電磁波の影響で起こる体の不調と対策
身近にある電磁波を発生させるもの
電磁波は私たちの身の回りに常に発生しています。
電磁波には周波数といって、1秒間に繰り返す電波の波があり、これが高いほど体に与える影響は高いとされています。
ただし低周波であっても、長時間それを浴び続けていれば問題となります。
基地局や送電線施設から50m以内の範囲内に入ると影響を受けるため、300m以上離れた場所に住むことが望ましいとされています。
ACアダプターは電磁波が強いため、これを使っている電気製品には注意が必要です。
これらの電気製品は、低周波ですが長時間直接体に触れる状態で使用するため、影響を受けやすくなります。
さらにパソコンも長時間の使用をする場合には、同じように注意が必要となります。
電磁波は頭部に大きな影響を与えるため、携帯電話やドライヤー、電気シェーバー、電動歯ブラシといった製品も、長時間使用しないよう注意しましょう。
電磁波が体に及ぼす影響
VDT症候群
VDTとは、ビジュアル・ディスプレイ・ターミナルの略で、パソコンのディスプレイなどを長時間見続けることで、目や体、さらに心的な症状が出る病気のことで、IT眼症ともいわれます。
目の痛みやかすみ、肩こりや腕の痛み、イライラしやすくなる、また不安感や疲労感などのうつの症状が起きることもあります。
電磁波過敏症
アレルギーの一つと考えられている病気で、頭痛や疲労感、イライラする、不安になるといったことから、めまいや吐き気、皮膚に発疹が出る、目が乾くなど様々な症状があります。
病院に行っても原因が分からないことが多く、今までそのような症状がなかったにもかかわらず、引っ越しをして新しい家に住み始めてから急に症状が出るといったことがあります。
化学物質過敏症
家の新築やリフォームで使われたペンキや殺虫駆除の薬剤、排気ガスやタバコの煙、仕事で使う薬剤に長期間接することなどにより、体の不調が続く病気です。
体の疲れを感じる、風邪の症状がなかなか治らないなど、他の病気との区別が付きにくく、心身症と診断されることもあります。
慢性疲労症候群
原因が分からない疲労感が、6ヶ月以上続き、日常生活に支障が出る病気です。
微熱や頭痛、筋肉痛、不眠過眠など睡眠障害や睡眠不足などの症状が続きます。
休んでも症状が改善せず、検査をおこなっても原因が分からない場合に疑われる病気です。
電磁波は繰り返し浴びることで、体の中に届くため、細胞が傷つけられ、遺伝子の損傷やがんの発生するリスクが高くなるとされています。
ただし一般的に電磁波と呼ばれるのは、人工的に作られた体に影響を与える存在のことです。
自分の体の不調が、電磁波の影響から来るものであれば、まずその影響を受けないようにすることから始めましょう。
電磁波の影響を受けないようにする方法
電磁波というと家電の影響を考えがちですが、実は一番電磁波が高くなるのは、外部から電気を引き込んでいる分電盤までの電線です。
この電線は長時間過ごすことになる寝室やリビングから遠ざける必要があります。
もしくはアースを設置することで、電圧による電界を抑えることが可能です。
さらに低周波であっても、電磁波を発生させる家電は長時間使用しないことが必要です。
パソコンの場合は、モニターから70cm以上離れて使用することも必要です。
電気暖房器具の場合は、電磁波対策をされている製品を選ぶことでも電磁波を防げます。
電磁波の影響を予防する方法
電気を使う限り、電磁波の影響を全く受けずに過ごすことはほぼ不可能です。
電磁波対策として電磁波エプロンがありますが、電磁波を発生させる家電が複数ある場合は、電磁波が反射し合うため完全には遮断できず、安全性は高くありません。
すぐに始められる電磁波予防対策としては、以下のものがあります。