒストリー(個人史)
二場
原発が作られ、日本に入ってきた事情。
原発の仕組み。福島事故の実態。
三場
主人公のチエルノブイリ視察体験。
被曝による医学上の諸問題と現実。
放射線医学界の謎。
四場
原発を動かしている本当の理由。
利権に群がる原子力ムラの相関図。
 
 2018年12月2日(日)八王子公演(東京都)
14時開演
北野市民センター8階ホール
前売1500円 当日2000円
(障がいのある方、および高校生以下は無料)
主催:八王子市民放射能測定室 ハカルワカル広場
チケットの申し込み:電話、メールでハカルワカル広場へ
TEL042-686-0820
[開室]火~金曜日10時~15時、土曜日10時~12時
メール:hachisoku@gmail.com
 
2018年12月6日(木)奈良市公演奈良県
18時30分開演
ならまちセンター市民ホール
全席自由
前売1500円
当日2000円
1000円(避難者、障がい者、中高生)
*小学生以下は無料
*定員300に達したときは、当日券は販売できないことがあります。
主催:中村敦夫線量計が鳴る」奈良実行委員会
お問い合わせ・ご予約は「さよなら原発なら県ネット」(榎本)
メール nara_sayogen@yahoo.co.jp
TEL 090-4281-6847
FAX 0745-78-6996
 
2018年12月7日(金)大阪市公演大阪府
19時開演
大阪市立旭区民センター小ホール
前売り 1500円
主催:「線量計が鳴る」大阪実行委員会
お問い合わせ・ご予約
FAX 06-6741-8012
メール info@fanto.org
予約専用電話 090-8146-1929
 
2018年12月16日(日)鎌倉市公演(神奈川県)
19時開演
鎌倉生涯学習センターホール
全席自由席
前売:2000円 当日:2500円
*前売り券が完売した場合は、当日券はございません。
チケット取扱店:島森書店、たらば書房、松林堂書店、ソンベカフェ、
カフェテリアまいんど
主催:中村敦夫ひとり語り・「線量計が鳴る」上演実行委員会
予約・問合せ:080-5035-7168(小堀)
 
2018年12月22日(土)江南市公演(愛知県)
13時30分開演
永正寺本堂
全席自由席
チケット 2000円
主催:尾張芸術文化懇話会
お問い合わせ
永正寺 0587-56-2584
 
2019年
2019年1月11日(金)仙台市公演(宮城県
13時30分開演
法運寺
仙台市若林区連坊2-8-10
仙台市営地下鉄東西線 連坊駅 西1出口より徒歩2分
主催:朗読劇「線量計が鳴る」仙台実行委員会
問い合わせ:080-9639-2691(服部)
*詳細は、わかり次第お知らせ致します。
 
2019年1月19日(土)北区王子公演(東京都)
14時開演
王子北とぴあペガサスホール
チケット2000円(全席自由)
*チケット希望者は、以下の郵便口座にチケット代金をお振込み下さい。
確認後、チケットを郵送致します。
〈振込先〉
●郵便振替
郵便振替口座
番号:00260-7-108912
名義:ふくしま支援・人と文化ネットワーク
 
2019年2月23日(土)京都市公演(京都府
14時開演
京都教育文化センター
*詳細は、わかり次第お知らせ致します。
2019年3月9日(土)金沢市公演(石川県)
18時開演
21世紀美術館シアター21
*詳細は、わかり次第お知らせ致します。
2019年3月16日(土)可児市公演(岐阜県
時間未定
文化創造センター・アーラ
*詳細は、わかり次第お知らせ致します。
2019年3月24日(日)富山市公演(富山県
時間未定
富山県民共生センターサンフォルテ
*詳細は、わかり次第お知らせ致します。
2019年3月30日(土)札幌市公演(北海道)
午後~
札幌エルプラザ3F大ホール
*詳細は、わかり次第お知らせ致します。
2019年3月31日(日)岩内公演(北海道)
午後~
共和町ホール
*詳細は、わかり次第お知らせ致します。
2019年4月17日(水)杉並公演(東京都)
時間未定
杉並公会堂小ホール
*詳細は、わかり次第お知らせ致します。
2019年4月20日(土)室戸市公演(高知県
室戸健康大学授業内
10時~
ニューサンパレスむろとジョン万ホール
*詳細は、わかり次第お知らせ致します。
2019年4月21日(日)高知市公演(高知県
高知健やか塾
時間未定
高知市
*詳細は、わかり次第お知らせ致します。
この他、十数都市で、上演委員会設立が準備されています。
決まり次第、日程を発表しますので御期待下さい。
 
 中村敦夫の本

著『憲法についていま私が考えること』

いまこそ、憲法と平和について話そう。
特定秘密保護法強行採決以来、安保関連法、共謀罪強行採決……加速する改憲問題の行く末は―? 44名の作家が考える、この国のこと、私たちの未来のこと。
  喜劇「流行性官房長官
  ー憲法に関する特別談話ー 中村敦夫
  単行本 – 2018/9/21発売
  日本ペンクラブ
2018/6/10付けの「毎日新聞」に朗読劇の記事が掲載されました。
【俳優・中村敦夫78歳の挑戦(その1) 舞台から「原発」問う】ネット版・有料記事
 https://mainichi.jp/articles/20180610/ddm/001/040/162000c
【俳優・中村敦夫78歳の挑戦(その2止) 未来見つめる表現者ネット版・有料記事
 https://mainichi.jp/articles/20180610/ddm/010/040/163000c
http://www.monjiro.org/wp-content/uploads/2018/11/416lebXZdZL._SX338_BO1204203200_.jpg
原発の技術と問題点、被曝の危険性、福島第一原発事故の実態など、原発の基礎から今日の課題までを、分かりやすく伝える朗読劇。
『さらば、欲望の国』
 中村敦夫
欲望の大国から、環境立国へ! 現在の日本・世界が抱える様々なテーマを入口に、その構造を突き詰める。地球の限界についての認識と、社会やライフ・スタイルの転換を熱く提唱する。

同志社大学院での講義録(2007〜09)を修正、加筆した。熱中授業の紙上再現版。人類は「戦乱拡大」「環境破壊」「人口爆発」「経済崩壊」という四面の壁に囲まれ、先の見えない闇の中にいる。「近代と近代経済学」は終わったことを証明し、新しい時代の哲学の必要性と価値観の転換を説く。 中村が、「自分の生きた時代と世界の本質」を総括するために取り組んだ力作。
『いまこそ私は原発に反対します。』
 日本ペンクラブ有志
私たちは福島原発事故をどのように受け止めたらよいのか? 浅田次郎あさのあつこ玄侑宗久竹下景子俵万智萩尾望都ら51人が、小説、詩、エッセイ、評論で心奥を表現。
『暴風地帯』
 中村敦夫
僧侶・法舟が訪れた銚子の町で、地上65メートルの風車に吊された、若い女性の全裸死体が見つかった。同時に、女性の属する組織の男が行方不明に。発電利権を巡る争いか? 元捜査一課長・法舟が、犯人像に迫る!
『ごみを喰う男 』
 中村敦夫
ゴミ、産廃問題を下敷きに描く社会派推理。現場調査を重ねた意欲作。 ゴミを通して現
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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